第3回 仕組みから分かった! 尿酸値を減らすポイントとは 2017/5/23 村山真由美=フリーエディタ―・ライター 健康診断で尿酸値がひっかかっている人は、放置すると痛風発作を起こす可能性が高まるので要注意だ。痛風はある日突然襲ってくる。痛い思いをする前に、痛風とはどんな病気なのか、そして、発作を防ぐにはどうしたらいいかを知っておこう。第1回、第2回では痛風・高尿酸血症の現状と、痛風発作の典型例や応急処置などについて解説した。今回は、尿酸値とプリン体の関係と、仕組みから見えてきた尿酸値を減らすポイントを、帝京大学医学部名誉教授の藤森新さんに聞いていく。 プリン体の7~8割は体内で作られる 第1回 で紹介したように、尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態は「高尿酸血症」と呼ばれ、痛風の発作を起こす可能性がある。尿酸値が基準値を超えている、もしくは徐々に近づいている人にとっては、尿酸値を下げる