1GbEから10GbEサーバへの転換とコスト削減 前述の比較から検討すると見えてくるのは、「複数の1GbEサーバを単一の10GbEサーバへ集約すると、効率がよさそうだ」ということです(図7)。現在のサーバ性能は大きく向上しており、CPU的に見ても仮想マシンを100台近くまで同時搭載することが可能な状態です。またディスクI/O性能に関しても、SSDの市場拡大により、十分な性能を有するまでになってきました。 これらの集約効果は初期導入コストもさることながら、24時間稼働するサーバの電気代という意味でも、大きなコスト削減効果が出てきます。また、今後も拡大するであろうWebサービスを考えた場合、中長期にも全体コストの圧縮は極めて重要な要素といえますので、1つ1つ検討していくとよいでしょう。 最近のデータセンターでは、構内提供回線として10GbEを用意しているところも出てきています。段階的に導入し、