結城さんの、「ソフトウェアは、私たちの想像よりもずっと複雑」を読んで。 http://www.hyuki.com/d/200606.html#i20060616093839 本を書く、という行為の中で結城さんが至った一つの結論は、執筆活動は章立てや理論的なブレークダウンで進んでいくのではなく、「具体的な本文を書き出す」ことが、必要だ、ということ。以下、引用。 本全体のテーマを決める。つぎに各章の内容を考える。全部の内容が決まったら、さらに詳細な内容を考え、節ごとにブレークダウンする。全体の節が出来たところで、いよいよ本文を書き始める。こんな風に、まっすぐな流れで詳細化が進み、その結果として最後に完成する――というふうには進まないのです。 本全体のテーマを決め、各章の内容を考える。まあここまではよい。その次の有効な一手は、「さらに詳細な内容を考える」ことではなく、「本文をいきなり書いてみる」