学園祭で行われた「筑波大学と地元高校との高大連携シンポジウム010」にサプライズゲストととして登場した鳩山由紀夫前首相。人気は絶大で握手攻めに=9日午後、茨城県つくば市の筑波大 鳩山由紀夫前首相が大学での講演やシンポジウムで引っ張りだこになっている。19日も慶応大のシンポジウムで科学技術をめぐって持論を展開し好評を博した。だが、同日には鳩山氏が実母からの資金提供問題で、国会で「手元にない」と繰り返して答弁していた自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」の会計帳簿のコピーが鳩山氏側にあった疑惑が報じられ、「政治とカネ」の問題が再燃した。民主党内からも「講演は身(み)綺(ぎ)麗(れい)になってからにしては」(幹部)との批判が出ている。 「日本を支えるのは優れた技術力。2番じゃいけない、ずば抜けた1番じゃなければいけないんです」 鳩山氏は19日、横浜市港北区の慶応大大学院での光ファイバー技術に関する