2008.02.20 経営・マネジメント 小さな会社がランチェスター戦略を手放すタイミングは? 伊藤 達夫 THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役 ランチェスター戦略 内部環境 外部環境 戦略 小さな会社は、軍事上の知見であるランチェスター戦略を経営に応用した考え方をすると、うまくいく場合がある。というより、強い大手企業を相手にして、成長を遂げていくためには、必須の考え方ではある。 小さな会社でランチェスター的な考え方を使うというのは、内部環境よりも、外部環境を重視し、外部環境の変化に臨機応変に対応しつつ、ビジネスをやっていくということと、ほぼ同義だと思う。 小さな会社の内部リソースは乏しい。内部リソースありきでやっていって生き残れるほどのリソースを持つ企業は大企業である。外部、特に競合の動きに留意しながら、ある意味でビクビクしながら次から次へと手を打っていかないといけない。