ヨーロッパ最大のハッカーグループで、ドイツ・ハンブルグに拠点を置くChaos Computer Club(CCC)は、同グループの生体認証ハッキングチームがiPhone 5sの指紋認証「TouchID」を突破することに成功したと発表した(CCCのニュース記事、 Parity Newsの記事、 本家/.)。 方法としては、CCCのStarbug氏が9年前に解説している手順そのままだ。ただし、Starbug氏によると、iPhone 5sの場合は解像度を高くする必要があるとのこと。まず、コップなどに付着したターゲットの指紋を2,400dpiで撮影。画像を反転したら、トナー濃度を高くしたレーザープリンターでOHPシートに1,200dpiで出力する。あとは木工用ボンドやラテックスを印刷部分に塗りつけ、乾いてから剥がして指紋を写し取れば完成だ。これをセンサーに押し当てることでロック解除が可能となる。