2018年10月3日(水)
9月15日、東京国際フォーラムにて開催されたTVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のジャパンプレミア。その12:00の部のイベントレポートを掲載します。
【10月7日追記】第1話先行上映後の松岡さんたちのトーク部分を追記しました。
『ソードアート・オンライン』は、第15回電撃小説大賞《大賞》を受賞した川原礫先生が執筆する電撃文庫作品。これまでにアニメ第1期、第2期、劇場版が制作され、2018年10月6日からは第3期となる『アリシゼーション』編が“全4クール”で放送・配信されます。
そんなファン大注目の『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の第1話が先行上映された本イベント。会場には松岡禎丞さん(キリト役)、戸松遥さん(アスナ役)、茅野愛衣さん(アリス役)が登場し、第1話の魅力やアフレコ時のエピソードなどを語りました。
▲松岡禎丞さん | ▲戸松遥さん | ▲茅野愛衣さん |
第1話上映に先立ち、舞台に登壇したキャスト陣。まずはアニメ第1期から出演し続けている松岡さんと戸松さんが、“シリーズを通した今の気持ち”を尋ねられました。
松岡さんは、6年もの長い間『SAO』に関われたことについて、ファンのみなさんのおかげだとコメント。戸松さんは、『アリシゼーション』編の制作決定が発表されたときのことを思い出し、当時お客さんの歓声の大きさにいい意味で鳥肌が立ったと話しました。
トーク中、感極まりながらしゃべる松岡さんに、戸松さんがツッコミを入れる場面がたびたび。『SAO』関連のイベントではもはや風物詩となっている光景ですが、その様子を初めて見る茅野さんは「(この空気の中に入っていくのは)怖いですね(笑)」と口にし、会場に笑いをもたらしました。
そして、いよいよ会場での第1話先行上映の時間へ。松岡さんは、第1話が1時間スペシャルであることに触れ、「長丁場の内容ですが、1時間を感じさせないようなクオリティに仕上がっています」とコメント。また、松岡さんと島﨑信長さん(ユージオ役)が前半30分で相当演技を頑張ったこと、茅野さんがアフレコ時にファインプレーをしてくれたなど、気になる話題を明かしつつ、キャスト陣は一時退場しました。
イベントはこの後も続きましたが、第1話のネタバレを含むため、10月6日24:00から始まる第1話の最速放送終了後、イベント後半のレポートを追記します。楽しみに待っていてください。
【10月7日追記】
会場が大いに盛り上がった第1話先行上映が終わると、再び3名のキャストが登場。第1話の感想を求められた松岡さんは、「僕がイチ視聴者だったら、早く来週が来てほしいです!」と、完成度の高さと引きの素晴らしさを強調しました。
第1話の前半で11歳設定のキリトを演じた松岡さんですが、線画の状態ではもっと幼く見えたようで、思わず島﨑さんと演技をどうするかLINEで話し合ったとのこと。声作りを意識しすぎると自然な芝居ができないのではと不安になり、語尾のしゃべり方や言い回しなどで幼さを表現したとも明かしました。
また、演技で四苦八苦しているところに茅野さんがとてもいい塩梅の“幼いアリス”を演じてくれて、それが松岡さんや島﨑さんにとってはファインプレーに感じられたようです。
【公式HP:キャラクター情報更新】
アニメ ソードアート・オンライン 公式 (@sao_anime) 2018年9月19日
「キリト」「ユージオ」「アリス」のカラー設定が公開となりました!ぜひご確認ください!
キャラクターページはこちら:https://t.co/mD32KtymUK#sao_anime pic.twitter.com/bfYZRVcFRC
そんな茅野さんは、松岡さんと島﨑さんの子どもの演技はとても自然で、全然違和感がなかったとフォロー。ちなみに、第1話はキリトがアンダーワールドから目覚めるシーンまでをAパート、それ以降をBパートとして1週ずつ分けて収録したようです。なので、Aパートにしか出演していない茅野さんは、戸松さんとはまだ『SAO』のアフレコ現場で一緒になったことがないとか。
戸松さんは、Bパートでおなじみの『SAO』チームとアフレコに臨んだことについて聞かれ、「みんなのキャラの声を聞くと一瞬で『SAO』の世界に戻れました」とコメント。長く続いている作品ならではの安心感があったとも語ってくれました。
また、戸松さんから松岡さんには、子どもキリトとキリ子(※)は、演じるうえでどちらが大変なのかという質問が。松岡さんはこの問いに子どもキリトのほうが大変だったと即答していました。
松岡さんによると、キリ子は声こそ女の子に近いけど中身はあくまでキリト。それに対して、子どものキリトは“あの年齢特有のしゃべり方”を演技に落とし込むのが難しかったと説明しました。特に、キリトとユージオがお互いに馬乗りになってじゃれ合うシーンに苦労したらしく、「気を抜くとアラサーの男2人がはしゃぐ感じになっちゃうんですよ」と言うと会場は笑いに包まれました。
(※)“キリ子”とは……《ファントム・バレット》編で《ガンゲイル・オンライン》に登場したキリトのアバターがまるで女の子のような外見から、このように呼ばれています。
ここで、惜しくもジャパンプレミアに参加できなかった島﨑信長さんのメッセージVTRを公開。島﨑さんは先行上映を観た観客に向け、キリトとユージオとアリス3人のキズナや、キリトとユージオの関係性の変化に注目してほしいと今後の見どころを語りました。また、会場にいる3人のキャストそれぞれにもメッセージを残していきました。
ちなみにメッセージVTRが流れている間、松岡さんは壇上の小さなモニターではなく、会場のお客さんと同じく大スクリーンで島﨑さんをながめていました。そんな松岡さんを見ていた戸松さんは笑っていました。松岡さんいわく、「あいつの笑顔は大画面で見ないと」とのことです。
続いて、イベントは“即トーーーク”コーナーへ。これは、天の声が出す質問を、指定された回答者が即座に答えていくというもの。先ほどメッセージを残して去ったばかりの島﨑さんが今度は天の声として再登場し、キャスト3人に計10個の質問を投げかけていきました。
中でも印象的だった「茅野さんが外国人だったらどんな名前?」「戸松さんを動物に例えると?」「松岡禎丞のマネをしてください」という3つの質問については、説明が入っていました。
まずは、「茅野さんが外国人だったらどんな名前?」について。松岡さんは「カイアイアイ」と答えていたのですが、これには理由があるとのことです。以前、松岡さんがイベント出演のためロサンゼルスを訪れた際、共演者の方をGoogleで調べたそうなのですが、なぜか茅野さんの名前が“カイアイアイ”と表示されたようです。その言葉の響きがおもしろく、松岡さんの印象に残っていたとのこと。
「戸松さんを動物に例えると?」という質問に、戸松さんのスラリとした手足から連想して、つい“アメンボ”と口にしてしまった茅野さん。ちなみに、戸松さんと茅野さんはよく一緒に焼肉に行くそうで、その際には戸松さんがカマキリのような挙動で肉を網に置くことがあるらしいです。
「松岡禎丞のマネをしてください」とお題を振られた戸松さんは、いきなり自分の頬をはたき、「落ち着きなさい……!」とゆっくり自らに呼びかけるように言い、会場を驚かせていました。これは、松岡さんがやっているリラックス法のマネなのだとか。もともとは浪川大輔さんから教わったリラックス法のようなのですが、“自分の頬を張る”という部分は松岡さんのアレンジだそうです。
松岡さんは最近このリラックス法をしていなかったとそうですが、『SAO アリシゼーション』の収録で久々に実践。その際、後ろでそれを見ていた石田彰さんが笑っていたそうで、そのことがうれしかったと話していました。
笑いにあふれた“即トーーーク”コーナーが終わると、あっという間にイベントは終了時刻に。最後にキャストがそれぞれコメントし、ジャパンプレミアは幕を降ろしました。
今までゲームでアリスを演じたことはありましたけど、アニメではユージオと共に初出演です。第1話で連れ去られたアリスがどうなるのか、これからの展開に注目しながら観てください。今後ともよろしくお願いします。
『SAO』一番の長編が、いよいよここからスタートです。アスナといえばキリトと一緒に行動するのがいつもの展開ですが、今回は“アスナはアスナのやれること”が重要になってきます。過去のシリーズとの繋がりもありますので、楽しみにしていてください!
『アリシゼーション』編はとても長いので、これからに向けて気合も入れば不安もあります。ただ、第1期の頃から感じていた視聴者の期待を一身に背負いながら、今回も全力でアフレコに臨んでいますので、ぜひ応援していてください。
10月3日より、キリト役・松岡禎丞さんとユージオ役・島﨑信長さんによるラジオ番組がスタートしています。2人がどんなトークを繰り広げるのか気になった人は、チェックしてみてくださいね。
【新番組】
アニメ ソードアート・オンライン 公式 (@sao_anime) 2018年10月3日
公式WEBラジオ『ソードアート・オンエアー アリシゼーション』の配信がスタート!今後毎週水曜日更新予定!パーソナリティは松岡禎丞さん(キリト役)と島﨑信長さん(ユージオ役)です!ぜひお楽しみ下さい!
音泉:https://t.co/xp0Wz3ZHg8
YouTube:https://t.co/TvfU2j6zyj#sao_anime pic.twitter.com/pRslaMCESy
■TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』概要
【放送情報】
TOKYO MX……10月6日より毎週土曜24:00
とちぎテレビ……10月6日より毎週土曜24:00
群馬テレビ……10月6日より毎週土曜24:00
BS11……10月6日より毎週土曜24:00
MBS……10月6日より毎週土曜27:08(※第1話は28:03から、第2話は27:13から)
テレビ愛知……10月8日より毎週月曜26:05(※第2話は26:20から)
AT-X……10月8日より毎週月曜22:30
【配信情報】
<10月6日(※地上波同時配信)>
AbemaTV
<10月13日より順次配信開始>
Amazonプライム・ビデオ、dアニメストア、DMM.com、GYAO!、HAPPY!動画、Hulu、J:COMオンデマンド、NETFLIX、niconico、PlayStationVideo、Rakuten TV、U-NEXT、あにてれ、アニメ放題、バンダイチャンネル、ひかりTV、ビデオパス、ビデオマーケット、フジテレビオンデマンド、ムービーフルplus
【スタッフ】(※敬称略)
原作:川原礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木豪、西口智也
助監督:佐久間貴史
総作画監督:鈴木豪、西口智也
プロップデザイン:早川麻美、伊藤公規
モンスターデザイン:河野敏弥
アクション作画監督:菅野芳弘、竹内哲也
美術監督:小川友佳子、渡辺佳人
美術設定:森岡賢一、谷内優穂
色彩設計:中野尚美
撮影監督:脇顯太朗、林賢太
モーショングラフィックス:大城丈宗
CG監督:雲藤隆太
編集:近藤勇二
音響監督:岩浪美和
効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
音楽:梶浦由記
プロデュース:EGG FIRM、ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-A Project
【出演声優】(※敬称略)
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣
ユージオ:島﨑信長
(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project