台風で浸水などの被害を受けて孤立した関西空港では、ターミナルビルなどでひと晩過ごしたおよそ3000人の利用客が5日朝から高速船とバスで空港島の外に向かっています。一方、空港の運営会社では5日も空港を閉鎖して滑走路などを点検していますが、再開のめどはたっていないということです。 空港を運営している関西エアポートは、空港にとどまっていた利用客を高速船を使って神戸空港まで無料で運ぶことを決め、5日朝6時半ごろから希望する人を運んでいます。 また、連絡橋のタンカーが衝突した部分と反対側の道路の安全が確認されたとして、午前9時すぎからバスでも利用客などを対岸に運んでいます。 バスは関西空港と、対岸にある南海電鉄の泉佐野駅の間を往復していて、空港から乗ってきた利用客は疲れた様子で鉄道に乗り換えていました。 関西エアポートでは5日も空港を閉鎖して滑走路や誘導路などの施設を点検していますが、被害のくわしい