2022 ふりかえり
色々あった一年なのでふりかえり。主にプライベートなことが中心でかなり長め。ヘッダの画像は今年3歳になった愛犬の写真。可愛いでしょ。
総括してひとつだけ声を大にして言いたいことは「結婚式(やパーティー)、住宅購入、出産などの大きなライフイベントは同年に重ならないよう分散すべし」ということ。これはホントにマジで。
子どもが生まれた&育休取得中
9月4日に第一子が生まれた。それに合わせて2023年2月末まで半年の育休を取得しており、この年末でちょうど4ヶ月ほど経っている。育休については色々と書きたいこともあるので別のエントリにするつもり。
年明けすぐ1月2日に妻の妊娠がわかった。翌週に予定していた父の古希祝いで一度帰省したが、移動中に妻がいつもはしない乗り物酔いをしドタバタ、早速実感を得る。そのすぐ後に祖父の逝去もあったが、大事を取って自分だけ帰省したり、思い返すと慌ただしい1月だった。しかしそれ以降は妻の体調を優先に、マタニティフォトを撮りにいったり、愛犬とゆっくり散歩に出かけたり、出産までは穏やかな日々を過ごせた。
子の誕生に際しては予定外のことが起こり、結果俺の方が慌ててしまったというか、どちらかというと妻の方が動じることなく、腹が据わっていたなと。こういう時に男は無力。とにかく母子ともに無事でよかった。同じ年に祖父が亡くなって子が生まれたことにも何かしらの命の繋がりを感じざるを得ない。
生まれてからの生活は夫婦で試行錯誤の毎日。大変なことはままあるが、子どもは想像を遥かに超えるレベルで可愛い。生まれたてから長く時間を一緒に過ごすことが出来ているので、育休を取って本当によかった。
マンションを購入した
年明けてすぐ、同じマンション内で売りが出た部屋の内見に行き購入を決めた。4月に決済をし、部屋のクリーニングなどを行い、6月末に引っ越しをした。
実は2020年に今回より条件も価格も良かった別の部屋が売却に出た際に内見まで行ったのだが、当時は今と探している要件が異なっていたため見送ってしまった。機会を逸してしまったことが悔やまれる。中古マンション物件との出会いは恋愛や結婚と同じで本当にタイミングが大事。今回は若干相場より高めではあったものの購入に踏み切った。
少し経緯を書くと、2019年の結婚を機に住んでいたマンションを売却した後一度賃貸に引っ越してから、どこかでまた家を買おうとは思っていた。2020年からちょいちょい内見に行ったりしていたが、なかなかこれという物件とは巡り会えず。あらためて夫婦で要件をまとめた結果、2年ほど住んで街が気に入ったのと、ゆくゆくの子育てを考えた時の治安や学区の良さが決め手となり、現在住んでいる最寄駅のエリアに絞って探すことにした。その矢先に現在の物件が出たという次第。
今回特に大変だったことは引越し。同じマンション内なので一人で運べない大物家電だけ業者に頼み、細かいものは自分達で運ぶことで引越し代を安く済まそうと目論んだが、結論すべて業者に頼んだ方が良かった。当時妊娠9ヶ月の身重な妻に無理させられないのでやるのは自分一人。思った以上に往復が負担だったのと、ボチボチ暑くもなる時節だったのも良くなかった。引っ越し代は必要以上にケチってはいけない。
今回の物件はおそらく15-20年くらい住む想定でいるが、ある程度リセールバリューも考えてはいるので臨機応変にいきたいところ。
結婚パーティーを開催した
5月に結婚パーティーを開催した。2019年に婚姻届を出し、本来であれば秋に結婚パーティーをする予定だったが、令和元年東日本台風 - Wikipediaの直撃を受け延期。2020年に入りコロナ禍となってしまい、2020年5月、2021年1月、2021年8月と全て緊急事態宣言とかぶり計4回の延期を強いられた。5度目の挑戦で3年ごしにようやく開催ができたことになる。悲願、というと少し大げさかもしれないが、開催の感慨はひとしおでゲストからも盛大にお祝いいただき、本当にありがたかった。
幸せはもちろんあったが、それ以上に解放感がハンパなかった。何度も準備をやり直す3年間でずっと頭の片隅に「結婚パーティーをやらなきゃ」という気持ちがあったので、無事に終わってからは「もう準備しなくていいんだよね?」という話を夫婦で何度かしたくらい。
会場に当日の様子を録画してもらった映像DVDがあるのだが、実はまだ見れておらず。これを書いてまた思い出したのでこの年末年始にでも観ようかしら。
ICL手術をした
ICLは "Implantable Collamer Lens" の略。名の通り、眼の中に小さなレンズを埋め込んで近視・遠視・乱視を矯正する治療法。
生涯かかるコンタクトレンズ購入のコストや着脱の手間を考えると、早ければ早い手術の方が得というのがキッカケ。ではあるがこれは建前というか、それよりも「メガネをかけない方がカッコいいからICL手術をしろ」という妻からのリクエストがどちらかというと本音。彼女曰く「顔面課金」とのこと。まあ課金したのは俺だがな。
2021年11月にカウンセリングは受けていて、当初は今年の1月に手術の予定だったが、諸々あり3月に変更した。手術後の生活はとにかく快適で、やはりもっと早くやっておけばよかったと感じる。特にプールや温泉などメガネやコンタクトレンズが着用できないシーンでの恩恵が大きい。妻も大変満足しており八方好しである。
確定申告の医療費控除は忘れずに。民間の医療保険に入っている場合、保険金も請求できる。色々詳細書けそうだな。気が乗ったら別エントリにするかも…
歯科矯正が終了した
2020年10月末から始めた歯科矯正が11月で終わった。2年かかった。長かったな。
キッカケについては、過去に噛み合わせの悪さから特定の歯に負担がかかり、一本ダメにしたことから、噛み合わせの機能的な改善をしたかったため。だがこれもやはり建前で、ICL手術と同様のため以下略。矯正はワイヤー矯正とマウスピース矯正の二つが主流であるが、今回はマウスピース矯正(invisalign インビザライン)だった。
結果として噛み合わせはもちろんだが、やはり審美的な改善は大きく、かなりインパクトがある。またデンタルケアがしやすくなり、歯の健康を考えると生涯的な価値は高いと感じた。
妻も大変満足しており以下略。こちらも確定申告の医療費控除は忘れずに。これも別エントリか?
今年新しく始めたこと
細かい理由は割愛するが、ここ数年「誰かに何かを習う」「一人で鍛錬・練習ができる」何かがしたいなという気持ちがあり、今年の後半に駆け込みで、もともと興味があって新しく始めたものがある。それが空手とピアノ。
結果論ではあるが、いずれも「家で(ある程度)時間を気にせず練習できる」という要素が満たせており、今後さらにライフステージや環境が変わっていく中でも粛々と続けられるといいなと思っている。
また常々「やりたいと思っている今が始めどき。すぐやるべき。」と話す妻の影響もあり、そういう前向きなところに後押しされていることに感謝している。
空手(型)
かねてから空手の型の所作が合理的で純粋に美しいと感じており、自分でもそれをなぞってみたいという気持ちがあった。型の習得に重きをおく空手としてはいわゆる伝統派空手があるが、その中でも沖縄空手系の道場がたまたま近所にあったのは幸運だった。11月から始め週一で通っており、今はまだ体験入門の期間で、1月まで見習いのあと2月から正式に入門となる予定、多分。型稽古中心なので、道場の先輩方もまさに老若男女という感じで、自分も生涯武道として取り組めればと考えている。
体験入門中は流派の型ではなく、初心者向けの平易な型の習得に考案された「普及型 (Ⅰ, Ⅱ)」の練習をひたすら反復している。また「空手は一畳あればどこでもできる」と言われるように、正拳突きなどの定置稽古は場所を取らないので、家でも隙間時間に黙々と技を繰り出すのが日課になってきた。
ピアノ(弾き語り)
音楽は昔から好きで、サックスとベースはちょっとだけ吹ける/弾けるのだが、いずれも基本的には単音の楽器で、何か和音を奏でられる楽器が出来るようになりたいなという気持ちがあった。その中でもここ数年でピアノへの憧れが強くなり、特にピアノで弾き語りが出来たらどんなに楽しかろうと考えることが増えた。というか白状します。藤井風さんがめちゃくちゃカッコよくて憧れてます…今ちょうどテレビで歌ってるな。
こちらもたまたま近所にクラシックではなくポピュラーピアノの教室があり通うことにした。早速電子ピアノも購入し、育休中の隙間の時間に爪弾いている。ヘッドホンをしてるといつの間にか夜中の2時近くになっててビックリしたりする。
仕事について
1月に妻の妊娠が発覚した時から半年の育休を希望していたので、上長に早速相談したところ快く応えてもらい、そこからは所属する部メンバーのみんなにも業務の引き継ぎ等々でたくさん負担をかけ、またお世話になった。おかげで仕事からは離れて全力で家族と向き合えている。本当に感謝。
ということで、今年は8月末まで業務していた。2020年7月から現在のポジション、いわゆるエンジニアリングマネージャーとして、今年もプロジェクトマネジメントしつつ実務のこぼれ球を拾ってやっつけたり、ピープルマネジメントとして部内のエンジニアが働きやすい環境づくりをしたり、各種イベントの開催や登壇で技術広報的なことをしたり、HRと協力して採用活動をしたりと色々奔走した、つもり。
とはいえ、ここまで書いた通り今年はプライベートで色々とありすぎた。妊娠中の妻をケアしつつ、マンション購入の手続きを進め、結婚パーティーの準備をしていた今年前半は今考えるとよくやったなというか、逆に仕事に割り当てれるワーキングメモリが枯渇しかけていた。少し疲れ気味でもあり、仕事にコミットできたとは言い難い一年であったと思う。
2023年は3月から業務に復帰する。現在の勤め先で13年間勤続する中で、仕事のことを全く考えずに半年も過ごしたことはなかったので、復職後はまた気持ちを新たに臨みたいと考えている。
といった具合に盛りだくさんの一年ではあったが、3人と1匹、家族みんなで年の瀬を迎えられてよかった。