中古で買ったプレーントゥだ。
その続きだぜ。
傷を見てみるぜ。
左トゥの内側は、特にひどい。
横から見るとこんなかんじだぜ
次、右トゥ
なんかに押し付けたみてーな傷が付いてる。
こいつは無理だぜ。
右トゥの内側な
傷が結構、太目だから、表面だけで済まねーかもな。
他の部分の小いせーのは、いけそうだぜ。
最近じゃ、こういう革のことをパテントレザーって呼んでるが、
オレがまだ小学生の頃とかは、エナメルって呼ばれてた。
つまり、革の表面に顔料のコーティングがされてるって事だ。
使われている顔料が、ラッカーなのかエナメルなのか?
ってのは、重要なとこだと思うが、
一般にはガラスレザーってのは、ギンを平滑に擦って傷けしした革を
ラッカーを塗って板に張り付けて仕上げてる。
(らしー。見たわけじゃねーよ)
こいつみてーなピカピカのは、
その後に更にウレタン樹脂を塗ってある。(昔はエナメルだったんか?)
それが、パテントレザーって事になってる。
(皮革メーカーに勤めた事はねーから、これも見た事ねーし、また聞きだ)
市販で売ってるリムーバって、有機溶剤だろ。
普通に塗装の工程と塗料の上乗せの理屈から行けば、
リムーバってのは、エナメル系溶剤もしくは、
水性アクリル系?だって事になるけど、
そんな事、リムーバのどこにも書いてねーし。
でもよ、もし弱い系のじゃなかったら、
ウレタンの塗膜も簡単に落としてしまう。
一応、今回は、市販のリムーバを使うけど、
理論的には、別に塗料の溶剤を使ってもいいはずだぜ。
(でも、それはやめた方がいい。後述するぜ。)
こういう理屈の部分、つまり物事の科学的理解とか、
理論的思考とかをおろそかにしてる奴って多いな。
だから、バカな権力に騙されたりするんだよ。
知ったかぶりで、「立憲主義を!」とか言ってるくせに、
ネトウヨと思考がかぶってる奴もいたりする( ´艸`)
まずは、基本的なとこから勉強しろっての!
この、一番表層のウレタン樹脂(もしくはワックス)についた傷が、
リムーバで樹脂と共に落とせれば、
傷は見えなくなるはずなのだが、
何度も擦れば、いくらウレタン樹脂でも落ちちまうかもな。
普通は、リムーバは一応有機溶剤だから、
ワックスと共に、微妙に表面の塗装も落としてるはずだ。
(それに、擦るからな)
もしも、ウレタンの塗膜を落とせるような強いリムーバとか、
ウレタン樹脂塗料用の溶剤とかがあったとしても、
革表面の塗装を、ムラなく完全に元に戻せるわけじゃねーから、
使わねー方がいい。
ある程度の傷の残りは、容認するしかねー。
パテントレザーの表層仕上げが、本当にウレタン樹脂か?とかも、
本当の所はわからねーからな。
皮革メーカーによって、企業秘密もあるかも知んねーしな
それに、樹脂の表面を通り越して、ラッカー面にまで達した傷は、
ラッカー面にもいくぶんかの擦り跡を残してしまってる。
それまで取りたいのであれば、リムーバじゃなくて、
更にラッカー溶剤を使う事になるが、
どこからがラッカー面の傷かなんて、誰にもわかんねー。
その面も本当にラッカーか?どうかなんて、
本当の所はわかんねーからな。
だから、やっぱしやらん方がいい。
市販のリムーバがいいのは、どんな靴にも使えるように、
やりすぎにならねーくらいの弱い系の溶剤で、
しかも、濃度も抑えてあるはずだって事だ。
じゃねーと、苦情が来ちまうからな。
ってな事で、完璧に戻んなくても、
パテントレザーの傷はそういうもんだと思ってやってくれ。
それに、リムーバは汚れ取りであって、
元来、傷取りじゃねーからな。
今回使ったのは、サフィールのだぜ。オレんちにはこれしかねー。
まずは、この状態からスタートだ。
リムーバの使い方は、瓶に書いてある。
布に取って、傷に付けながら擦っていく。
少しだけましになった。
しばらく置いた後、ワックスを塗っていくぜ。
同じサフィールからは、こいつが出てる。
こっちは、ミラーシャインだそうだ。
でもよ、オレが使うのはこれ。
リンカーンワックスな。
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アメリカの靴だしな。どうでもいいけど。
ガラスレザーとかパテントレザーもそうだが、 こういうコーティングされた革は、栄養補給とか浸透とかって、 全く関係ねーから、逆にメンテナンスフリーで、 ワックスさえ塗っとけばいいので楽だぜ。
布に取って、磨くぜ。
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残ってる傷の周りが少し、磨きがかかって、
傷が小さくなった。
まあ、これくらいで満足しとかねーとな。
靴紐も付けたぜ。
早くスーツ着る機会が来ねーかな。
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