アメリカ海軍(United States Navy)とは、世界最大の海軍である。略称はUSN。
因みにアメリカ海兵隊と沿岸警備隊は現在は別組織である。
概要
世界最大の海軍である。
なんといっても原子力空母10隻、強襲揚陸艦30隻、原子力潜水艦70隻、イージス艦、巡洋艦80隻以上、戦闘機2600機以上、構成員40万人以上を保有しており、予算は日本円で10~15兆円という桁違いの規模を持つ。
海上自衛隊の設立にも関わっており現在も密接な関係である。
歴史
アメリカ独立戦争中に大陸海軍として創設されたものが起源とされる。以後は1812年の米英戦争でイギリス海軍を撃破し、1898年の米西戦争でスペイン艦隊を壊滅させた。1907年~1909年にかけて世界に海軍力を示すため「グレート・ホワイト・フリート」(船体も白塗り)を結成し世界一周を果たしている。
第二次世界大戦への参戦前はレンドリース法に基づきイギリス行きの商船団の護衛をしていたが、U-ボートに軍艦を沈められ、真珠湾攻撃では太平洋艦隊が実質上壊滅するなど苦汁を味わったが、正式に参戦後は大量の軍艦を建造。大西洋では大量の護衛駆逐艦、護衛空母を用いてU-ボートを狩り、太平洋では日本以上の空母機動部隊を結成し連合艦隊を叩き潰し、大量の潜水艦で通商破壊を行い日本のシーレーンをズタズタにし、大日本帝国海軍を壊滅させた。終戦頃には世界最大の海軍となっていた。
冷戦期はソ連に対抗するためにアイオワ級戦艦を現役復帰させたり、600隻の大艦隊を結成する構想もあったが冷戦終結にともない300隻程度に収まった。
冷戦後は世界でアメリカ海軍に対抗できる海軍が無くなり、現在は紛争地域への陸上攻撃をメインに行っている。
艦隊(ナンバード・フリート)
- 第3艦隊(東太平洋および北太平洋担当)
母港:アメリカ・サンディエゴ - 第4艦隊(中南米担当)
母港:アメリカ・ジャクソンビル - 第5艦隊(アラビア海など中東海域担当)
母港:バーレーン・マナーマ - 第6艦隊(東大西洋・地中海担当)
母港:イタリア・ガエッタ - 第7艦隊(西太平洋およびインド洋担当)
母港:日本・横須賀 旗艦:ブルー・リッジ(LCC-19) 空母:ロナルド・レーガン(CVN-76) - 第10艦隊(サイバー部隊)
基地所在地:アメリカ・フォートミード
解散済みの艦隊:第1艦隊(第3艦隊に統合),第2艦隊(艦隊総軍に統合)