◇児童に内緒 武蔵野美大の美術交流 武蔵野美術大の学生らが、休みの間に小学校を訪れ、児童に内緒で全学級の黒板にチョークで絵を描いた。名付けて「黒板ジャック」。同大が小中高校で取り組む美術交流の一環で、「アート作品で子供たちに驚きを味わってほしい」との思いから学生が発案した。 【見事な黒板の絵 制作中はこんな感じ】 休み明けの17日朝、東京都の立川市立南砂小学校ではいつも通り登校した児童らが黒板を見てびっくり。「すごい、誰が描いたの?」「これ、チョークで描いたの?」と大騒ぎになった。全12学級に違う絵が描かれていると校内放送が流れ、児童らは他の教室を見に次々と出て行った。 4年1組の黒板に描かれていたのは目玉焼きとご飯の朝食。工芸工業デザイン学科1年の鈴木蘭菜さんが5色のチョークを使い、陰影までつけた力作だ。児童らは顔を近づけたり、そっと触ってみたりして、「リアル。食べられそう」「こん