調布市内コンビニ全店舗で現在、サポート詐欺未然防止のためPOSA(ポサ)カードを「調布市オリジナルPOSAカード封筒」に封入して販売している。
POSAカードはゲームやギフト、サブスクリプションサービスなどが利用できるプリペイドカードだが、「POSAカード」を購入させる「サポート詐欺」の被害が全国で急増している。サポート詐欺とは「パソコンでインターネットを閲覧中に突然、ウイルス感染したかのようなうその画面を表示するなどしてユーザーの不安をあおり、画面に記載されたサポート窓口に電話をかけさせ、遠隔操作ソフトをダウンロード・インストールさせたり、、サポートの名目で金銭をだまし取ろうとしたりするもの」(警視庁ホームページより)
調布市では年間数十件の特殊詐欺が発生し、その被害額は毎年1億円を超える深刻な状況が続いていることから、調布市と調布警察署が連携し、市内コンビニに協力を依頼。POSAカード購入時に同市オリジナルの封筒に封入し、 サポート詐欺の注意喚起を促す。
同市では、市内の高齢者に「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」などの特殊詐欺防止策として、「自動通話録音機」を無料で貸し出すほか、今年6月ごろからAIが詐欺の恐れがある通話を判別する機器を自宅の電話に取り付ける場合に全額助成する方針も固めるなど、市独自の特殊詐欺対策に取り組んでいる。
調布市総合防災安全課の竹田正憲さんは「皆さまもサポート詐欺には、くれぐれも気をつけてほしい」と呼びかける。