『SING』は夢見る人へのバイブルと成りうる名作だった。 コアラのバスター・ムーンが劇場再建の為に、スターを夢見る動物達を集め一世一代の歌のオーディションを開催する『SING』。 その前評判の良さから、以前より注目していたが、映画館で観たところ、良い意味で鳥肌が立った。まず第一に、この作品と言えば、様々なキャラクターが披露する歌のパフォーマンスである。 面白さ、美しさ、かっこよさ等、それぞれが個性を持ち合わせており、観てて飽きることがない。更に、豪華な声優陣も前評判以上の迫力を見せている。特に、日本でよく知られているアーティストが声優として参加しているのも、驚きであり、感動である。また、本編は一貫して、「諦めない気持ち」や、「誰にでも輝くチャンスはある」といった前向きなメッセージが描かれている。今の時代、社会の荒波に揉まれ、自分の本当にやりたいことを見失いかけている人にこそ、強くこの映画を