お湯とは、温めた水である。人間が触って熱い・温かいと感じる水。「湯」の丁寧語。
曖昧さ回避
- 鉄やアルミなどの鋳造に使われる金属を溶かして液体状にしたものの通称。
- 兵庫県美方群新温泉町にある地名。
- igrek-U、やよいちゃん、OMIOの3名で構成されたニコニコオリジナルバンド。→ お湯(バンド)
- お冷と組んでいる女性2名の実況プレイヤー。→ お湯とお冷
概要
どの程度の温度であればお湯と呼ぶのかと言う境界線については個々人で様々であるが、おおよそ40℃以上のものを指す事が多い。80℃を超えるようなものについては特に「熱湯」とも呼ばれ、さらに加熱し続けると水蒸気となって蒸発して無くなる。
温度の足りないものは「ぬるま湯」とも呼ばれる。転じて刺激や緊張のない安楽な生活や境遇にも用いられる。
温泉のようにお湯が湧き出している場所もあるが、必ずしも適温とは限らないため冷ます必要もある。
お湯の様々な用途
- 入浴(シャワー・お風呂・温泉・銭湯)
基本的に入浴時は衣類を全て脱ぐため、体温よりも低温な水だと風邪を引いたりする危険がある。そのためお湯を使う事が多い。特に冬など寒い季節は、お湯によって温まる事が大きな目的となる。シャワーよりもお風呂の方が各種効果は高い。 - 氷を溶かす
冬場に窓が凍りついた場合など、水をかけることによって氷に効果的に熱を与える事が出来る。その際にかける水の温度が高ければそれだけ氷が熱を持ち溶けるのが早くなる。
ただし、外の気温が低い場合、お湯をかけて溶かしたらすぐに乾いたタオルなどで拭かないと、かけたお湯がすぐに凍ってしまい意味が無いので気をつけよう。 - 保温・暖房
湯たんぽなど布団の中に入れることで暖房替わりとする。ペットボトルにお湯を充填することで代用も可能。 - 加湿・保湿
一部の加湿器においては内部で加熱することで水蒸気を発生・蒸散させ部屋の加湿をする方式もある。 - 殺菌消毒(熱湯消毒)
特に高温なものは熱湯そのものや、沸騰させることで消毒も同時にが行える利点がある。途上国・アウトドア・サバイバルといった環境下では医療機関や衛生状態が十分でなく、川の水などはそのまま飲むと腹を下す、何かよく分からない菌やウイルスなどで致命的な状態になる危険性があるため。 - 除草剤
雑草にかけることで除草剤の代用となる。化学物質等を使用しない利点もある。
飲食
- 料理
「煮る」「茹でる」「蒸す」と言う調理法はお湯が必須である。
食材を直接水に触れさせない場合でも、「湯煎」と言う間接的な加熱方法にもお湯は使われる。(固形チョコレートを溶かす場合など) - 飲用
飲用の湯は白湯(さゆ)という。また一旦沸騰させた湯を冷ましたものは湯冷ましといわれる。冷水よりも胃腸への負担が少ない。(冷水だと下がった体内温度を戻すのにもエネルギーを必要とするため)
欠点
- 加熱・運搬・移し替え・使用時・飲食時における火傷。
- 物品においては耐熱温度の超過や温度差によって割れてしまう。
- 浴室やお風呂などは温度差によるヒートショック(項目参照)の危険性もある。
- 設備装置によって微妙な温度調整が難しい場合もある。
- 加熱の手間、燃料、長期保温時の電気代。
- 銭湯などはボイラー等で常時沸かし続ける必要があるため、燃費が痛い。