2015年10月末、ChromeOSとAndroidの統合が噂された時に注目していた「Remix OS」のPC/Mac向けバージョン「RemixOS for PC」が2016年1月12日より無料ダウンロードできるようになるそうです。
ChromeOSとは関係ないけど興味はある。
「Remix OS」とは?
「Remix OS」は、元Googleのエンジニアが北京で起業したJide Technologyが開発したAndroidベースのOSです。Windowsのツールバーのように画面下にRemixタスクバーを備え、マルチウィンドウとマルチタスク、ウィンドウの拡大縮小にも対応するなどPCでの使い勝手を考慮して設計されています。
すでにRemix OSを搭載したタブレット製品「Remix Ultra Tablet」とセットトップボックス型端末「Remix mini」が販売されています。
インストール要件
製品版にインストールされているRemix OSは、ARM系CPUを前提に設計されている通常のAndroidをベースとしていましたが、今回リリースされる「Remix OS for PC」は、PCでの動作を実現するためAndroid-x86をベースにしています。
このため、インストールできるPCはIntelまたはAMDのx86系CPUを搭載しているモデルとなります。
また、インストールに使用するメディアが容量8MB(FAT32フォーマット)以上のUSB3.0メモリであるため、USB3.0ポートを備えていること、USBレガシーブートに対応していることが要件となります。
USB3.0ポートさえ搭載していれば、多くのWindowsPC、Macにインストールすることができるでしょう。Windows、MacOS、Linuxなど他のOSとのデュアルブートにも対応するようなので、気軽にインストールできそうです。
パフォーマンス
JideのWEBサイトには、Remix OS for PCをインストールしたIntel Core i7-4590搭載PCのベンチマーク(おそらくAntutuベンチ?)結果が掲載されています。Google Nexus6の「71,588」、Samsung Galaxy Note 5の「83,944」というスコア(いずれもAndroid端末としては高性能)に対して「214,218」という桁違いのスコアを叩き出しています。
Android向けアプリは、こんなに高スコアをマークする端末での使用を前提にしていないと思いますので、そこそこのCPU搭載PCにRemix OS for PCをインストールすれば、Android向けアプリ―特にゲームアプリ―を快適に使うことができそうです。
まとめ
1月12日にリリースされたら、早速ダウンロードしてThinkPad X240にインストールしてみるつもり。インストール結果はまたレビューします。
それにしても見事な「Console OS」潰し!
もう「Console OS」は立ち上がれないだろうな…