実話を題材にしたアマプラ映画「13人の命」のネタバレ感想レビューいきます!
救出方法や私が泣きそうになったシーンなどネタバレ有りでお話ししていきます。
映画「13人の命」の簡単なあらすじ
- 監督:ロン・ハワード
- 製作年:2022年
- キャスト:ビゴ・モーテンセン、コリン・ファレル、ジョエル・エドガートン ほか
- 英題:Thirteen Lives
【13人の命あらすじ】
2018年。タイでサッカーチームの少年たちとコーチ計13人が洞窟に閉じ込められてしまった。救出のために世界中から優秀なダイバーが集められるが、状況はかなり深刻で・・・
どこで見れるかというと、この映画はアマゾンオリジナルですので、アマゾンプライムで観れます。
映画「13人の命」のネタバレ感想
要点ごとにお話ししていきます。
実話。タイの洞窟に閉じ込められた13人の救出劇を描いた話
あのタイの洞窟のニュース、記憶に新しいと思います。私も断片的だけどその報道は覚えています。
ただ、まさか麻酔で眠らせて救出したなんて知らなくて、鑑賞してびっくりしたのですよね。当時そこまで報道されてたのかな?
映画では現場でリアルな救出劇と、それに伴う知事や軍、現地の救助隊の葛藤やもどかしさなども描かれていました。
現地で主に責任を担っていたのは知事。国と救助隊たちに挟まれている立場でしたね。すぐに子供たちを助けてあげたい、でも危険を冒せない。各国の人を危険な目にさせられないという気持ちもあったのでは、って。
そんでリックとジョンたちもすごく複雑な感情でした。自分達は経験もあるからすぐに助けに行ける、けど指示に従うしかなかった。んで行ったら行ったで救出は難しい、絶対に不可能と思っている。
リックに関しては生存者はいないと思ってたっぽいし。生きてて嬉しいし救えるもんなら救いたいけど方法が・・そう考えると相当苦しい状況だったと思います。
てかタイのスキューバ隊?もガッチリとした体型で頼もしかったけど、水中となると話は違ってくるでしょうね。あんな狭くて複雑な構造になっている洞窟ですし、実際亡くなってしまった人もいるし。
水の勢いが強かったり、石?落下したりもあったし。
それと現地の人たちの信仰心も描かれてた。子供たちの生存を祈って、子供たちも祈ってたし瞑想もしてた。それが生きる希望になってただろうし、親たちは自分達ではどうしようもできないから、同じく祈りだけが希望になっていたと思います。
救出方法
それが、麻酔で子供たちを眠らせた状態で潜水させて出口まで運ぶという。
イカれてるとかセリフであったけど、確かにイカれてるけどすごいアイディアと思いました。
よくぞ思いついたって感じ。
ただめちゃくちゃリスクを伴うやり方で、量の問題。1本打ったら終わりじゃないし、麻酔の量が多すぎたら呼吸が止まり、少なすぎたら起きてパニックになり溺れる。
途中で追加で打たないといけないというのがね・・・けど5時間も潜水するってのがびっくりで。
ダイバーたちの体力も当然消耗するし。
いろんな意味ですごい救出方法でした。
それを許可したのは、このままだと全員死ぬとわかっていたから、なんかなと。
前例がないし、どうなるかわからないから本当に賭けに近かったですよね。
誰もどうなるかわからない、けどそれ以外に方法がない。
相当なプレッシャーだったと思います。
13人の命で私が泣きそうになったシーンは3つ
泣きそうになったのは主に3つのシーン
13人の生存が確認できたシーン
まずは子供たちが全員生きていたというのがわかったシーン。
子供たちの健気さ、コーチを慕う心に泣けました。コーチは自分を責めてたけど、子供たちはそんなふうに思ってなくて。
それと子供たちを発見したときに、ジョンがかなり感情的になっていたのに対し、リックが冷静という対照的な様子が印象的でした。
リックは子供たちに変に期待を持たせないようにしていたし、最後まで油断は禁物って感じだった。
そりゃそうですよね。救い出す方法がないと思っていたんですから。
ハリーの麻酔のシーン
次にウッ・・・と思ったのはハリーが子供たちに麻酔を打つシーンです。
なだめながら、気を逸らしながらブスっと打って。てかハリーの気持ちを考えると胸が苦しくなるというか。重圧がとんでもないですよね。医師ですし一番リスクをわかっていただろうし。
結果的に成功したけど、けど相当の覚悟がないとできない決断だったはず・・そう考えると泣けてくる。だって一歩間違うと子供たちを死なせてしまうかもしれないわけで。
けど、眠らせないと、前にリックが助けた男性のように水中でパニックになることが分かりきっていたからなんですよね。どんなに水に慣れていても泳ぎに慣れていても、水中で酸素吸いながだ狭くて怖いところいたら誰だってパニックなるし。子供だったら尚更。
だから眠って人形のようにしてしまえば、安全に送り届けることができるという。
この映画ってキャラクターの心情を考えると胸が鷲掴みにされるような描写ちらほらあってそのシーンを観る度に泣きそうになります。
クリスとハリー
クリスが途中でパニックに陥っていた。
そんなクリスをハリー、そして仲間たちが励ましたのが印象的でした。
相当参ってて、けどクリスにもプライドがあって投げ出したくない。そんな気持ちを察して「あとは俺がやる、それが一番良い選択だ」的なことを言ったハリーの対応に、私は目頭熱くなりました。
ハリーはクリスに決定的なことを言わせず、自分の言葉でそう言ったのがとても印象的で。クリスは指示に従っただけ、という事実を残すことができるわけですしね。
ああ・・・・泣ける。クリスとハリーのこのやりとりが一番泣けたかもしれない(そこかい)
それと、最後にタイのダイバーがその後も含めて2名亡くられて、彼らの名前も追悼として名前があげられていました。こういうのもしんどかったですね。
手を取り合い、助け合う、尊い
困っている人がいたら助ける、助け合う。そういうものだと思います。
けれど、それってとてもとても尊い行為と私は思っているんですね。
しかもこの映画では遠い離れた地から助けに来たっていうのがもうね。
最初はリックとジョンだったけど、ハリーをはじめ仲間も呼んでいたし。
ハリーには本当の理由を黙って呼びつけて、そして本人に「実は麻酔して眠らせてほしい」と知らせた時(直接そうは言ってないけど)のハリーの反応もよかったです。
そりゃ断るよねって。倫理に触れるし、何より殺しかねない。
けど結局受け入れたのは、他に方法がない。このままだと全員死ぬとハリーもわかっていたから。
相当な覚悟だったと思います。麻酔ですもんね・・・
感動仕立て、御涙頂戴なシーンが少ないのが良い
無理くり泣かそうとしてしていない、そんなふうに思いました。だから引き込まれたというか。
すごく泣きたくなるような音楽入れているわけじゃないし。
ただ、全員を救出し終わった時は皆拍手されて、すごく感動的だったけど。
たたそのあとハリーのお父さん?が亡くなっていたことがわかって、ちょっと辛くなりました。
13人の命 気まずいシーンはある?
男女のベッドシーン的なものは、ありません!親子で観ても大丈夫。
13人の命の感想は以上となります!
本当に良い映画でした。
「13人の命」のキャスト陣による小ネタ
この映画って監督がロンハワードなんですけど、その娘さんがブライス・ダラス・ハワードと知ってちょっとびっくり。
ブライス・ダラス・ハワードといえばブラックミラーっていうネトフリのドラマにも出ているし、ジュラシックパークシリーズにも出ている女優さんです。
ヴィゴ・モーテンセンといえば!
ロードオブザリングでめちゃくちゃカッコイイ役アラゴルンを演じています。
コリン・ファレルといえば!
ロブスターというディストピアコメディの印象が強い〜
ジョエルエドガードンといえば!
ザ・ギフトっていう復讐系の作品にも出ています(確か監督もしてた)不気味な映画なんですよ〜(オープンエンドだけど)
人命救助(レスキュー系)の話はお好きですか?
ついでに、こういった人命救助系の作品は下記ページにも掲載しています。よかったらご覧ください〜