image-rendering
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This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since October 2021.
image-rendering
は CSS のプロパティで、画像を拡大縮小するアルゴリズムを設定します。このプロパティは要素自身に適用され、他のプロパティで設定されるあらゆる画像、子孫要素に適用されます。
試してみましょう
ユーザーエージェントは、ページの作者が自然な寸法とは異なる寸法を指定したとき、画像を拡大縮小します。拡大縮小は、ユーザー操作 (ズーム) によって発生することもあります。例えば、画像の自然な寸法が 100×100px
であって、実際の寸法が 200×200px
(または 50×50px
) であるとき、画像は image-rendering
で指定されたアルゴリズムを使用して拡大 (または縮小) されます。このプロパティは拡大/縮小されない画像には効果がありません。
構文
/* キーワード値 */
image-rendering: auto;
image-rendering: crisp-edges;
image-rendering: pixelated;
/* グローバル値 */
image-rendering: inherit;
image-rendering: initial;
image-rendering: revert;
image-rendering: revert-layer;
image-rendering: unset;
値
auto
-
拡大縮小のアルゴリズムはユーザーエージェントに依存します。バージョン 1.9 (Firefox 3.0) から、Gecko はバイリニア (bilinear) 再サンプリングを使用します (high-quality)。
smooth
-
画像は、画像の外見を最適化するアルゴリズムで拡大縮小されます。具体的には、バイリニア補完などの色の「円滑化」が許容されるアルゴリズムで拡大縮小されます。これは、写真のような画像を想定しています。
high-quality
-
smooth
と同等ですが、より高品質な設定です。システムのリソースが制約されている場合、どの画像の品質をどの程度低下させるかを検討するとき。high-quality
の画像は他の値よりも優先されます。 crisp-edges
-
画像は、「最近傍法」 ("nearest neighbor") などのアルゴリズムで変倍され、画像のコントラストやエッジが維持されます。一般的に、ピクセルアートや行描画などの画像を意図通りに処理することを目的としており、不鮮明になったり色が滑らかになったりすることはありません。
pixelated
-
画像は「最近傍法」 ("nearest neighbor") などのアルゴリズムで元の画像サイズの最も近い整数倍に変倍され、その後、滑らかな補間を使用して最終的な希望のサイズに画像が調整されます。これは、拡大解像度が元の整数倍でない場合に、変倍による画質の劣化を発生させることなく、「ピクセル化」された見た目を維持することを意図しています。
メモ: optimizeQuality
および optimizeSpeed
の値は、初期の草稿で (SVG の仕様 image-rendering
に似たものとして) smooth
および pixelated
の同義語として定義されていました。
公式定義
初期値 | auto |
---|---|
適用対象 | すべての要素 |
継承 | あり |
計算値 | 指定通り |
アニメーションの種類 | 離散値 |
形式文法
例
画像の拡大縮小アルゴリズムの設定
この例では、画像が 3 回繰り返され、それぞれに異なる image-rendering
値が適用されています。
CSS
.auto {
image-rendering: auto;
}
.pixelated {
image-rendering: pixelated;
}
.crisp-edges {
image-rendering: crisp-edges;
}
結果
仕様書
Specification |
---|
CSS Images Module Level 3 # the-image-rendering |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser