飲食業界の報連相を、ツール一元化で改善。プレジャーカンパニーの「なるべく1つのツールで完結させるDX」とは?
「食を通じて喜びを創造する」というミッションを掲げ、関東を中心に飲食店を展開する株式会社プレジャーカンパニー様。「アジアンビストロ Dai」「スパニッシュイタリアンDai」など、エスニック・イタリアン・和食・中華料理などの業態で21店舗を運営しています。
正社員、契約社員、パート・アルバイトを合わせて約300名を抱える同社では、報連相の抜け漏れに課題を感じ、エンゲージメント向上も見据えてTUNAG(ツナグ)を導入。社内のツールや取り組みを、TUNAGに一元化しています。
報連相からQSC、理念浸透などのさまざまな取り組みをTUNAGでどのように実施しているのか、商品本部長の宍倉様にお話を伺いました。(以下、敬称略)
※記載の内容は、インタビュー時点の情報です。
社内の報連相が課題、店舗独断の取り組みも
情報が散らばり報連相の漏れが発生、私用SNSで情報共有が行われていた
〜TUNAG導入前、どのような課題を感じていましたか?〜
宍倉:社内の報連相に私用のSNSを使いながら、他にもコミュニケーションツールや、資料保管用にクラウドのストレージサービスを使っていました。色々なツールに、色々な情報が散らばっており、報連相の漏れが発生して業務に支障をきたしていたんです。
また、本部で決まったことがエリアマネージャーや店長までなかなか伝わらなかったり、情報が「又聞きの又聞き」で共有されて、どこかで止まってしまうこともありました。
〜私用のSNSを業務で使う中で、困りごとや懸念はありましたか?〜
宍倉:SNSのグループが多すぎて、どこで何を言ったか分からなくなっていました。グループへの招待も一人ずつ手動で行うので、「新しい店長から全く報連相がないと思ったら、店舗のグループに招待されていなかった」ということもありました。
また、私用のSNSだと従業員が個人間でメッセージを送ることも出来てしまうので、ハラスメント抑止の点でも懸念がありました。会社として、店舗で私用のSNSを使うのをやめたいと感じていましたね。
エリアマネージャーや本部の知らないところで、店舗独断の取り組みが発生
〜報連相以外で、当時悩んでいたことはありますか?〜
宍倉:店長が「イレギュラー営業がしたい」「パーティーメニューを変えたい」など独自でやりたいことを考えてくれるんですけど、エリアマネージャーや本部が確認することなく、店舗の独断で実施されてしまうことがあったんです。
やりたいことを考えてくれるのはとても良いことなんですが、完成度の高い状態でお客様にサービスやメニューを提供できるよう、きちんと承認する仕組みを整えたいなと思っていました。
機能の豊富さと価格のバランスがTUNAG導入の決め手に
〜そのような課題がある中で、TUNAGを導入した理由を教えてください〜
宍倉:いくつかツールを検討したんですが、「報連相に特化したツール」とか「申請承認に特化したツール」がある中で、TUNAGは、報連相も、申請承認も、エンゲージメント向上の取り組みもできるのが良いなと思いました。
1つのツールでやれることや価格など、全体的なバランスを考えて、最終的にTUNAGを選びました。
報連相からQSC、理念浸透まで、幅広い取り組みをTUNAGに一元化
報連相の場所を「正社員/全従業員 」「店舗」などで分類
〜課題だった「報連相」について、TUNAGをどのように使っていますか?〜
宍倉:本部からのお知らせを、「マネージャーやシェフまで」「正社員まで」「アルバイトやパートを含めた全従業員向け」の3パターンに分けています。誰に情報を伝えたいかによって発信場所を使い分けて、伝えたい相手にだけ一斉に伝達しています。
従業員同士の連絡については、店舗ごとに報連相の場所と、チャットルームを作っています。
正社員の方も、パート・アルバイトの方も、皆さん自分のスマホでTUNAGを見ていますね。見るタイミングについても特にルールは作らず、お任せしています。
日報で営業の様子を見える化、月間目標への取り組みも共有
〜日報について、どのように活用されていますか?〜
宍倉:売上報告と、あとはその日の営業の様子を報告してもらっています。
休みだったスタッフも、後から「今日はこういう感じの営業だったんだな」とか「あの常連さん来てたのか」と知れますし、本部からも売上の数字だけでなく、店舗の営業の様子が見えます。提出者は各店舗に任せているので、アルバイトが提出している店舗もありますね。
また、月間目標に対する行動もTUNAG上で発信してもらっています。「今日の営業ではこういうことをしました」と書いてもらうことによって、月間目標を達成させていく過程が分かります。
QSC向上のため、チェックや振り返りも実施
〜QSCに関しても、TUNAGを活用していると伺いました〜
宍倉:「フードバトル」という取り組みがあります。1品につき20点で審査し、一定基準以下の商品は即改善してもらうというものです。料理や飲み物のクオリティー向上のために行なっています。
エリアマネージャーが各店舗のキッチンやホールをチェックしてフィードバックする「臨店チェック」という取り組みもあります。今後はフードバトルと同様、5段階評価で◯点以下は即改善してもらう、というルールに変更することも検討しています。
〜サービス向上に関してはいかがでしょうか?〜
宍倉:一部店舗で「今日のフィードバック」という取り組みを実施しています。お客様からいただいた感想や、会話した内容を店舗内で共有するものです。
弊社ではサービスに重きを置いていて、注文を取るときも「このメニューがおすすめです」「こちらのお料理、先に持ってきましょうか?」のような会話を大切にしていたのですが、注文がタッチパネル式になってしまったんです。
今後も、お食事後の「お料理いかがでしたか?」という会話など、サービスを強みにしていくために、一部の店長が自発的に「やりたい」と言って始まった取り組みです。
理念浸透のための「トップメッセージ」「バリューブログ」
〜経営陣や本部からの発信もしているのでしょうか?〜
宍倉:Web社内報のコンテンツとして、社長から正社員に向けて月に一度「トップメッセージ」を発信しています。社長の声を店舗の正社員まで届けるのってなかなか難しいと思うんですけど、「自分の想いを月に1回は現場に伝えたい」という社長の願いで作りました。
また、「本部バリューブログ」も投稿しています。ミッション・ビジョン・バリューのうち、バリューについて、「お客様に喜びを提供するにはこうすると良いですよ」という内容を、パート・アルバイトの方も対象に発信しています。
〜その他に、エンゲージメント向上の取り組みはありますか?〜
宍倉:やっぱり、飲食業に関わる人たちは料理を見るのが好きなので、料理に関する投稿は既読数も多く、ログイン率も上がるんです。
そこで、エンゲージメントの向上を狙って「試食会通過メニュー」という、社内審査を通過したメニューを紹介するコンテンツを投稿しています。
ツール一元化で報連相の抜け漏れが減り、福利厚生にも効果を実感
「なるべく1つのツール」でのDX化、情報の抜け漏れが少なくなった
〜「色々なツールに、色々な情報が散らばっていた」という課題は、TUNAGで解消できていますか?〜
宍倉:報連相や社内報のコミュニケーションツールとして使いつつ、エンゲージメント向上の取り組みも進めていますし、今後は届出書や申請書など、業務申請も一元化していきます。TUNAGが、社内全体や全従業員をカバーするツールになっていると思いますね。
色々なものをDX化していく中で、「複雑にならないように、なるべく1つのツールで、ある程度のことを完結させる」というのが、TUNAGで実現できています。
〜ツールがまとまったことで、社内の報連相にも良い影響はありましたか?〜
宍倉:やっぱり、報連相の抜け漏れが減って、以前に比べて良くなりましたね。また、情報発信の場所をTUNAGに統一したことで、「TUNAGに載ってるよ」と言えるようになり、「言った」「言ってない」みたいなことが起こりづらくなったと思います。
店舗独自の取り組みについても、「店長 → エリアマネージャー → 本部」の順番で申請・承認のワークフローを組んだことで、「大丈夫だな」と承認したり、「ここをもう少し修正してほしい」とコメント付きで差し戻しをすることができるようになりました。社長から「これOK出したの?」みたいに聞かれることも少なくなりましたね。
手軽で使いやすい福利厚生「TUNAGベネフィット」が従業員に人気
〜その他に感じている効果はありますか?〜
宍倉:従業員から、「TUNAGベネフィット(※)めっちゃ良いですね!」「うちの福利厚生で一番良いです」という声を聞きます。
やっぱり手軽さと使いやすさという点で人気があるのかなと思います。コンビニチェーン、カフェチェーンとか、比較的有名なブランドのクーポンもあって実用的ですよね。
※TUNAGベネフィットは、TUNAGが提供する福利厚生サービスです。フィットネス、グルメ、レジャーなど、各種サービスの割引やクーポンを、パート・アルバイトの方も含めてご利用いただけます。(画像はイメージです)
「TUNAGって面白い」従業員に見に来てもらうために考えていること
〜より多くの方にTUNAGを見てもらえるように、運用の中で工夫していることはありますか?〜
宍倉:誰が見ていて、誰が見ていないか、管理画面で確認はできるんですよね。店長やシェフにも「どれくらい見られてるか分かります?」と聞かれます。
けれど、エンゲージメント向上のためにTUNAGを使っている中で、「あなた、ちゃんと見てないですよね?」みたいなことを言ってしまうと、強制力が生まれて信頼関係を築きづらくなると思うんですよね。
だからこそ、試食会通過メニューやまかないなど、皆さんが興味を持つような内容を投稿して「TUNAG面白いな」と思ってもらって、自主的に見に来てもらえるように運用していければと思っています。
エンゲージメントの領域での活用を加速させていきたい
〜最後に、今後の展望をお聞かせください〜
宍倉:エンゲージメントを高めるという点で、まだ使いこなせてない部分も多いのですが、やっぱりTUNAGを通して従業員が楽しんで仕事ができるようにしていきたいですね。
たとえば、アンケート機能で従業員満足度を把握するのも良さそうだと考えています。あとは、新しく入るスタッフを店長が紹介するコンテンツを作って、同じ店舗の皆さんが「よろしく!」「入社おめでとう」とコメントできるようにするとか。
会社としてエンゲージメントを高め、それを離職率の改善にも繋げていければと思っています。
〜宍倉様、お話しいただきありがとうございました!〜
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