2024年5月10日(金)・11日(土)
ハイブリッド開催(現地・Zoom Webinar),
現地会場:九州大学医学部 百年講堂
2024年度日本計量生物学会年会を,2024年5月10日(金)午後,及び5月11日(土)に現地会場とZoom Webinarによるハイブリッド形式で開催いたします.また,10日(金)午前に,同様の開催形式でチュートリアルを開催予定,さらに5月9日(木)には応用統計学会年会が開催となります.
本年度も,一般講演として口頭発表及びポスター発表を募集いたしますので是非ともお申込みをご検討下さい.一般講演申込の詳細は下記の年会案内をご参照下さい.また,40歳未満の若手の正会員・学生会員を対象に「若手優秀発表賞」の表彰も行う予定です.奮ってご応募ください.本年会およびチュートリアルの参加につきましては,事前に参加申し込みをしていただきますよう,ご協力のほどお願いいたします.参加および講演申し込みの詳細は下記をご参照ください.
川口淳,口羽文,長谷川貴大,横田勲(企画担当理事)
参加希望者は,現地参加・オンライン参加を問わず,本サイトにて事前の参加登録・お支払いをお願いします(現地での参加登録並びに支払いは受け付けません).お支払い方法は,各種クレジットカードもしくは銀行振り込みとなります.先着順で受付します.空席がある場合は,当日まで受付を行いますが,5月3日(金)以降は,クレジットカードでのお支払いのみとなります.定員に達した場合には,締め切り以前に申し込み受付を終了します.支払いが確認できた方には,ポータルサイト上で領収証がダウンロード可能となります.なお,支払い確認日が領収証の発行日となります.お支払い期間が年度をまたぐため,お支払い手続きを行う日にはご留意ください.参加費のご入金後はキャンセルできかねますのでご了承ください.
参加申込後に入力誤りに気がついた場合はお支払いをせずに,新しく参加申込を行ってください.お支払済みの場合は速やかにご連絡ください.
現地参加される方は会場でポータルサイトより発行されるQRコードをご提示ください.参加登録および支払いが完了された方は,年会前日より特設ポータルサイト内にてZoom のURLの確認および予稿集PDFのダウンロードが可能になります.ログインに必要な情報は,申し込み完了時にメールでお送りする申し込み番号をご利用いただきます.詳細は,前日までにメールでご案内します.オンラインでのセッション参加はポータルサイト内に提示したURLから入室してください.
会員種別 | 年会 | チュートリアル |
---|---|---|
本学会員 | 3,000円 | 2,000円 |
応用統計学会員 | 3,000円 | 2,000円 |
非会員 | 5,000円 | 4,000円 |
学生(会員,非会員とも) | 1,000円 | 1,000円 |
※非会員の方が参加申込受付時に学会へ入会いただく場合は,会員参加として受付をします.入会については日本計量生物学会HP(https://www.biometrics.gr.jp)をご覧ください.
運営委員
川口淳,川野 秀一,岸本淳司,口羽文,長谷川貴大,船越公太,横田勲
日時:2024年5月10日(金)~ 11日(土)
セッション名:「異質因果効果の推定:個別化医療選択への理論と実践」
オーガナイザー:竹内 由則(横浜市立大学)
内容:
従来,臨床試験や観察研究における因果推論はintent-to-treat効果を始めとする平均(周辺)効果を用いて為されてきた.平均効果は,ランダム化あるいは十分な共変量に基づく逆治療確率重み付け等により,比較群間の共変量分布が揃うことで因果効果としての正当化がされる.一方,平均効果では各対象者に対する治療効果が集団全体として統合されるため,共変量に基づくサブグループ間の治療効果の違い(共変量による治療効果の修飾)を評価できないという課題があった.近年,対象者の特性に基づく治療の選択,いわゆる個別化治療の重要性が注目される中,異質因果効果(あるいは条件付因果効果)の推定方法論の発展が目覚ましくなってきている.
本セッションでは,治療効果の異質性を捉える問題に関して,方法論と実応用の両面から講演を行う.具体的には,近年医療分野で活用が進んでいるベイズ推測の枠組みを用いた異質因果効果の推定方法や,実際の臨床研究における因果フォレストを用いた異質治療効果の評価などについて,最新の研究成果の紹介や実用上の視点について概説する.
セッション名:「私と計量生物学」
オーガナイザー:川口 淳(佐賀大学),口羽 文(神奈川県立保健福祉大学),長谷川 貴大(塩野義製薬),横田 勲(北海道大学)
内容:
丹後 俊郎(医学統計学研究センター)
『私と計量生物学』
以下の分野毎に演題を募集します.
A.臨床試験・臨床研究, B.疫学, C.因果推論, D.ゲノム・バイオインフォマティクス, E.資源・環境・農業, F.事例研究, G.その他
応募の際には,ご希望される分野名を必ずご指定下さい.分野毎の演題募集には,学会の独自性・特色をより打ち出し,専門性を深めるというねらいがあります.分野毎に,より踏み込んだ活発な議論を期待しております.会員の皆様の積極的なご発表をお願いいたします.
口頭での発表を希望するかポスターでの発表を希望するかを,申し込み時にお申し出ください.ポスター発表は,現地発表のみとする予定です.希望を最大限尊重いたしますが,プログラム編成の都合上,発表形式の変更をお願いする場合がございますことをご了承ください.
口頭での発表をされる40歳未満の若手・学生会員の方を対象に,「若手優秀発表賞」(Young Investigator Presentation Award)を創設します.以下の(5)をご参照ください.
日時:2024年5月10日(金)午前
テーマ:高次元データに対するモデル選択
内容:
興味のある変数に関連するいくつかの変数を選択することを目的としたモデル選択は,古くから統計解析における主要なテーマとして研究されてきた.特に,近年の高次元データ解析においては,一部の変数のみが特定の変数に影響を与えるという,スパース性が仮定されることがしばしばある.遺伝情報学や生命科学など,スパース性の仮定が自然であろうと考えられる分野は多く,スパース性に基づくモデル選択は理論・応用の両面においてますます重要となっている.本チュートリアルでは,高次元データに対しても適用可能な方法として,まず,Lasso(R. Tibshirani, 1996)に代表されるスパース正則化法に基づくモデル選択について説明する.次に,周辺モデルに基づくモデル選択手法であるスクリーニング(Fan & Lv, 2008)とその拡張について,適用事例とともにそれらの特徴や理論的性質を解説する.
試験統計家認定の更新を申請される方は,有効期間内に30単位を取得する必要があります.年会は“10単位”となっており,1/3を満たします.単位認定をご希望の方は,登録時に「試験統計家の単位認定の希望有無」の項目で「希望する」を選択してください.当日はZoomのチャット機能を利用して,そこに提示したURLを押下していただくことで出席確認を行います.確認タイミングは初日および2日目午前・午後の各1回としますが,そのいずれかで確認できれば出席したものとみなします.現地参加の場合は当日の受付完了後に,Zoomのチャット機能を利用して出席確認された方は後日に,ポータルサイト上で受講証がダウンロード可能となります.なお,単位認定の受講証とは異なり,参加証明書については,参加登録および支払いが完了された方に一律発行されます.
・年会期間中に日本計量生物学会総会,学会賞授与式を開催します.
・5月9日(木)には応用統計学会年会が開催されます.参加費は応用統計学会員,日本計量生物学会員4,000円,非会員6,000円,学生(会員,非会員とも)1,500円です.