米AMDは20日、シンガポールで開催中のイベント「Future of Compute」にて、次世代APU「Carrizo」(開発コード名)を発表した。ハイパフォーマンス向けの「Carrizo」とメインストリーム向けの「Carrizo-L」をラインナップする。「Carrizo」と「Carrizo-L」は、2015年中盤までに発売予定のノートPCやオールインワンPCへの搭載が予定されている。 プロセスルールは前モデル"Kaveri"と同じ28nm。「Carrizo」と「Carrizo-L」はそれぞれ異なるCPUコアを採用。ハイパフォーマンス向けの「Carrizo」には、新型のx86コアである「Excavator」(開発コード名)を最大4コア、一方のメインストリーム向けである「Carrizo-L」は「Puma+」(開発コード名)を同じく4コア搭載する。 いずれの製品もGCN(Graphics C
新生AMDが目指すのは、自社の知的財産(IP:Intellectual Property)をCPUやAPU、GPUだけでなく、パートナー企業のIPと組み合わせて、市場が求めるプロセッサをいち早く投入できるようにすることだ。その代表例が、ソニーのプレイステーション4やMicrosoftのXbox Oneに採用されたAPUであり、AMDは同様のビジネスを2013年末までに急拡大させる方針だ。 AMDが自社のIPとして位置づけるのは、なにもCPUやGPUコアだけではない。同社の技術開発を統括するマーク・ペーパーマスターCTO兼上級副社長は、「省電力技術や、システム同士を高速につなぐファブリックも、われわれの重要なIPだ」と説明する。 同氏は、2012年2月に行われた投資家向け会議で省電力技術のロードマップを示し、CPUやGPUアーキテクチャの開発だけでなく、APUをより省電力で運用できる技術革新
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