「何か小説を1冊持ってきて」と母にお願いしたら、この1巻を渡されました。さっそく読みます。 鹿の王 1 (角川文庫) [ 上橋 菜穂子 ]価格: 704 円楽天で詳細を見る 入口はファンタジーですが、ある感染症に翻弄される人々が描かれています。コロナが流行する前に出版されている物語です。まるで、予言したかのような内容です。まだ「ワクチン」という概念がない世界に、ワクチンを作り病気と闘おうとする医師。人々を守りたいという純粋な思いの裏に、ワクチンの効果を実験したいという思惑。感染したことにより、人格の変化を引き起こした主人公。感染で死ぬ人々。ワクチンは無いなりに、症状を緩和させようと画策する人。…