昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500が揃って史上最高値を更新、ダウ以外の指数はみか連続となった。
FRB議長のパウエル氏の発言は利下げに慎重な姿勢を示したものの、利下げに対してネガティブな印象とはならず、市場は好感した模様。
昨晩発表されたADP雇用者数は予想をしたまわったが、パウエル氏の発言からはちょうどいい塩梅といったところだったようだ。
これでダウはそろそろ天井かと思われた形が少し変わってきて、もう一段上もありそうな格好になっている。
ただし、好事魔多しともいうので、今晩当たりいきなり梯子を外される可能性も無きにしもあらずなので、注意はしておくべきだろう。
ナスダックは先物書いた通り3日連続での史上最高値更新となっている。
窓を開けての上昇でついに20000ポイントが見えてきたというところ。
ダウ同様、調子の良いときほど足元を掬われることも多いので、警戒はしつつも20000ポイントへの期待を持っていたいところ。
今晩はいいとして、明日の週末には少々ブレーキが掛かる可能性もあるので、その点は留意しておきたい。
先物360円高、日経平均は40000円奪回のチャンス到来
夜間先物取引はNY市場の上昇のえいきょうもあってか360円高、39630円での引けとなった。
高値は39770円。
これで11月頭の高値が見えてきたところだが、まずは40000円への挑戦といったところだろうか。
11月は、40170円が高値だったが、今回はどこまで届くか。
これを受けて日経平均は買い優勢のスタートとなるだろう。
11月高値は先物とは異なり39900円手前までとなっているが、概ね40000円が今回は目標になるだろう。
その手前で少し息継ぎをするとしたら、昨晩の先物の高値の39700円台後半や、現物高値の39900円手前が節目となりそうだが、ここはできたら一気にクリアしてもらいたいところだ。
上値の目安はいくつもあるが、下値は昨日の高値39417円までと考えておきたい。
これを割るような場面があると、たとえ戻ったとしても今日が天井となりやすいので、注意が必要だろう。
明日はSQ1週間前ということもあるので天井となりやすいタイミングでもあるが、それを踏まえてもなお今日は40000円奪還となってもらいたいものだ。