利根川水系の浄水場で5月、国の基準を超える化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、埼玉県の上田清司知事は24日、原因物質を排出した化学メーカーのDOWAハイテック(埼玉県本庄市)に対し、流域の東京都、千葉県、茨城県と共同で損害賠償を求める方針を明らかにした。 この問題では千葉県の約36万戸が断水し、埼玉県や東京都の浄水場でも送水が止まるなどの被害が出た。 埼玉県企業局は、同県の損害額を、水質浄化の活性炭購入や人件費など約4千万円と算出。都は約1500万円、茨城県は数百万円と見込む。被害の大きかった千葉県の水道局は「精査中」としており、4都県の合計額は億単位に膨らむ可能性がある。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンク千葉県水道局、情報伝えず ホルムアルデ