本ブログを書くにあたって主に参考になった本を挙げます。 単なる分類記号としてのカタカナ様式名や漠然とした好み以上に、より総合的に古い建物に対する理解を深めるためには基本的な本の理解が必須になります。また古い建物は建築意図、生活様式など過去の異質な時代の異質な人間の精神の表現であるがゆえに、せいぜい20年程度の歴史しかない乏しいネット情報だけでは弱いと痛感します。 面白い本が見つかれば随時更新予定です 建築の歴史―世界の名建築の壮大な美とドラマ (2001年) ジョナサン・グランシー RIBA会員の建築評論家が書いた建築史の本。英国らしい豊富な図版と簡潔で論理的な解説が優れている。各様式の理解に役立つ。 建築 (知の遊びコレクション) (2007年) ジョナサン・グランシー 上述の建築各論。アングロ・サクソン系にやや偏重しているが、各時代の建築が豊富にカラーで網羅されているのが素晴らしい。