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吉野朔実に関するy_rのブックマーク (26)

  • 少女と記憶とアイデンティティ・クライシス「少年は荒野をめざす」

    あらゆる少女マニアにオススメ。 いわゆる澁澤的「少女マニア」を脱し、今度は父としての立場から娘を育てている。ピンで止めてガラスケースに陳列するのではなく、生きて動いて大きくなる存在だ。もう幼児ではない娘を見ていると、記憶の彼方の少女を探すのか、それとも未だ見ぬ「少女」をシミュレートすべきか、分からなくなる。 そういうわたしにとって、「少女とはどんな存在か」を見える物語で示してくれる吉野朔実はありがたい。これが野郎になると、耽美とか処女性とか象徴的な語りに陥ってしまう。少女とは「女の子ども」や「処女の娘」で囲い込める存在ではない。 もっと端的に言うなら、「少女」とは欠けた存在だ。その欠片は、世間体(親も含む)を繕うための外聞だったり、自身を安定し充足させるための何か―――才能の発露や生活基盤、"わたし"という確固たる存在そのもの―――が相当する。だから「少女」は生き難い。自分とは何か?をつか

    少女と記憶とアイデンティティ・クライシス「少年は荒野をめざす」
  • "自我"とは記憶か客観か「ECCENTRICS/エキセントリックス」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    自分を得て、自分を喪う話。謎と伏線とドンデンと「えっ?」「えっえっ?」てんこ盛りで、読むときっと読み返すこと請合う。 現実の居心地のわるさに辟易しているが、行動するのは難しい。もっとも単純な解は逃走だ。少女は家を出て、記憶を失い、別の人格を得る。当の自分を確かめるため、「自分を知っている人」から聞きだそうとするが、同時に忌まわしい過去と向き合うことになる。 このドラマは「自分とは何か」というテーマも隠しているので、答えを確かめる読みをしても愉しい。例えば、「自分とは(一貫した)記憶だ」「自分とは他者の目に映るキャラクターだ」と信じる人には、記憶喪失のヒロインが揺さぶりをかける。読者は、冒頭数ページを除き、物語の大部分を喪失後のヒロインとつきあうことになる。つまり偽の人格だ。だが、そのニセモノのほうが素直で愛らしい(かわいく描いているようにも見える)。彼女がそのキャラを喪い、来の千寿(彼

    "自我"とは記憶か客観か「ECCENTRICS/エキセントリックス」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    新米と秋刀魚のわた焼き お刺身用の秋刀魚を買いました。1尾250円です 3枚におろして、秋刀魚のわたに酒、味醂、醤油で調味して1時間ほど漬け込み、グリルで焼きました 秋刀魚のわた焼き わたの、苦味が程よくマイルドに調味され、クセになる味わいです 艶やかな新米と一緒に 自家製お漬物 土…

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    y_r
    y_r 2010/04/29
    そこは "みず" とよんじゃ駄目と主張してみる。
  • ラノベオタクが非オタの彼女にラノベ世界を軽く紹介するための10本

    私、餡子のためなら逆立ちだってしますよ。 こじらせている。 べたいと思ったらべたいのである。 ここが北カリフォルニアの片田舎であろうと、私があんみつがべたいと思えば、あんみつは今すぐ作ってべなくてはいけないものになる。いしん坊の思考は凄まじい。 子供が観ていたアニメで、赤ちゃんが空の…

    ラノベオタクが非オタの彼女にラノベ世界を軽く紹介するための10本
    y_r
    y_r 2009/12/01
    「吉野朔実だよね」って "ラノベ知識はいわゆる「萌え」的なものを除けば、電撃文庫程度は知ってる サブカル度も低いが、頭はけっこう良い" 女の子からさらっとでてくる言葉だったんだ…
  • メモ・「ECCENTRICS(エキセントリクス)」(吉野朔実)考 - とまかれのにき

    ECCENTRICS (1) (小学館文庫) 作者: 吉野朔実出版社/メーカー: 小学館発売日: 2002/10/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (25件) を見る 昔から、「ECCENTRICS(エキセントリクス)」(吉野朔実)のラストの意味が分からなかったのですが、以下の記事を読んでみたところ、とても参考になりました。なので、メモ。 吉野朔実「エキセントリックス」 - 漫画史上に残るとてつもない傑作(やっぱり読書おもしろい様) 吉野朔実『ECCENTRICS』〜作品の謎(蝸牛の翅(かたつむりのつばさ)様) 以下、頭に浮かんだことをメモ。吉野作品のネタバレがあるので、注意してください。 山田兄弟は自分たちを「天」と名乗ります。作中で、「兄が劫(めぐる)、弟が天(あまね)」と話すシーンがあるので、「自分たちは『劫』だ」と名乗っても良いわけですが、

    メモ・「ECCENTRICS(エキセントリクス)」(吉野朔実)考 - とまかれのにき
  • 吉野朔実 『少年は荒野をめざす』 論

    この論文は、1994年秋に友人たちと作った同人誌に載せたものです。現在絶版です。 私ではない<私>への欲望 吉野朔実『少年は荒野をめざす』を巡る考察−ルネ・ジラールによせて 川瀬 貴也 さて、『宗教マンガ学会会報』創設にあたり(結局一号雑誌で潰しました−川瀬註)、「宗教と漫画」をテーマに論文を書くことをK君に求められたが、そこで私が高校時代に読んで深い感銘を受けた吉野朔実の『少年は荒野をめざす』(集英社ぶーけコミックス、全六巻、図もこれによる)を分析してみることを思い付いた。その分析の枠組みを、私はルネ・ジラールの欲望に関しての論から借りようと思う。そこで、稿はまず彼の欲望論を紹介し、それを用いて作品に関して言及しようと思う。 1 ルネ・ジラールの欲望論 ルネ・ジラール(R. Girard)は、文芸批評から出発して、人類学、社会学、宗教学などの領域にまたがる理論を構築しつつあ

  • 吉野朔実「period(3)」 - 異類感想記

    period 3 (IKKI COMIX) 作者: 吉野朔実出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/01/30メディア: コミック購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (24件) を見る前の刊行から3年4ヶ月……とても待った。 兄弟の預けられていた施設は火事で燃え、3集では親戚のアパートでいとこと三人、ほとんど子供たちだけの環境で質素に(でも、逞しく)暮らす日々が描かれている。ますますハッピーエンドは想像しづらい展開になったけれど、久しぶりに続きが読めたことはそれだけで嬉しかった。 吉野朔実さんの描く人物たちの、他人との線の引きかたは相変わらず。 これまでの作品にも何度か出てきた「プレゼント=暴力」というエピソードが、今回最もわかりやすく登場している。裕福な家庭の娘である恭子が、たぶん素朴な善意から持ってきたクリスマスプレゼント。それが受け取る彼らのプライドを傷つける

    吉野朔実「period(3)」 - 異類感想記
    y_r
    y_r 2009/02/26
    "period"という題名について
  • Period (3)/吉野朔実 - 悪態の小部屋

    period 3 (IKKI COMIX) 作者: 吉野朔実出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/01/30メディア: コミック購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (24件) を見る3巻が出る、と聞いて1巻、2巻を読み返した上での購入、すぐ読んだ。ううう、こわかったああああ…。わたくし、吉野朔実で人生変わった、と思ってる人間ですが、「少年は荒野をめざす」に出会った中2のとき、最初に手にとったのがこの作品だったらきっと、吉野さんに傾倒はできなかったと思う、こわすぎて。 これは、大学教授を父に持つ小学生の廻(ハルカ)と能(ヨキ)兄弟の物語。父はロジカルで凶暴で厳格、ちょっとしたことで兄弟を叱り、殴る蹴るの暴行を加える。1巻では、壁に口紅と血のあとを残して母親が失踪するところから物語が始まる。母のいない、恐怖と独裁の暮らしが始まり、兄弟は支え合うようにして暮らすのだけれ

    Period (3)/吉野朔実 - 悪態の小部屋
    y_r
    y_r 2009/02/26
    まいら大好き.吉野朔実的ではあるが
  • Amazon.co.jp: period (3) (IKKI COMIX): 吉野朔実: 本

    y_r
    y_r 2009/02/13
    やっと出た...
  • 水瓶座の間隙

    街の古老連中に仲間入りしたばかりの老人から街の死人の醜聞を聞かされた夜には、ゾロ目のナンバーなぞ付けているファミリーカーを壊して回りたい。 いつかこの人々の横顔だらけの暗渠に、微笑みを写す時が来るでしょうか。 雨が私に斜線を引く。 例えば雨が降り出したときに、ワイパーを動かしてしまうような人と、どう話したらいいのだろう。 関わってくれる方々に申し訳なくて仕方ないけれど、最近どうやっても当のことが言えない。隠すつもりはないし、事実や感情はさらけ出せるのに、当のところがさらけ出せない。 生きていて欲しいというのも嘘になったし、死んでしまえというのも嘘になった。 嫌だ、愛したいんだ。 小さいもの好きだったけれど、小さいものも痛いんだね。知ってるつもりだったけど知らなかったな。 ドラクエとかご飯以外のことを考えていないようだ。 わわわわ放課後深夜のモード学園のBook 1stで暮らしたい! 楽

    水瓶座の間隙
  • R2on/都市化したニョロニョロ

    自転車の一台、ホームレスひとりとて立ち入らせまいとするあまり完全・死に地化。奥の表示を見たい人は、このポールを踏み分けて行けと?→ (撮影地・横浜/08.12.01) ●(たぶん)笑いごとではないのだが:「アリシアさーん、アクア・アルタです!」「あらあら、うふふ」(あらあら禁止/08.12.03) ●老後はじめました:老後の楽しみにと取っておいた『地中海』つい(ついに)魔がさして図書館で借り出し読み始める。いいんだ、もう老後だよ!●すべりだしは難しい理論はなく、博識なじいさん(失礼)の楽しげな四方山話に延々あいづち打ってる感じ、悪くない。返却期限までに読めるとこまで読んで返して、また読みたくなったら借りて続きを読む方向で。市立図書館オレの棚化計画。12月はサイトの更新、控えめになりますよ。(08.12.01)

    y_r
    y_r 2008/12/04
    移転してた."物語の話をしよう"
  • 快楽有限公司*今月のマンガ読み!

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  • 乱雑な本棚

    y_r
    y_r 2008/10/20
    吉野朔実,吉野朔実/しかし厳しいな吉野朔実から優しさ(というかある種の諦観?)を抜いたようだ.
  • 吉野朔実の作風〜突き詰められる《だから》と、安易な《それでも》の否定。桜庭一樹の二つの小説への感想の流れから。 - 蝸牛の翅(つばさ)

    《それでも》を志向しなくても、認めざるを得ない力を持つ作品と作家たち ここまで、「《だから》に留まり、《それでも》を志向しない作品は人の心を打たない」という原則を延々と書いてきたが、勿論、なんにでも例外というものはある。 例えば、舞城王太郎『煙か土かい物』あたりになると、それがいかに個人的には気にわない作品であろうとも、確かに力のある作品なのであろうことは認めざるを得ない。村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』などは、その気にわなさも、それでも認めざるを得ない迫力も共に桁外れだ。 ……ただ、村上龍というのは「《現実》を前提にそれに寄りかかる」作家なのであって、決して「《現実》に《抗する》」存在ではない、もっとはっきりいえば「《現実》に寄生する」作家なのだという印象は、『コインロッカー・ベイビーズ』においても変わらないが(だからこそ、村上龍は最も嫌いな作家の一人だ)。 吉野朔実〜《だから

    吉野朔実の作風〜突き詰められる《だから》と、安易な《それでも》の否定。桜庭一樹の二つの小説への感想の流れから。 - 蝸牛の翅(つばさ)
    y_r
    y_r 2008/08/18
    自分自身を突き放す
  • Yahoo!ブックス - インタビュー - 桜庭一樹

    鳥取県生まれ。図書館塔に住む少女探偵の活躍を描いた「GOSICK」シリーズがヒット。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』などの作品で少女の姿を繊細に、残酷に描き喝さいを受ける。ほかの作品に『少女には向かない職業』、『ブルースカイ』など。 ――まず、なぜ恋愛小説を書こうと思われたんでしょうか? 「『野性時代』で何か連載をしましょうという話になって、編集者と飲みにいったんですよ。そのときに、担当の方が恋愛論を熱く語りだして。“小説を読むと恋愛はすごくきれいだったり、ドラマティックだったりする。でも、現実はそうじゃない。恋愛なんてしないにこしたことはないんだけど、ぶつかってしまう。突然はじまって、仕方なく続いていくものなんじゃないか”って。それを聞いた私が“それってこういうことですよね? 道を歩いていたら落ちていたウンコを踏んでしまった。だけど、みんな急いで行かなければならない場所があるからその

    y_r
    y_r 2008/04/08
    吉野朔実,内田善美,大島弓子とあげられるとこの人の本を読みたくなる.
  • Amazon.co.jp: 狂気な作家のつくり方: 平山夢明, 吉野朔実: 本

    Amazon.co.jp: 狂気な作家のつくり方: 平山夢明, 吉野朔実: 本
    y_r
    y_r 2008/02/02
    まんが描いて.お願いだから
  • Amazon.co.jp: シネコン111 吉野朔実のシネマガイド: 吉野朔実: 本

    Amazon.co.jp: シネコン111 吉野朔実のシネマガイド: 吉野朔実: 本
    y_r
    y_r 2008/01/05
    そんなことより漫画かけー.
  • 女性的身体は、いかにして生みおとされるのか? あるいは「権力SF」についての一考察  〜 吉野朔実 『ジュリエットの卵』から今野緒雪 『マリア様がみてる』へ - 書評日記 

    Nov 28, 2006 ★ 女性的身体は、いかにして生みおとされるのか? 或いは「権力SF」についての一考察  ~ 吉野朔実 『ジュリエットの卵』から今野緒雪 『マリア様がみてる』へ ~ (1) テーマ:今日どんなをよみましたか?(90598) カテゴリ:サブカル・小説映画 ▼   早川書房から、一通のアンケート依頼が後輩の所に届いた。 来年2月刊行の『SFが読みたい! 2007年版』に載せるものだという。 ▼   一つは2006年度(2005年11月~2006年10月)に出版されたの中から、海外・国内それぞれベスト5を選ぶもの。  もう一つは、2000年代前半(1999年11月~2005年10月)に出版されたの中から、海外・国内それぞれベスト10を選ぶもの。 ▼   21世紀初頭のベストSFかあ。 そういえば、読んでないなあ、SFなんて。 最近、売れてるんだろ。 それなら、読ま

    女性的身体は、いかにして生みおとされるのか? あるいは「権力SF」についての一考察  〜 吉野朔実 『ジュリエットの卵』から今野緒雪 『マリア様がみてる』へ - 書評日記 
    y_r
    y_r 2007/12/18
    吉野朔実と”マリみて”をからめて
  • ”狂気な作家のつくり方 - Google 検索

    狂気な作家のつくり方 ; 出版社: 二見書房 ; 発売日: 2024-06-24 ; ISBN: 9784576240619 ; 作家: 吉野朔実 ; 発売日: 2017-05-23.

    y_r
    y_r 2007/12/18
    ISBNまで振られているなぞの本 実は情報が誤りとか.