こちらも blog からの転載。 シェルスクリプトを作成する際にシェル変数に値を代入したり参照したりする事は頻繁に発生するが、 シェル変数の展開にも便利な使い方がある。 basename (1) や dirname (1) と同様な動作がシェルの組込みとして利用できるので資源の節約にもつながり、 上手に利用すると可読性の高いスクリプトが作成できる。 機能一覧 記述 機能
B! 510 0 0 0 以前、 sparkという シェルスクリプトで棒グラフを表示するコマンドを紹介しましたが、 さらに複雑なグラフや地図などもターミナルに表示してしまおうと言う プロジェクトの紹介。 blessed-contrib termui wopr ブラウザに表示させる blessed-contrib nodeがインストールされている必要がありますが、 nodeが入っているなら取り敢えず $ git clone https://github.com/yaronn/blessed-contrib.git $ cd blessed-contrib $ npm install $ node ./examples/dashboard.js を実行してみてください。 ターミナル上に こんな感じのものが表示されると思います。 追記: 2015/11/30 上のgifはGNU screenを立
シェルスクリプトの中で、スペース区切りもしくはタブ区切りのレコードを扱うことがよくあると思います。 たとえば、前回のエントリ「AWS CLIとjqを使って、AWSのELBボリュームがアタッチされているEC2インスタンス名を出力するワンライナーを書いた - 双六工場日誌」のスクリプトの出力は以下のようになります。 i-ec56a9f5 vol-07d00601 servername i-ec56a9f5 vol-8f550991 servername このようなレコードの特定の列を取り出して、処理する際にどうするのが効率的か、というのがこのエントリのお題です。 非常に古い話題なので、昔からシェルスクリプトを書いている人には自明な話ではありますが、最近、シェルの標準機能の話を聞く機会がなく、失われつつある技術になってきている気がしているので、改めて確認ということで。 例として挙げたレコードから
2009/09/07 毎年夏に開催される軽量プログラミング言語(LL:Lightweight Language)をテーマにした「LLイベント」。第7回目となる「LLTV」が、2009年8月29日に東京・中野で開催された。この記事ではプログラムの一部、「大改善!!劇的ビフォーアフター」をレポートする。前編では、Rubyによるfortuneコマンドの“増築”と、Firefox拡張によるslコマンドの実装というネタ系発表をレポートした。中編ではC言語にLisp風のマクロを取り入れ、lsコマンドのソースコードを約半分に削減する匠の技をレポートした。後編となる本記事では、売り場業務が滞りがちだった販売管理システムをbashコマンドで“建て直した”という劇的ビフォーアフターの発表をレポートする。 DBを捨ててテキストファイルに変換 「100万件ぐらいの検索なら、シェルだけでも1000分の数秒でできます
※ 2014-04-26 追記並びに一部コマンド部分の修正を行いました。( > => >> に変更 ) 個人用のチラシの裏のつもりが予想以上に反響いただいていたようで非常にびっくりしております。 ちょっとしたバッチ処理的なものはさくっとシェルスクリプトでやっています。 で、ログをとっておくべくリダイレクトを噛ますわけですが、 スマートに書く方法を調べたのでメモ。 元ネタは @sechiro さんの bashのプロセス置換機能を活用して、シェル作業やスクリプト書きを効率化する でございます。 本当に参考になりました。ありがとうございます。 今までは こんなことやってたわけです。 #!/bin/bash LOGFILE=/tmp/script-log command1 >> $LOGFILE 2>&1 command2 >> $LOGFILE 2>&1 ... >> $LOGFILE 2>&1
自分にはもう必要ないかもと思いながら積読状態だった Linux標準教科書 を読みました。 以外と知らないこともあり勉強になりました。 基礎大事。 shellのデバッグ(sh -x) : 9.8 デバッグ(P.177) 新人の頃shellを書きまくって、print debugしまくってた自分に教えてあげたい。 例として分かりにくいかもしれませんが、 -x をつけて実行すると コマンドや変数の中身を表示しながら実行してくれます。 sampleとしては若干見にくいかもしれないですが $ cat samle.sh while true do echo "Continue? (y/n)" read input case $input in n) break ;; y) continue ;; *) echo "Please input y or n." ;; esac done これを -x 付きで
bashで変数の値を変数名にする方法を紹介します。 1.bashの間接参照を利用する bashでは「!」を使って間接参照することで、変数の値を変数名として利用することができます。 #!/bin/sh foo=hoge bar=foo echo ${!bar} これを実行すれば hoge と出力されます。 ただしFreeBSDやSolarisではこのテクニックは使えないようです。 よって、プログラムを他のOSに移植する可能性がある場合は次項のテクニックを使った方がよいでしょう。 2.evalを使った間接参照を利用する evalは変数を評価した後、引数の文字列をコマンドとして実行する機能があります。 evalを利用した間接参照で、変数の値を変数名として利用することができます。 #!/bin/sh foo=hoge bar=foo eval echo \"\$$bar\" これを実行すれば ho
私はシェルスクリプトの大ファンで、他人のスクリプトから面白い方法を学ぶのが大好きだ。最近、SSHサーバの2要素認証を簡単にするためのauthy-sshスクリプトに出会った。このスクリプト群を見まわしていて、みんなと共有したいたくさんのクールなことを見つけた。 出力に色付けする 出力文字列を、成功した時は緑に、失敗した時は赤に、警告は黄色に色づけしたいと思うことはたくさんあるだろう。 NORMAL=$(tput sgr0) GREEN=$(tput setaf 2; tput bold) YELLOW=$(tput setaf 3) RED=$(tput setaf 1) function red() { echo -e "$RED$*$NORMAL" } function green() { echo -e "$GREEN$*$NORMAL" } function yellow() { e
@hirose31 さんが「シェルスクリプトでハマった件→【募】ステキな回避方法」でお題を出されていて、それに回答してみました。 その内容はリンク先を見てもらうとして、回答の中で使ったbashのプロセス置換について書かれた記事をあまり見ないので、回答で使ったプロセス置換のことをエントリにしてみたいと思います。 最初に注意点ですが、プロセス置換の機能は、bashやzsh*1の機能でPOSIX互換の機能ではありません。そのため、使用時には、対応していないシェルでは使えませんし、bashで使う場合も /bin/sh ではなく /bin/bash を明示的に指定する必要があります。たとえば、プロセス置換を使ったスクリプト「script.sh」に対して"$ bash script.sh" というコマンドは成功しますが、"$ sh script.sh" というコマンドは失敗します。この辺りの違いは「/
シェルスクリプトで標準入力を加工する際に若干ハマリかけたので、今回はそのお話をしたいと思います。 みなさんのシェルスクリプトライフの一助になれば幸いです。 標準入力を加工するシェル関数、例えば、 入力を本文とするメールを送るシェル関数 ログを入力として受け取り、集計や解析をするシェル関数 を書く場合、みなさんどういう風に書いているでしょうか。 私は今までこんな風に書いていました… send_mail() { from='sender@example.org' to='receiver@example.org' { echo "From: ${from}" echo "To: ${to}" echo "Subject: test" echo cat - } | qmail-inject -A -f${from} } make_mail_body | send_mail これの何が問題かという
この記事は弊チームの新人の方にシェル操作に慣れてもらうために作った課題である。 皆様のチームの新人にやってもらってもいいですね。 あとで解答編を書く。 もちろん他の方も解いてもらって構わない。 というか僕の解答以上の解答がきっとあるはずなので、それを教えて欲しい。 はてブで解答でも面白解答お待ちしてます。 さて本題。 Webアプリケーションを作っていると偉いさんとか、いわゆる企画の人とかから 「ちょっと○○がどうなってるかログから数字だせない?」 とさらっとお願いされたりする。 そこで「いや、ちょっと手が空いてなくて(こっちは忙しいんだよ糞がっ)」と答えたくなるかもしれないが、 そこは「じゃあさくっとやっておきますよ!僕にかかればちょろいっすよ!」と答えらればかっこいい。 (あまりさくっとやりすぎるとそういう細々依頼がたくさんくる諸刃の剣) 例えば以下のようなログファイルがあったとする。
ディレクトリ名とファイル名とに分離する Linux シェル (sh) では次のようにして、変数に格納された文字列から "ファイル名" と "ディレクトリ名" を取得できる様子です。 #!/bin/sh # FILEPATH 変数にファイルのパスが格納されているとします。 FILEPATH="/etc/httpd/httpd.conf" # FILEPATH から拡張子を含むファイル名を取得します。 FILENAME=${FILEPATH##*/} # FILEPATH からディレクトリ名を取得します。 DIRNAME=${FILEPATH%/*} このようにすることで、FILENAME 変数には拡張子を含むファイル名が、DIRNAME 変数にはファイル名を除いたディレクトリ名が格納されます。 ここで使用している ## や % といった記号は、変数の値を調整するオプションのようで、次の意味合
エンジニアという職業柄かシェルスクリプトを書くことはちょくちょくあるのですが、自分なりに気を付けていることを備忘録&自分への戒めも含めて、簡単に書いてみたいと思います。 変数は大文字 シェルスクリプト書いていれば変数の出番は至るところであるでしょう。その際、可読性を増すように、変数は大文字を使っています。 RET=`cmd1`みたいに。好みの問題もあるでしょうが、分かりやすいので。 クオテーションは選ぶ クオテーションにはシングルだったり、ダブルだったり色々ありますが、使い分けておいたほうがよいでしょう。 変数の展開がないようであれば、シングルクオーテーションのほうがスマートでしょうし、展開があるのならダブルクオーテーションを使えばと。 ダブルクオーテーションを使うのにも意味があって、変数は「$RET」のようにクオテーションで囲まなくても動作はたいていするのですが、 echo "${RET
→ 他のプログラミング言語と同様に = を使用する。 シェルスクリプトでも C言語などと同様に = を使用することで変数に値を設定することができる。ただし、C言語とは違い = の前後にスペースがあってはいけない。 また、変数名の大文字と小文字は区別されるため変数 VAR と変数 var は別物として扱われる。さらにシェル変数に「型」は存在しないので、文字列や数値を区別なく設定できる。 ポイントをまとめると以下のとおりとなる。 = を使う 値の設定時は変数名の先頭に $ を付けない ($ は参照時のみ) = の前後にスペースを入れない (前後にスペースがあるとエラー) 型は存在しない (declare コマンドや typeset コマンドで似たようなことができるが推奨はしない) 変数名の大文字・小文字は区別される (VAR と var は別物) 特に「2」は初心者が犯しがちなミスなので注意す
目次 当サイトについて bash シェルスクリプト入門 -シェルスクリプトのいろは- コマンド Tips シェルスクリプト Tips 変数を使用する 配列を使用する 入力と出力 if 文と test コマンド for 文の使用方法 while 文の使用方法 case 文の使用方法 関数の使用方法 引数を処理する 終了ステータス シグナルと trap コマンド フィルタを使用した文字列操作 1 フィルタを使用した文字列操作 2 日付を取得する 文字コードと改行コード シェルスクリプトのデバッグ AWK リファレンス (Deprecated) シェルスクリプト ライブラリ 『ether.sh』 お知らせ Bluesky を始めました @sunone.me 変更履歴 2023.10.07 ページ内リンクを修正した。 2021.02.01 このサイトに「もう 1 ページ追加しよう」と思ってから、も
シェルスクリプト内で実行した cd コマンドをターミナルに反映させたい。シェルスクリプト内でふつうに cd しても、子プロセスで cd するだけ。exec cd すればいいだろうと思ったのですがうまくゆかず、はてな人力検索で質問しました。そこで、a-kuma3 さんという方に、最後に exec /bin/bash すればよい という、目から鱗なアイディアを教わったので、自慢しておきます。 シェルスクリプト内で実行した cd コマンドをターミナルに反映させたい - 人力検索はてな 検証/理解の確認として、ターミナルで echo $$ し、次のスクリプト dummy.sh を実行し、再度ターミナルで echo $$ してみました。いうなれば、ターミナルで直接向き合っているカレントプロセスをシェルスクリプトのプロセスに差し替える技。なるほど。感動しました。 #!/bin/bash cd /tmp
/bin/shの実体としてはash(dash)、bash、kshの採用例が多い。どのシェルもBourne shellの機能に加えて、拡張機能を提供する。 FreeBSDなどの*BSD系のOSは、ashを/bin/shとして使っている。ashはPOSIX.1(POSIX:2008)にいくらかのBSD拡張機能を取り込んだシェルだ。メモリをあまり消費せず、高速に動作し、ほかのライブラリに依存することが少ない。従って、rootやレスキューシステムのインタラクティブシェル、システムのシェルスクリプトといった場面で採用されている。 Mac OS Xはbashを/bin/shに採用している。FedoraやopenSUSEなどのLinuxディストリビューションもbashを/bin/shに採用している。LinuxディストリビューションでもUbuntuやDebian、Linux Mintなどは、高速に動作する
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