PhoneBook発売されました!
モバイル表現研究所さんにて、深津 @fladdict さんとお手伝いさせていただいていた、PhoneBookが発売されました。PhoneBookは、ひとことでいうと、本とiPhoneをくみあわせた新しいタイプの仕掛け絵本です。
アプリはこちらから無料でダウンロードできますのでぜひ試してみてください。本はアマゾンなどから購入できます。
PhoneBook POPO and MOMO Ride! Ride!
- 作者: MOBILE ART LAB
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 単行本
- クリック: 79回
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- Ride!Ride! 通販|セブンネットショッピング
- 楽天ブックス: POPO and MOMO Ride!Ride! - PhoneBook - モバイル表現研究所 - 9784062162357 : 本
あといくつかリンクを。
- http://www.mobileart.jp/phonebook.html
- iPhoneを挿す絵本、phonebook 5/25 発売 | fladdict
- Phonebookついに公開 | fladdict
- http://journal.mycom.co.jp/news/2010/05/24/002/
- 「PhoneBook」iPhoneと本を組み合わせたハイブリッド絵本
本+iPhoneという組合せ
この本にiPhoneを入れると、それまでiPhoneだったものががまったくiPhoneでなくなり本の一部になります。この不思議な感覚は、実際体験するととても新鮮に感じました。(実装前につくられてたコンセプトビデオを事前に何回も見ていたにもかかわらず!)
PhoneBookはすべてにおいて本込みでデザインされています。絵本なのでストーリーもあるのですが、それも本込みで成立するようになっているので、本なしで遊ぶとちょっともったいなかったりします。あと、iPhoneのHomeボタンが押せない仕掛けにもなるので、ちいさい子供さんにも安心して遊ばせてあげられますね。
どうつくられたか
僕は今回iPhoneアプリの実装部分、とくに深津さんの技術サポート的なたちいちで参加させていただきました。特に印象的だったのは、実装をすすめながら週1ぐらいでミーティングしてたのですが、なんといってもそれがとても楽しかったという。
そのミーティングでは、各パートを担ってるおのおの人が、自分がこうしたほうがいいんじゃない?っていう意見を率直に言ってすすめていく感じで、まさにクリエイティブの現場でした。こうじゃないと良いものはできないんだなあと。みんなが愛情を込めながら作りあげていけたものになったのではないかと思います。
テクニカルなところ
実装という観点からすると、深津さんのFlashによるプロトタイピングも仕事がスムーズに進められた大きなところかと思います。いちどコードで作り込むアニメーションとかをすべて深津さんのほうでAS3のコードで作って、それをミーティングで意見を出しながら調整してったりとか。なんだかんだでAS3での調整のがObjCより断然早いですよね。で、だいたいできたところで僕のほうでそれをObjCに移植していったりしました。それでまた調整とか。
描画にはOpenGLを使ってるのですが、けっこうなテクスチャの量になってしまってiPhone 3Gで重すぎるとか色々壁があったりしました。それをテクスチャのオレオレ圧縮実装作って解決したりとか。そういった純粋に技術的な部分でも自分としてチャレンジングなところもあったりしました。
なんだかんだで
とりあえず理屈ぬきに突き抜けて楽しいものになってるとおもうので、ぜひ子供さんとご一緒に、遊んであげてください!
ホテル暮らしが月8万でできるらしい
スティル・ライフの佐々井にあこがれて、ではないけれど、まえから身の回りのものを超身軽にしてトランク1個分ぐらいにしてホテル暮らしもいいなあと考えていました。でもお金かかるよね?って思ってましたが、なんかすでに普通に賃貸の家賃レベルでできるらしいと聞いて急に現実的になってしまいました。普段モバイル関係の仕事をしていますが、生活までモバイルにできるよなとか、ちょっと妄想してくる。
大量の荷物をどうするのか問題
- 本の山: だいぶスキャンしてのこり50冊ぐらい。これはサイズが規格外とかでスキャンがめんどくさいのと、装丁が綺麗なので切り刻みたくないのと。とりあえず実家送付
- CDの山: だいたいiTunesにリップされているので、あとはライナーノーツ的なのをどうするか。CDケースと本体は捨て。
- DVD/BDの小山: DVD/BDのripはいちおう法的にグレーというか黒でしたっけ。。どうするか。
- レコードの山: もうだいぶ聴かないのも多数なので、一部ripして捨て
- 服の山: これはスティルライフにもあったけど、もう季節毎に買い換える覚悟。基本いまあるのは捨て。
- iMac 27inch: どうしよう。これは今仕事にだいぶ必需品なので困る。でかいし。
- MacBook 13inch: もちろん無いと死ぬので肌身離さず持ってく
- すべてのデータが入ったNAS: 命そのものなのでもちろんもっていく
- テレビ: たまに大画面でBDみたいけど、とりあえず実家送付
- ベッド、布団、つくえ、椅子、ソファー、洗濯機: 捨て
- プリンタ: それネットプリントで
- スキャナ: これは持ってく
- 裁断器: でかいけど持ってく
- PC数台とかその他もろもろ: ヤフオクかな
いま想像できる範囲でのホテル暮し不安ポイント
- 住所不定的な?: いちおう住所ある?? とりあえずAmazonで何か注文はしたいとは思う。
- ハウスキーパーのおばちゃんがたぶん朝9時ぐらいに来る: とりあえずその時間には起きている必要がある。たぶんそのうちしんどくなる可能性も。
- 狭いので夜とか意味もなく不安にならないか: ちょっと人体実験が必要そう
- そもそも部屋に机あるのか: ないと仕事できない、けど、まあ外でやる??
- 荷物を増やすことが基本否定されるので物を買えない: とりあえずトランクサービスで
ということで、荷物的には、いまのところでかいディスプレイ的なのと、BD/DVDが色々めんどくさい、と。あとは、1週間ぐらい人体実験ていうか泊って普通に仕事してみれば、この場所に合うか合わないかは分りそう。だいぶ前向きになってきてしまいました。
iPhone用にFlashっぽいライブラリつくるのはどうか
驚愕の規約改訂:
iPhone アプリ開発の制限強化、Flash他から変換を締め出し - Engadget 日本版
そしてその結果:
Adobe、iPhone向けFlashを断念 Androidにシフトへ - ITmedia NEWS
あーあーあー。なんとも酷いことに。
最初規約改訂のニュースを知ったとき、僕はとても愕然とし意気消沈ました。それはiPhoneにこれからコミットしようとしているたくさんのFlash開発者を含む開発者を敵に回し、iPhoneOSのプラットフォームの進歩がAppleの意図とはまったく逆で停滞し、開発者が離れてしまうと思ったからです。iPhoneがここまで成長したのも、かつてどのプラットホームも実現出来なかったほど多種多様なサードパーティによるアプリに支えられていると思っています。Appleは企業間戦争だけでなく、もっと開発者の方を向いてほしいです。
プラットフォームにおける開発者にとっての参入障壁は、低いにこしたことはないと僕自身は思っています。Flashの他にも、UnityやMonoTouchなどで、C#での開発もできなくなりました。僕自身もRubyCocoa for iPhoneをやっていましたが、今回の規定改正で、ついぞ日の目を見ることががなくその前途を絶たれました。まったくもって残念ですし、まさにオワタ感。
絶望して悶々としていても仕方がないので、ずっとあれこれ考えていました。そこで以前考えていたアイディアを思いだしました。Flashのフレームワークにできるだけ近づけたObjCのライブラリをOpen Source (AppStore対応で、MITかBSD) で作る、というものです。これであれば、規約的に問題ないはずです。
ObjCという言語の障壁は残るものの、フレームワークの違いによっての参入障壁が多少なりとも低くなったり、純粋にObjCのプログラムとしても作りやすいものがでできるんではないかなと。
ちなみに、現状あるライブラリの中ではおそらくCocos2dが一番Flashのフレームワークに近いと思われるのですが、まず座標系が大きく異ったりといろいろあったりします。
このライブラリの具体的な方針を考えるとすると、若干ぼんやりしてますが
- OpenGLベースでフルスクリーンのiPhone/iPadアプリを対象とする(まずは)
- できるだけ薄くコンパクトにする。よく使われる部分からまず実装
- 最終的にもAS3 100%互換は目指さない。AS3がわかれば理解しやすいような形にもっていくのが理想
- リテラルはできるだけAS3に近付けたい (preprocessor??)
- ObjCの動的な特性もなにか生かせれば
という感じで、まずはFlashで得意とする所のアニメーションプログラムであったりゲームが、できるだけFlashライクに書けるようなのを目指して作ったら良いかなあとか。
需要ありそうで誰も作る人が居なそうであれば、挑戦してみたいです。
Twitterなどでご意見頂ければ幸いです。
(追記 4/26)
ここで始めました。とりあえず名前は仮でflalib(なんと安直な…)
http://github.com/takuma104/flalib/
つかいかたは、こんな感じに書けます。
現状ビルドするとできるのは、UIImageから生成したBitmapDataをBitmap で表示したりぐらい。まだまだだいぶこれからです。
iPad入手して一週間ぐらい使ってみた雑感とか
iPadを入手して一週間ぐらい使ってみました。もうすでにユーザー視点だったり、プラットフォーム視点だったり、いろんなエントリがあるので、まあゆるく、いち開発者視点から書いてみようと思います。
ソファーコンピューティング
iPadはその形状と重量もあって、机の上に載せたり、iPhoneのように持って使うというよりは、ほぼ膝の上に乗せて使う感じになりそうです。実際この文章もiPadから入力していますが、膝のうえにのせて入力しています。
iPhoneがモバイルコンピューティングだとすると、iPadはちょっとソファーに座って、みたいなソファーコンピューティングですね。デスクトップコンピューティングとモバイルコンピューティングの中間みたいな。
でかいテレビがおいてあるリビングで、テレビでもみながらのんびり使うみたいな光景が目にうかびました。
あと、テーブルの上に置いた時に、とてもフラットなので皆で覗き見ることが出来るというのも、いろいろ面白いです。少人数での打ち合わせの時などに、書きながら見せ合うみたいなことも簡単にできます。
iPadアプリとUI
すでにAppStoreにはたくさんのiPad用アプリがリリースされています。われらがTiltShift GeneratorもiPad版をさっそく販売しています。おかげさまで、まだカメラが本格的に使えないにもかかわらず(カメラアダプターが発売されてからが本番かなと)、すでに写真アプリとしてはUSのストアでだいぶよい位置にいるように思います。ありがたいことです。
いろいろアプリを買ってみたりしているんですが、おもに気になるのは、やはりUIのさわりごごちです。いまのところやはりiPhoneのノリで作られた物が多く、たとえばTwitterクライアントなども、良いデザイン/レイアウトになっている物がほとんどないように思います。まあたぶん、みんな実機もなく作ってるので、いろいろ仕方ないですよね。これからが本番です。
iPadのアプリはどちらかというと、iPhoneのアプリのUIの作り方というよりは、デスクトップのアプリに近いようなデザインにしないと、良いものができなそうです。なおかつiPhoneのように、マニュアルを見ずとも直感的に使えないとならないというのもあるので、それとの兼ね合いになるというハードルの高さです。
たとえばユーティリティ的なアプリを、それなりにちゃんと作ろうとする場合。できることが増えた分、UI的にちゃんとしたものを作るのはiPhoneより格段に難しくなってきているのではないかと思います。
マルチタッチを生かしたなにか
iPhoneは1、2歳児でもつかえるという話を聞いたことがあります。メニュー画面でアイコンを押せば起動し、なんかやって、ホームボタンを押すと終了するという部分まで理解している(ように見える)のだとか。iPadでは、もはや人間ですらなく、なんと猫でも使えるという証拠動画が早速Upされています。
猫は冗談にしても、このマルチタッチを生かしたものは色々可能性があるように思います。マルチタッチが何点まで同時認識するのかを調べるアプリを書いたんですが、それによると、11点まで認識するようです。つまり両手の全部の指を認識させることが出来ると。
今までもマルチタッチデバイスはいろいろ存在していたと思いますが、それをこの5万円程度の低価格で、しかもだれでもアプリを書こうと思えば書くことができるのがすごいと思います。
いまのところ、残念ながらマルチタッチを存分に生かし切れているアプリに出会えていません。楽器アプリ、とくに鍵盤なんかは生きてはいるかな。もちろんマルチタッチは手段でしかないので、必然性がないと意味はありません。しかし10本指を使えるとなると、それだけでまだみた事のない新しいUIができるのではないかと、わくわくしますね。
iPadのキラーアプリってなんだろう
僕はiPhoneのキラーアプリは、Twitterクライアントだと思っています。移動中に使う用途でiPhoneに非常に向いていると思います。その理由のひとつは単に使っていて楽しい点。というのは、お喋りは最上の娯楽だからです。またもうひとつは、狭い画面だと色々な情報を一度に見るということが難しいですが、リロードしてタイムラインをフリックでささーっとスクロールするという超絶簡単オペレーションだけで最新の情報が飛び込んできたりとかして有用でもあるからです。
では、iPadはどうなのか。iPadは移動中に使うというのが僕はあまり無いかなと思っていて、上にも書いたように腰かけてのんびり使うスタイルがほとんどなのではないかと。もちろんTwitterクライアントもそれなりに需要はあると思いますが、Safariで見ればいいや、とかにもなる気もしています。Webサービスは、本来ブラウザで使うように普通はデザインされてますし、あんまりアプリを使う大きな意味はないかなあと。(iPhoneだと画面が狭いんで必然性はあると思います) ということで、Safariがキラーアプリになるという線が一番大きそうな気がしています。
アプリのそれぞれの方向の可能性
まあそれだけだと話が終わってしまうんで、もうちょっと考えると、ゲーム、なにか閲覧、なにか作成の3種の方向でしょうか。
ゲームはもちろんiPhoneの大きなカテゴリでもあり、また、iPadでもカテゴリ的には一番大きいところです。ただ、あまり詳しくないので他の人が考察してくれるのを期待しますw 個人的には、iPhone版のElissがむっちゃ楽しくなったのに感動しました。マルチタッチたのしい!
なにか閲覧系では、それこそ目玉的なiBooksなどでの電子書籍、あとは静止画、動画でしょうか。iBooksも実際見てみたんですが、まだもちろん日本の本がないので、個人的にはあまり使っていません。静止画、動画も、たしかにいままでにないディスプレイの綺麗さで、ビューアとして使うには、たぶん今までで最上のデバイスになると思います。できればこれで、紙にする必然性が減ってくと嬉しいなあとか。
長々書いてきましたが、世間一般的にはたぶん比較的あまり期待されていない方向だと思いますが、個人的に一番期待しているのは、なにかを作る用途の方向です。
iWorksはApple製というのもあって、かなりの完成度そうだったので全部購入してみました。その中でちょうど必要に迫られて使う場面があったのでNumbersをじっくり使ってみました。やはりマニュアルを見ずとも使えるレベルで本当に必要最低限のことが、直感的にできるようになっていました。さすがにここまで作り込むのは個人でやっている僕なんかは難しいと思いましたが、なにかとても希望が見えたように感じました。
いままでの入力方法に囚われる必要もなく、いままでになかったオペレーションができることで、クリエイティビリティの幅も広がるんじゃないかと。もちろんそれにはこのiPadにマッチした正しいUIが必要になります。まだとってもぼんやりとしていますが、この点にわくわくしています。
AppBankさんのPocketVegas 1.00リリースされました!
AppBankさんのPocketVegasアプリがリリースされました。
ポケットべガス: ソリティアや大富豪で気軽にオンライン対戦が楽しめる!無料 | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう
僕は今回、アプリのネットワーク回りのお手伝いをさせていただいています。
こういうゲームのお仕事は人生初だったのですが、とても刺激になりました。iPhoneだと大規模な事前テストができないという制約がどうしてもあって、その皺寄せ的にサーバの調整も最後の最後までとか(というか現在進行形ですね)。ほんと「すべてはリアルタイムに進行なう」でした。
このアプリは、なんといってもTwitterのアカウントで対戦ができる点が熱いです*1。いつもタイムラインでじゃれあってる人と対戦するとなると、だれかまったく知らない人と対戦するよりぜんぜん燃えるというか。あるいはリアリティがあるというか。またそこで、いつもとは知らないアイコンの人との出会いも生れてきたりとかして。
個人的には、ミニゲームにはまりました(クロンダイクソリティアがかなり弱いwのもあるのですが)。これもソリティア同様、再対戦のマッチング仕様が良すぎです。(再対戦するってやると瞬時にまた始まる) くりかえし何時間でもやりこんでしまう危険性があるというw ソリティアどうも苦手だなーと思った人は、ミニゲームいかがでしょう。はまると思います。
また今後のバージョンアップで、ゲームも色々追加されてくそうですね。おたのしみに〜
(追記 3/6)
Appbankさんで、電撃ゲームスの倉西さんゲストのPodcastが配信されています。
http://www.appbank.net/2010/03/05/iphone-news/99544.php
20分目ぐらいからiPhone + Game + Twitterの話。とても興味深かったです。とくに響いたのが、
"ゲームのためのコミュニケーションじゃなくて、もっと大きなコミュニケーションの一部としてのゲーム" → PocketVegas
というところ。必聴です!
GoogleWaveのひとつの有効活用方法: ブレストツールとして
最近アカウントも普通に入手できるようになってきた Google Wave (以下wave)。どう使ってますか?
- メールのかわり? → それGMailで(ほぼリアルタイムに受信するよ)
- チャットのかわり? → それIRCかSkypeのグループチャットで
- Twitterのかわり? → それTwitterで
- 多人数でのドキュメントの編集? → それWikiで もしくは それGoogle Docsの共同編集で
はたしてこの新しいツール、どう使ってよいのか分らなかったのですが、ようやくキラーとなりそうな使い方を教えてもらい、実際にやってみました。
それは、ブレスト(ブレインストーミング)ツールとして使う、です。
最近「考具」という本を読んでるんですが、この本にはアイディアをどう出していくかの方法がたくさん詰っています。
- 作者: 加藤昌治
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2003/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 37人 クリック: 305回
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その中のブレストの項には、4つの基本ルールが載っていました。それを引用してみます。
ルール1: 他人の発言を批判しない
ルール2: 自由奔放な発言を歓迎する。夢物語でもよい
ルール3: 質より量を求める
ルール4: 他人のアイディアに便乗する
ではなぜここで wave なのか。それは、ルール3と4が非常にやりやすいというのがあります。
「ルール3: 質より量を求める」について
量を出していくと、必然的に話がどんどん発散していって収集がつかなくなることもしばしばです。特に口頭でやると、だれか仕切る人が必要だったりとか。この点 wave ですと必然的にスレッドに整理されるので、カオスになることもありません。勝手に一人でどんどん一部分を掘り下げていくことも可能です。
「ルール4: 他人のアイディアに便乗する」について
他人のアイディアを見て、ひらめくというのはブレストで重要な要素です。相手が入力中でもそれが全部リアルタイムに見れるので、他の人が書き込んでいる最中でも、ああそうか! とひらめくくこともしばしば。このスピード感は、ほとんど口頭してブレストしてるのと変らない感じです。
ということで、実際やってみると、口頭でブレストするよりもwaveでやったほうが数倍効率が良いブレストができるのではないかと思いました。しかもオンラインでどこからでも参加できます。
実際waveでやるときは、ルール1と2についてもwaveのタイトルに入れておくなどして、この4つのルール守ってもらうとよさそうですね。あと、おのおのの時間で書き込むこともできますが、できればみんなで時間をあわせて一斉にリアルタイムでやっていったほうが盛り上がりますし、よりひらめきがありそうです。
waveアカウントをもてあましてる方、あるいは効率的なブレストしたい方、試してみると面白いんじゃないかと思います。