ツイッターをやめてから一ヶ月近く経つけど、どのような変化があったか書いておく。

・ツイッターで話題になってるどうでもいい揉め事や炎上についてのしょうもない大喜利が流れてこなくて平和になった。
・ジャニーさんが死んだとかクソみたいなデマが流れてこなくて平和になった。
・大量のツイートから面白い発言を探して星を付ける(今は星じゃないか)作業をしなくなって時間のムダがなくなった。

ひとことで言うと平和になった。以前は数万くらいフォロワーがいて、何かちょっと奇をてらった記述を書き込むとあっという間に数十数百とかいいねが付いたものだ。しかしよくよく分析してみるとどの発言にもいいねしてくるメンツというのがいて、こいつらはいつも一緒。大体何がいいねなのかわからない。長濱ねるとか書いただけでもいいねしてくるわけで完全に虚無である。ギョエーとか書いただけでもふた桁いいねってお前らアホなんじゃねえのか。

冒頭に述べた件、なぜこんなことになってしまったかと考えてみると、ツイッターがいまや過剰な拡散力を持ってしまったことに起因すると思う。本来つぶやきサービスつまり独り言だったはずなのに、あれよあれよと拡散して関わりたくない人間にまでリーチしてしまう。しょうもない大喜利に時間を費やした上、文脈無視して情報の断片が拡散してクソみたいな人間に届いて面倒なことになるとか、一体誰得なんだこれ。

で、今はこのようにブログに文章を書いているわけだが、ちゃんと文章を書くというのは良いものだ。文字数の制限とか無いし、自前で運営しているので裁判沙汰とかにでもならない限り発信内容を規制されることもない。完全に自由に情報発信することができるという、何とも言えない居心地の良さのようなものまである。なんだ最高じゃん。

ところが問題はといえば読者のほうだ。現代の人間はすっかりスマートフォンで SNS の情報を浪費することになれてしまって、情報の取得元といえばツイッターだの、ラインニュースだの、インスタのコメント欄だの、あれもこれも SNS である。オープンな情報発信ツールだったはずのブログというのは世の中的にはすっかり廃れてしまった。一部の物好きが文章を書き連ねて、それを読んでいるのも一部の物好きという状況下にある。

ツイッターとブログの立ち位置がまるで当初のコンセプトとはすっかり入れ替わってしまったようだ。このあたり先日見かけた記事にも似たようなことが書いてあった。そういえば一時期のブログ活況に一役買ったのが、はてなブックマークを始めとするソーシャルブックマークの数々だったはずだが、最近はてなといえばはてな匿名ダイアリーばかりの気がする。一応はてなの株価は上場してから上がってはいるみたいだけど、誰がどんな理由で買っているのかサッパリわからないな。

そもそも最近の人間はどいつもこいつも PC を起動すらしないでひたすらスマートフォンばかりいじっているのだから、スマートフォンにノンストレスで情報を流せるような仕組みがあるとブログも活況化するのではないかと思う。今はこれといった決め手が無い。スマートフォン向けに最適化されたブログリーダーみたいなのを上手いこと流行らせたら結構良い感じにまた盛り上がるんじゃないだろうか。

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