電子レンジやレーダーなどに使われる「マイクロ波」。対象物に効率良くエネルギーを伝えられる特性に、化学をはじめとする大手メーカーが熱視線を送る。樹脂製品の資源循環を進めるカギとなるかもしれないと期待感を高めている。6月、自動車のランプカバーなどに使われるアクリル樹脂のリサイクルを実証する設備が大阪市で稼働を始めた。廃アクリル樹脂を分解するために熱を加える際に使うのは、化石燃料ではなく、電子レンジ
電子レンジやレーダーなどに使われる「マイクロ波」。対象物に効率良くエネルギーを伝えられる特性に、化学をはじめとする大手メーカーが熱視線を送る。樹脂製品の資源循環を進めるカギとなるかもしれないと期待感を高めている。6月、自動車のランプカバーなどに使われるアクリル樹脂のリサイクルを実証する設備が大阪市で稼働を始めた。廃アクリル樹脂を分解するために熱を加える際に使うのは、化石燃料ではなく、電子レンジ
米カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州で昨年起こった森林火災の煙が、これら3州において新型コロナの感染者と死者を大幅に増やしていたとの研究結果が発表された。「森林火災はパンデミックを大いに悪化させました」。8月13日付けで学術誌「Science Advances」に発表された論文の著者で、米ハーバード大学の生物統計学者フランチェスカ・ドミニチ氏はそう述べている。論文によると、火災の煙
県の条例によって、種子の生産を継続することとなった新潟県の農業総合研究所作物研究センターでは、行う業務は「まったく変わらない」という 一方、県レベルで対抗しようという動きも出てきた。新潟県、兵庫県、埼玉県は条例を制定し、県の公的機関が種子法廃止前と同じように種子の生産・供給が可能な体制を続けられるようにしたのだ。新潟県長岡市内にある農業総合研究所作物研究センターの担当者はこう語る。 「こちらで作っている種子は、コシヒカリや新之助など『推奨品種』14品種、それに準じる新潟次郎など『種子対策品目』9品目です。国の種子法がなくなって県条例となったので事務的手続きなどの変更はありますが、種子を生産・供給する基本的な業務自体に変わりはありません。これまで通りの多種多様な品種の生産・供給ができる体制は維持されました」 これら3県の条例制定は、日本の農業を守る貴重な取り組みとして全国に広がる可能性があり
この画像を大きなサイズで見る フランスとその風光明媚な田舎の風景を思い浮かべるとき、絵のような村や広大なブドウ畑、夏にうねった道をご機嫌なドライブのできる、どこまでも続く緑の丘などを想像するかもしれない。しかし、こんな美しい風景の片隅に、1世紀近くも人の立ち入りが禁止された、ゾーンルージュ(レッドゾーン)がある。 現在でも、パリとほぼ同じ広さの100平方キロ近くが、一般の立ち入りや農地利用を法律で厳しく制限されている。その理由は、いまだに世界大戦の戦場跡に残る、おびただしい数の遺骸や不発弾が回収しきれていないからだ。 第一次大戦後、途方もない数の不発弾や人間や動物の遺骸の回収が追いつかず、フランス政府は該当地区の住民の強制的な移転を決め、立ち入り禁止区域にした。地図上からまるごと抹消された村は、戦争の犠牲者だと考えられた。 この画像を大きなサイズで見る “破壊された村、デュオモン” この画
九州電力川内原発1号機が今年8月11日、4年3か月ぶりに運転を始めた。原子炉が出した熱の実に3分の2は電気にならず、温排水として海に捨てられる。「海暖め装置」でもあるのが原発だ。一方、2年近く続いた原発ゼロ期間中、各地で原発周辺の海洋環境が劇的に改善したとの報道が相次いだ。 「それまで浜辺に魚などの死体が打ち寄せられていたのが、川内原発が運転を止めてからピタリと止まりました。劇的な変化でした」と話すのは、市民団体「反原発・かごしまネット」の向原(むこはら)祥隆さんだ。 川内原発の稼働中、近くの浜辺には毎日のようにサメやエイなどの大型魚類、クジラやイルカなどの海生哺乳類、ウミガメなどの死体が海岸に漂着していた。ところが2011年9月の運転停止以降はそれらが一切なくなったという。 海水1度の温度上昇は、気温でいえば3~4度上がるのに相当する変化だとされる。原発が排出してよい温排水の温度は取水口
「わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。 自然エネルギーについて取材をつづけているノンフィクションライターの高橋真樹です。 エネルギーの分野で昨年末から話題となっているのは、電力会社が自然エネルギーで発電した電気を送電網につなぐのか、つながないのかということです。 法律ではつながなくてはいけないことになっていたのですが、それが電力会社に有利なように変えられてしまいました。 その理由は、「太陽や風に影響される自然エネルギーは不安定だ」といったものなのですが、本当にそうなのでしょうか? 日本で自然エネルギーによる電力は、ダムによる水力発電を除けばまだ2%。 今回は、エネルギーの未来を
どうやら、鎌倉には良い意味での「公私混同」を上手にしている人が多いらしい。その秘訣は、「古くからあること」と「新しいこと」がミックスされた風土と、仕事と遊びの関係性を気持ちよく築いていくバランス感覚にあるのかもしれません。 自然豊かで、古い町並が多く残る地域のひとつである鎌倉。海が好きなひとがいれば、山が好きなひともいます。自然を感じる喜びから、仕事の前にサーフィンをしたり、ランニングをして出社するというひとも。 仕事だけでも、暮らすだけでもない、鎌倉の魅力をお届けする企画「鎌倉のはなし」。そのキックオフ対談にご登場いただくのは、鎌倉に本社を構え、ユニークな働き方を自ら実践している「面白法人カヤック」の代表取締役CEO・柳澤大輔さんです。 柳澤大輔(やなさわ・だいすけ) 1974年香港生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。1998年、学生時代
取材ツアーに同行する人募集!この人の目で世界を見てみたい。チルアウトスペース The Old Bus店主・舛本佳奈子さん greenz.jpの連載「暮らしの変人」をともにつくりませんか→ 前回の「グリーンズのひみつ」で明らかになった、グリーンズでじわじわ進行しつつあるスケールアウト(全国展開)。理事だけでも、関東と関西と生活の拠点がバラバラななかで、「どうやって働いているの?」と疑問に思った人も多かったのではないでしょうか。 今回は、グリーンズ流の働き方のひみつについてお届けしたいと思います。聞き手は、greenz people担当アシスタントの渡邊めぐみです。 本当に毎日オフィスに通う必要があるの? 渡邊 菜央さんは外房、YOSHさんは京都、小野さんは都心と、グリーンズメンバーの生活拠点はバラバラですよね。それなのに、どうやって仕事を進めているのか、ずっと気になっていたんです。 いつくら
取材ツアーに同行する人募集!この人の目で世界を見てみたい。チルアウトスペース The Old Bus店主・舛本佳奈子さん 「働く」で社会を変える求人サイト「WORK for GOOD」 スマホの画面ではなく、目の前の世界に視線を向けよう。Molly McLeodさんのデザインする待ち受け画面が、私たちに気づかせてくれること 2015.04.12 ライターインターン ライターインターン スマホではなく、まちを新しい目で観察してみない? 列に並んでいるとき。移動中の車内。あるいは、ちょっと友だちを待っているとき。そんなとき、スマートフォンに手を伸ばして、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSをチェックしている方は多いのではないでしょうか? インターネットやスマートフォンは便利だけれど、それに依存して使いすぎずに、適度な距離を持っていたい。そんな人たちのなかで、今注目を
取材ツアーに同行する人募集!この人の目で世界を見てみたい。チルアウトスペース The Old Bus店主・舛本佳奈子さん 『生きる、を耕す本』が完成!greenz peopleになるとプレゼント→ みんなで好きな新聞を持ち寄り、自分が気になる記事を切りとって模造紙に貼り集めるだけ。 そんなシンプルな壁新聞づくり「まわしよみ新聞」が全国各地で盛り上がっているのを知っていますか? もしかしたら「もう参加した!」「気になっていた!」という方もいるかもしれませんね。いったい、この「まわしよみ新聞」の何がそんなに人を引きつけるのでしょうか? その秘密を知りたくて発案者の陸奥賢さんに「まわしよみ新聞」誕生秘話をうかがいました。そして、陸奥さんが次に仕掛ける新しい遊び「当事者研究スゴロク」とは!? 陸奥賢(むつ・さとし) 1978年大阪生まれ。中卒。放送作家やライターなどを経て、2007年に堺を舞台にし
面白い仕事がしたい。楽しく働きたい。こんな想いを持っている人、けっこう多いのではないでしょうか。 もちろん、理想と現実は違いますし、それを実現するのは、正直、容易いことではありません。でも、ここ福岡に、そうした想いをカタチにしている企業があります。 その名は、2011年の設立ながら、福岡のみならず全国的な注目を集める事業プロデュース集団「(株)グランドビジョン」。 ここ福岡の地に残る空海伝説にロマンを感じ、2011年より開催する「空海劇場」、同社で働く障がい者集団「ホームランチーム」が中心となって運営する「ホームラン農園」をはじめ、「面白い仕事」や「楽しい働き方」を実現。 そんな同社を率いる代表・中尾賢一郎さんに、これまでの経歴や仕事観、未来について熱い想いを語っていただきました。 中尾賢一郎(なかお・けんいちろう) (株)グランドビジョン代表。1975年生まれ。鹿児島市出身。鹿児島国際大
取材ツアーに同行する人募集!この人の目で世界を見てみたい。チルアウトスペース The Old Bus店主・舛本佳奈子さん greenz.jpの連載「暮らしの変人」をともにつくりませんか→ 石巻2.0、KitchHike、INHEELSの問いを、みんなのアイデアで解決! green drinks Tokyo「マイプロCAMP!!!」をレポート! 2015.05.09 greenz.jp編集部 greenz.jp編集部 グリーンズが毎月第二木曜日に開催している、アイデアとアイデアをつなげる飲み会「green drinks Tokyo(以下、gdTokyo)」。 4月のgdTokyoは、 「石巻2.0」の飯田昭雄さん、「KitchHike」の山本雅也さん、「INHEELS」の岡田有加さん、「おうち菜園」の江里祥和さん、「青山Farmer’s Market」の竹田潤平さん、「大地の芸術祭2015」
取材ツアーに同行する人募集!この人の目で世界を見てみたい。チルアウトスペース The Old Bus店主・舛本佳奈子さん 『生きる、を耕す本』が完成!greenz peopleになるとプレゼント→ 小さく暮らすと、豊かさのものさしが変わる。greenz.jp代表・鈴木菜央に聞く、トレーラーハウス、そのタイニーな暮らしの実験 2015.05.16 わたしたちエネルギー わたしたちエネルギー ゲストライター ゲストライター 「わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。 千葉県いすみ市。畑に囲まれたのどかな田舎道を進むと、林の向こうに可愛らしいトレーラーハウスの姿が見えてきます。green
取材ツアーに同行する人募集!この人の目で世界を見てみたい。チルアウトスペース The Old Bus店主・舛本佳奈子さん 『生きる、を耕す本』が完成!greenz peopleになるとプレゼント→ 誰かのために夢中になったことは、ありますか? 児童養護施設を巣立つこどもをスピーチと奨学金でエンパワメントする「カナエール」 2015.05.20 葛原 信太郎 葛原 信太郎 育児放棄や、親からの虐待、そもそも両親がいないなどの理由で家庭で生活できなくなった子どもを守り育てる児童養護施設。そこに生活している子どもたちは全国に3万人以上います。 子どもたちは18歳で施設を退所しますが、その後の進路における進学率は2割。全国平均7割に比べて大きな格差があるのです。また、せっかく進学しても4割もの子どもが卒業できずに中退。その割合は、全国平均の3倍にもなります。 どんな環境で生まれ育っても、教育や進学
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