午後鳴門市内の新人猟師K君とヤマドリ猟に行く予定だった。
時間少し前にk君が来た。
わしの車で出かけるのだが彼が銃を持たずに来た「銃は?」と聞くと「最初は雰囲気等を見たい」との事です。
わしが銃を持って来いとは言って居なかったのだが普通猟に行くなら持参する。
彼が銃を持ってこなかった事で益々気に入った。
将来良い猟師に成る素質が有ります。
45年も前に有る猟師がキジ場を案内すると言ってくれたので行くと、本人は銃を持たずに案内だけしてくれました、それ以来の友人です、今期もイノシシを3頭上げる程の気安い友です。
最初の出会いでその人の事が大体わかります。
20km程離れた猟場へ走る。
トラ子は誰にでも懐くがクマ子はやはり警戒する。
最初の谷では後ろから来ていたクマ子がいつの間にか先へ行く、しばらくすると前上方でクマ子が吠え出した、イノシシを見つけて追跡しながら吠え続けます、トラ子は行きません。
右上から左上へ移動しまた元の右奥へイノシシが動くのがクマ子の吠える声で判断できたが傍までは行けず。
5分余りでクマ子が戻ったので褒めてやり谷を出る。
次の谷へ行くも堰堤が有るので手前で何かを探したが出会いなく、わしが「引き返すか?」と彼に聞くと「もう少し奥へ行きたい」と言ったので斜面を登り堰堤の上の平坦な谷底を奥へ歩いているとトラ子が右斜面を奥へ行きクマ子も続く、ほどなくヤマドリの羽音がしたが下らず上方へ黒いのが飛んだ、彼も羽音は聞いたが姿は見えなかったそうだ。
奥へ進み見透視の良い場所で上空を見ながら待つが上流からクマ子・トラ子の順で帰って来た、着地点が遠かった様だ、亡くなった姫なら多分出したでしょう。
諦めて谷を降りる、2谷共イノシシの足跡や痕跡多し。
わしがへたったので猟を終了して帰宅。
K君もヤマドリ猟の雰囲気等は分かった様です、また休みが合えば(彼次第)今度は銃を持って出かけようと思う。
まだ十分明るい内に帰宅。
イノシシもヤマドリにも出会えたので良しとしよう。(姿は見えずとも)
(この奥でイノシシを追跡する)