農水省の井出道雄事務次官は24日の記者会見で、全国的な長雨や日照不足による農作物への影響について「(北海道・東北地方で)1993年のような著しい低温は回避できた」として、8月に入って天候が回復しているため、コメが記録的な不作でタイなどから緊急輸入した93年と同様の事態には至らないとの見通しを示した。 井出次官は野菜に関しても「天候回復で収穫作業が進み、市場価格は徐々に落ち着きを取り戻している」と指摘した。 【関連ニュース】 ・ 野菜小売価格を緊急調査=ニンジンなど8品目 ・ 「規格外」野菜、5年ぶり出荷も=価格安定へ検討 ・ 食料自給率41%、2年連続で上昇=価格高騰の大豆など輸入減-08年度 ・ ダイエー、6日に「野菜大放出セール」=じゃがいもなど大幅値下げ