米調査会社のGartnerとIDCは10月10日(現地時間)、第3四半期(7~9月)の世界PC市場に関する調査結果をそれぞれ発表した。市場シェアのメーカー別ランキングの首位が、Gartnerでは中国Lenovoに、IDCでは米Hewlett-Packard(HP)になっている。いずれの調査でも、総出荷台数は前年比で約8%減少している。 Gartnerによると、総出荷台数は前年同期比8.3%減の8750万台。米Microsoftが10月26日に発売するWindows 8待ちの買い控えや、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末の台頭の影響としている。メーカー別シェアでは、Lenovoが同社始まって以来初めて首位に立ったとしている。2位のHPとの差はわずか0.2ポイント。Lenovoの出荷台数は9.8%増加しており、一方のHPは16.4%減少した。HPは2006年第4四半期から守ってきた首