本連載は、日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさん執筆の書籍『出社してから帰るまで ネイティブに伝わるビジネス英語700』『30秒英語プレゼン術 エレベーター・スピーチでビジネス英語のレベルが一気に上がる!』『打ち合わせから出張まで ネイティブに伝わるビジネス英語 ワンランクアップ編』(アスコム刊)から一部抜粋しています。
――あなたは残念な英語になっていませんか? ビジネス英語では、日常英会話よりもさらに、伝えたいことが正確に、はっきりと伝わることが大切です。
でないと、思わぬ誤解から、仕事が失敗に終わったり大きな損失を出してしまったり、相手を怒らせてしまう可能性があるのです!
しかし、実際のビジネスシーンでは「使ってはいけない表現」を使ったり、「誤解されやすい表現」を使ったり………。残念なビジネス英語が飛び交っています。そして、そのことに気付いていないのは話している本人だけだったりします。
書籍では、使ってはいけない表現と、ネイティブに「ちゃんと伝わる」表現を紹介しています。
日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさんによる連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」。第19回はイベントや社外での販促活動などでよく使われる会話、フレーズを紹介していきます。
→連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」バックナンバーはこちら
まずは、意味は似ていますがネイティブには伝わりにくい表現から。
Can't you ……?はイライラしている含みのある表現です。「私を助けるくらいできないんですか?」といったニュアンスになります。お願いをするのであれば、丁寧に言うに越したことはありません。Could you help me a little?のa littleには、手伝ってくれる相手に対する気遣いが感じられます。
How much access ……? では年間のことを聞いているのか、月間なのか1日なのかがはっきりしません。またaccessは「交通の便」あるいはWebサイト上にある「行き方」を表す言葉で、Webサイトなどのアクセスは通常hitを使います。the daily hit numberで1日のアクセス数になります。
インターネットの普及によって新しい言葉は次々と生み出されています。一般的に使われる言葉ではありませんが、ユニークなものをいくつか紹介します。
This webpage is angry garden salad. (このWebサイトはデザインがよくないなあ。)
I was double geeking yesterday. (昨日は2台のコンピュータを操ったよ。)
It looks like you have fat fingers. (ずいぶんスペルミスをしているようだなあ。)
In an ohnosecond, I pushed the send key. (わあ、しまった、送信キーを押してしまった)
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