群馬県邑楽町の社会福祉法人が運営する施設に関連し、2024年8月~25年1月に男女の中高生2人が相次いで死亡していたことが28日、町などへの取材で判明した。このうち障害児支援施設に通所していた男子高校生(当時17歳)は海水浴の行事で体調を崩して亡くなっており、県は関係者に任意の聞き取りを実施し、当時の状況などを調べている。【湯浅聖一、遠山和彦】 県などによると、高校生は昨年8月、新潟県の海水浴場で行われた施設の宿泊学習に参加。職員が付き添って海で遊んでいた際に体の具合が悪くなった。意識はあったため、施設側は救急車の要請や病院の受診をせず、高速道路で3~4時間かかる地元のかかりつけの病院に直行しようとしたが、途中で容体が急変し、搬送先の病院で死亡した。高校生は持病があったという。 当時の施設側の対応について、県の担当者は「聞き取り調査をまとめているところで、問題の有る無しを判断できる状況では
