「フリー」論争再燃? OpenBSD は free as in air 24
ストーリー by yoosee
流石としか言いようがない 部門より
流石としか言いようがない 部門より
Anonymous Coward曰く、
KernelTrap の要約によると、OpenBSD は "free as in air" (空気と同じ意味でフリー) であり続けるために、 Sun の CDDL を base システムに受け入れることはできないと表明し、 他の BSD 陣営との違いを明らかにしました。
これまで「無料の free」(free as in beer) および「自由の free」(free as in speech) という言葉が一般的に使われており、 GPL と BSD の支持者間で「こっちのほうが本当の自由だ」「おまえのは単なる無料の free だ」という論争が繰り返されてきましたが、 今回 OpenBSD が「更に上を狙っているんだぜ」と言うことで、フリーの意味を巡る議論に新たな論点が加えられました。 FreeBSD は CDDL の ZFS を既に導入しているため、 ライセンス問題で同一視されることの多かった各種 BSD の温度差がハッキリしたと言えそうです。
OpenBSD のリーダー Theo de Raadt は「free とか open と呼ばれればそれでいいと考えてるヤツが多すぎる」 「OpenBSD は free as in air だ」「パブリックドメインにしないのは、作者として認められるため、つまりファイルの先頭の数行を消されないため。それだけのことだ」と語り、BSD ライセンスを選ぶ意味を説明しています。 また、同プロジェクトの他メンバーも同様の意見を表明しています。
「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:3, 興味深い)
依然として各種BSDは同じライセンスを採用していて、CDDL採用のソフトウェアをOpenBSDのベースシステムに組み込んだ派生品を誰かが配布することにも(少なくともライセンス上)問題がないわけで。
#「空気と同じく」ということは「屁ぇさえこかなきゃOK」という意味か(違
Re:「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:2, 興味深い)
FreeBSD は OpenBSD みたいに硬直した綺麗事を言わないポリシーというだけで、どちらが上とかいう問題ではないのだと思います。
(と火消ししておいて……)
それにしても CDDL の存在意義って一体……。
BSDL に慣れた素人としては、和訳 [opensource.jp]を見ても GPL との違いがよくわからないんですよね。
たとえば
とか。特許関係が GPLv2 より良いのかしら。
OpenBSD は即そのまま商用製品に入れられるようにしたいという目的もあるから、これは入れづらいでしょうね。
まあ gcc とか ncurses とかもあるから、入れられないわけでもないはずですが。
あ、でもカーネル内には GPL は入れない [openbsd.org]んだから、ZFS とか OSS は無理か。
Re:「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:1, すばらしい洞察)
ヒント: 感染性
Re:「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:0)
kwsk
Re:「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:1)
たしかに GPL のような感染性はありません。
これはプロプラとの合体には良いのかもしれませんが、
BSD みたいな配布形態だと、GPL を混ぜるのと同様の負担増になるような気がして、
*BSD なら Theo じゃなくても躊躇しそうなライセンスに見えます。
FreeBSD はよく受け入れましたね(皮肉じゃなく)。
Re:「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:0)
Re:「ライセンス問題」とはまた別のような (スコア:0)
air spoiling (スコア:2, おもしろおかしい)
同じ意味のfreeということは、
多国間で汚さないように協議したり
国毎で汚せる量を決めてそれを金銭トレードしたりする
そんな感覚でよろしいんでしょうか?
名を残すには (スコア:2, 興味深い)
っていう部分がなんだかなぁ。
ソフトウェアを、今日と未来の人類の発展に役立てるためにも、
パブリックにする方がより崇高だと思うが。
作者として認められて未来に名が残るかどうかなんて、
ファイル先頭の数行よりもソフトの出来如何だろう。
C言語やUNIXの作者をファイル先頭の著作権表示で覚えたわけではない。
Re:名を残すには (スコア:3, 興味深い)
作者がはっきりしていれば、他のプロプライエタリなソフトがコードを盗用するようなことがあった時、著作権侵害を主張しやすいと思います。また、作者の雇用や同一作者のツールに興味を持つ側にとっては、作者の成果が明確になることで、作者やそのスキルの評価が容易になるという面があります。
いずれも、ソースコードが公開されているという前提があっての話です。
この点で、C言語やUNIXの作者を引き合いに出していいのか、疑問です。それらのソースコードは OpenBSD と同様な公開形態になっていないと思いますし、それらの作者はソフトウェアで自己主張せずとも、研究者として確立された名声がありました。
Re:名を残すには (スコア:1, おもしろおかしい)
誰でも真に自由に使える、という世界には盗用なんて概念は存在しませんな。
真の自由との決別、と受け取れば何の問題もない話ですが。
Copyright の意義 (スコア:2, 参考になる)
あとは、文責のような意味合いとか、、、
まぁ、無保証、免責を宣言してるわけだから、
責任は関係ないじゃん、、、って気もしなくはないんだが、
だからこそ逆にコードの素性が重要になるとも考えられるわけで、、、
uxi
Re:名を残すには (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Sunに対する私怨くさいなぁ (スコア:2, 興味深い)
金を出しもしないくせにオープンソースを宣伝文句にする
Sunなんて大嫌いだから
ってことでしょうよ。Theoらしい
Re:Sunに対する私怨くさいなぁ (スコア:0)
さすが俺たちのTheoきゅんだぜ。
そうでなくっちゃ (スコア:0)
空気の缶詰 (スコア:0)
ああいうのって日本だけだったのだろうか。
Re:空気の缶詰 (スコア:0)
まぁ、隅っこのほうにメイド・イン・ジャパンと刻印されているかも知れないけど。
つまり、、、 (スコア:0)
yet,another ZFS (スコア:0)
Free as in Freedom (スコア:0)
Free as in speech
ではなく
Free as in Freedom
ですよ。
Re:月じゃ空気は無料じゃないんだぜ? (スコア:0)
free as in confection