「キャリア・アンカー」とは、MITのエドガー・H.シャイン教授(組織心理学者)が提唱しているキャリア形成の概念です。キャリアにおけるアンカー(錨=不動点)を指しています。 個人が自らのキャリアを形成する際に最も大切で、他に譲ることのできない価値観や欲求のこと、また、周囲が変化しても、自己の内面で不動なもののことをいいます。 シャインは、犠牲にすることができない3つの要素(コンピタンス、動機、価値観)が組み合わさり、8種類のカテゴリーが形成しました。どのような職種についても基本的に該当し、ほとんどの社会人は8カテゴリーのいずれかのどれかにあてはまります。 3つの要素については以下となります。 コンピタンス・・・能力。できること 動機・・・欲求、やりたいこと 価値観・・・やるべきこと また、8種類のカテゴリーは、 1.専門・職能別・・・自分の技能・専門性が高まり、活用できること、 2.全般管理
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