タイ・チェンマイはコーヒーの街。コーヒーの花も売ってる
チェンマイを訪れたのは2月のこと。わたしが住んでいる京都はまだまだ寒かったが、チェンマイの気温は25度くらいで、空気がカラッとしていて過ごしやすかった。ちょうど乾季のいい時期に来たようだった。
街を歩くと、カフェがたくさんあるのが目に入る。
タイでは国内でコーヒー豆を作っているから、地元の豆を積極的に提供している店もあるようだった。
カフェで注文したコーヒーを待つあいだに物販コーナーを見ると、タンブラーやマグカップとならんで、いくつか変わったものが並んでいる。
コーヒーの花や、その花の蜜から作ったハチミツが置かれているのだ。日本ではあんまり見かけないが、生産国ではそういうものが流通しているのか。
「コーヒーの花茶」は台湾茶みたい
というわけで、物珍しさに釣られて買ってきたコーヒーの花である。ラベルを読むと、お湯を注いで飲むらしい。つまりお茶なのだ。
飲んでみると、ほんのり甘い。
台湾茶に「東方美人」という品種があるが、それに似たかんじだ。蜜のような甘さと花のような香り。コーヒーの花は、それに加えて黒糖みたいなコクを感じる。
ちなみにコーヒーの味がするかもと思って頑張って感じようとしてみたけど、それは全然しない。
しかしこれはけっこうイケる! 次また見つけたらお土産としてリピートしたい。
花の蜜から作ったハチミツもある
お茶用の花と並んで売られていたのが、その花の蜜を利用したハチミツである。
「コーヒーハニー」と書いているが、コーヒー味のハチミツではなくて、コーヒーの花の蜜から作ったハチミツだ。
これもなかなかおいしい。
元が同じ材料なので当たり前なのだが、花のお茶と似た味がする。
黒糖みたいなコクが強くて、花の香りは控えめ。そしてやっぱりコーヒーの味はしない。
タイのスーパーでライチのハチミツを買ってみたけど、それより全然クセがなくておいしいぞ。