PromptWorksで生成AIのプロンプトを販売する方法
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こんにちは、画像生成AIのプロンプトを研究している じょじお(@jojio‗illust)です。
この記事では、AIプロンプト専用マーケットプレイス『PromptWorks(プロンプトワークス)』を利用し、プロンプトの販売方法を詳細に説明します。
新たな国内マーケットを活用し、プロンプトエンジニアとしての可能性を拡大したい方にはおすすめの内容です。ChatGPTやMidjourney、DALL-Eなどの画像生成AIのユーザーの方にとって、このマーケットは副収入を生む機会となるかもしれません。ぜひご一読ください。
あなたのスキルがAIの未来を変える【PromptWorks(プロンプトワークス)】
プロンプトマーケットプレイス『PromptWorks』とは?
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『PromptWorks(プロンプトワークス)』は、日本をベースにしたプロンプトマーケットプラットフォームです。
2023年6月にリリースされたばかりの新しいサービスで、AIのためのプロンプトを販売し、収入を得ることができます。
- 運営:株式会社ユニソンプラネット
- 日本のマーケットプレイス
- 業界最多となる70種類以上のカテゴリ
- 取り扱いAIツールは業界最多の9種
特徴1. カテゴリが豊富
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PromptWorksは、単なるプロンプトの知識以上に、各分野の専門家が緻密な知見をもとに生成したプロンプトを提供しようと考えています。
マーケットは法務、不動産、医療からエンターテインメントに至るまでの幅広いカテゴリで構成されており、運営が厳格に品質をチェックすることで、高品質なプロンプトを確保します。
このため、ユーザーは信頼性の高い専門的なプロンプトを容易に見つけることができます。
特徴2. 業界最多の9種類のAIツール対応している
PromptWorksは9種類のAIツールに対応しています。
プロンプト販売所として有名なPromptBaseと比較しても、その数は多く業界最多とのことです(対応ツールは後述)。
(プロンプトワークス)
(プロンプトベース)
PromptWorksでプロンプトを販売するメリット
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ここでは、プロンプトを販売する販売者の視点から、PromptWorksでプロンプトを販売するメリットをまとめました。
1. 業界最安手数料(ベータ版の期間のみ)
PromptWorksの手数料は、現在はベータ版のため、手数料0円となっています。ベータ期間終了後は10パーセントとのこと。
2. 日本製のプラットフォームでの完全な日本語サポート
Promptworksは、日本製のプラットフォームであるため、日本語を完全にサポートしています。
多くのプロンプトマーケットプラットフォーム、例えばPromptBaseなど、は海外のサービスで英語が主体となっているため、日本の市場は貴重です。これにより、日本のユーザーへのリーチしやすいです。
3. 対応するAIツールが豊富
PromptWorksは対応するAIツールが豊富です。
国内で人気のある主要なAIツールは、ほぼ網羅されているのではないでしょうか。
普段様々なAIツールを複数使っている方でも、当プラットフォームで対応しているAIツールであれば、一つのプラットフォーム上での販売が可能です。
- DALL·E
- Midjourney
- ChatGPT
- Stable Diffusion
- Stable Animation SDK
- Canva AI
- Notion AI
- Bard
- Bing AI
4. プロンプトエンジニアとしてのポートフォリオになる
PromptWorksでの活動は、プロンプトエンジニアとしての実績を積み上げる絶好の機会となります。
質の高いプロンプトを公開し、プロフィールをしっかりと構築することで、自身のポートフォリオを強化することができます。
5. 新しいプラットフォームのため登録者がまだ少ない
新規のプラットフォームで、現時点では販売者が少ないです。
今のうちに登録することで、先行者の利点を最大限に活用できるチャンスがあります。
例として、早期に登録することで、トップページにあなたの商品が長期間掲載される可能性が増えます。
6. 被リンク効果があるかもしれない
PromptWorksで出品すると、独自の商品ページを自分でデザインすることができます。
このページにはリンクも挿入可能で、自分のブログへのリンクを設定することで、Googleサーチコンソールで被リンクとして確認することができます。
その効果については保証できませんが「.jpドメイン」からのリンクを獲得することができます。
PromptWorksでプロンプトを販売するデメリット
1. プロンプト出品からマーケットへの反映が遅い時がある
PromptWorksは、運営チームによる動作確認と審査が行われるため、出品からマーケットに反映されるまでに時間がかかることがあります。
noteなどで販売する場合は、通常はすぐに反映されますが、PromptWorksでは審査に時間がかかることを考慮して出品を行うことがおすすめです。
通常の審査時間は1~3営業日とされています。筆者の場合、出品してから3日後に反映されました。
あなたのスキルがAIの未来を変える【PromptWorks(プロンプトワークス)】
PromptWorksでプロンプトを販売する方法
ここからはPromptWorksの利用手順を紹介します。
自身もプロンプトを出品して承認を受けた経験があるので、その際の体験をもとに説明します。
PromptWorksでのプロンプト販売手順は、次のようになります。
- 出品者アカウントの作成と設定
- プロンプトの準備
- プロンプトの販売設定
- 申請と承認
1. 出品者アカウントを登録する
まずは、アカウント登録を行います。
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▲下記のリンクからPromptWorksへアクセスし、利用者登録をします。
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▲プロンプター名や個人情報を入力します。プロンプター名とはサイト内で、他のユーザーに実際に表示される名前です。
プランはフリープランを選べば大丈夫です。
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▲個人情報とメールアドレスをフォームに入力すると、図のようなメールを受信します。このメールに記載されたURLをクリックしましょう。
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管理ページに飛びますので、設定したパスワードとメールアドレスでログインを行います。
プロフィール・経歴の編集
ここからは、販売を行うための基本情報の設定を行っていきます。まずはプロフィール文です。
プロフィール文の目的は、訪問者にあなたの専門知識、経験、および提供する価値を明確に伝えることです。
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▲左側のメニューから「会員情報の編集>出品者情報の編集」をクリックします。
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▲プロフィールタブを選択して、プロフィールを入力します。
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このエディタは特殊なエディタになっていて、WordpressのクラシックエディタやWikiのエディタに似ています。操作方法にちょっとクセがあって、筆者は慣れるまで少し時間がかかりました。
ロゴの設定
ロゴは、プロフィール画像のことです。
プロフィール画像は、訪問者にとっての第一印象を形成する要素の一つです。適切な画像を設定することで、プロフェッショナルで信頼性のある印象を与えることができます。必ず設定しましょう。
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▲ショップエリア用と注文確認用のロゴは、同じロゴでもかまいません。
2. プロンプトの準備
プロンプトは、商品ページにアップロードするカタチで納品します。
いくつかのファイルタイプが許可されていますが、推奨されるのは、誰でも利用できるテキストファイルです。
わたしもテキストファイルに保存しました。
下記は、承認された時の記述内容をもとにした記入例です。
『猫のアニメ風イラストのプロンプト』 ■プロンプト 〇〇を着た猫、アニメ風 ※Stable Diffusionなどの場合は、パラメータの細かい設定も含めるようにしましょう。 ■プロンプトの使い方 〇〇の部分に好きなコスチューム名を入力してDiscordにコピペして使ってください。 ■プロンプトのパラメータの例(〇〇の部分) ・レインコート ・学生服 ・etc ■プロンプトの改造方法記入したら、後ほど商品ページにアップロードしますので、テキストファイルとして保存します。
3. 商品ページの作成と販売設定
プロンプトの販売は、管理画面から商品ページを作成することから始まります。
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▲トップページから管理画面に行く場合は、通常のログインをしたあとに右上のアカウント名をクリックして「管理画面」をクリックします。
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▲左のメニューから「商品」>「商品」をクリックします。
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▲右上の「+」をクリックすると、商品を追加できます。
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▲商品ページを作成します。
入力すべき内容としては、自由に設定が可能ですが、下記の2つは最低限含めなければいけません。
- 何をするためのプロンプトか
- プロンプトの出力例となるテキストか画像か
この情報がないと、販売前のレビューで拒否されてしまう可能性がありますので必ず入力するようにしましょう。
画像の挿入方法
商品ページ内に画像を挿入できます。
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▲画像を挿入するには、エディタの挿入したい箇所にカーソルを合わせてエディタメニューの中の「画像アイコン」をクリックします。
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▲画像の挿入ウィンドウが表示されるので、「参照」ボタンをクリックします。
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▲ファイルブラウザが表示されますので、画像をドラッグアンドドロップします。
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▲アップロードした画像を選択してダブルクリックします。
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▲画像URLが入力されたことを確認して「挿入する」をクリックします。
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▲画像が挿入できました。
基本情報を入力したら画面右上の「詳細の入力に進む」をクリックします。
販売ファイルを添付
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その他のタブの設定
「一般タブ」で商品ページを作成したら、下記のタブに移動して情報を入力します。
- 「追加情報」タブ
- 「SEO」タブ
- 「タグ」タブ
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▲追加情報タブでは、使用したAIツールと、サブカテゴリーをリストから選択します。
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▲「SEO」タブでは、SEOに関連するタイトル、メタタグやメタディスクリプション情報を入力します。
ページ外検索において検索のされやすさにかかわる情報です。
よくわからない場合は、BingチャットやChatGPTの手を借りるとよいでしょう。
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▲「タグ」タブでは、商品に関連するキーワードを入力しておくことで、ユーザーから検索されやすくします。
例えば猫のイラストを生成するプロンプトであれば「猫」といったように、ユーザーが検索しそうなワードを選んで設定しておきましょう。
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4. レビュー依頼を送信
設定をすべて終えたらレビュー依頼を送ります。
レビュー依頼を送る方法は、画面右上の「保存」ボタンから更新内容を保存するだけです。
これによって更新通知が運営に送信され、3営業日以内にレビューの結果が返ってきます。
レビュー結果は合否にかかわらずメールで連絡がきますので、しばらく待ちましょう。
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プロンプトの販売方法の解説は以上となります。
まとめ
PromptWorksでプロンプトを販売する方法について解説しました。
現在はβ版としてプラットフォーム利用料が無料!
興味を持った方は、下記から詳しい情報をチェックしてみてください。
あなたのスキルがAIの未来を変える【PromptWorks(プロンプトワークス)】
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