原発事故の影響で、避難区域以外の福島県の自治体から全国に避難している自主避難者について、今後も元の地域に戻ることは難しく移住や避難先での定住を検討している人が74%に上り、中には、いったん福島に戻ったものの、再び避難しているという厳しい決断をした人もいることがNHKが行ったアンケートで分かりました。 原発事故の影響で、国が居住などを制限するために指定した避難区域以外の福島県の自治体から県外に避難している自主避難者は、少なくとも2万5000人に上っています。 NHKでは、事故から3年になるのを前に、全国にある自主避難者の支援団体などを通じて、アンケートを行い、307人から回答を得ました。 その結果、今後の生活拠点をどこにするのか尋ねたところ、「もともと住んでいた地域」が26%だったのに対し、「今、避難している地域」が59%、「全く新しい地域」が15%で、今後も福島県に戻ることは難しいと考え、