米南部ジョージア州で、3人の子供を連れて4車線の道路を横断中、飲酒運転の車にはねられ、4歳の息子を亡くした母親(軽傷)が、無理な横断で事故の原因を作ったとして「自動車による殺人」の罪に問われた。母子はバス停の向いにある自宅アパートを目指していた。最も近い横断歩道は500メートル離れていた。きょうのテーマは「悲劇の母親に殺人罪」とした。 信号無視など交通規則違反の道路横断を「ジェイウォーク(jaywalk)」という。ジョージア州コブ郡の検察当局は、事故の原因は歩行者のジェイウォークにもあったと判断。子供を連れ、横断歩道のない場所を渡ろうとしたラクエル・ネルソンさん(30)を、第2級「自動車による殺人(vehicular homicide)」で起訴した。この裁判は全米の注目を集めた。息子を奪われた悲劇の母親を殺人罪に問うことには納得できないという意見が大半だった。4歳の息子が事故死 米メディア