本ページでは、各種テキスト読み上げソフトのうち、以下の定義でソフトウェアトークに分類されるソフトのボイス、イメージキャラクターに関係する利用規約へのリンク等を列挙する。
定義・列挙基準
ソフトウェアトークという単語は、略称を作りにくいこと[1]や、どのようなテキスト読み上げソフトを指し示すのかで見解が分かれていること[2]等のように、ジャンルの呼称としては不適切な点がある。
ただ、各種テキスト読み上げソフトのボイス、イメージキャラクターを内包した用語としては、現状(本ページの初版作成時点)で広範に受け入れられているものが存在しないため、本ページでは便宜上次のように定め、それに当てはまるソフトのボイス、イメージキャラクターに関係する利用規約へのリンクを列挙する。
※あくまで本ページ内での便宜上の定義(それと具体例の補足)なので、外部から任意に参照するのは問題ありませんが、他人に従うよう強要させるようなことはしないでください。
- そのソフトでは、販売、配布、企画元が特定のボイスと関連付ける形でイメージキャラクターを採用している。これは、そのキャラクターがテキスト読み上げソフト以外の企画[3]で使用されているかを問わない。
- 弦巻マキのように、ソフトによって声優が異なるキャラクターも含まれる。 COEIROINKのナコ、レコ、カナタのように、テキスト読み上げソフトの配布元からは特定のボイスと関連付けられていないキャラクター、AquesTalk(いわゆるゆっくりボイス)やReadSpeaker、VOICEPEAK商用可能ナレーター等特定のキャラクターと関連付けられていないボイスは含まない。
- そのソフトに収録されているボイスのイメージキャラクターは実在の人物(バーチャルYouTuberを含む)ではなく、架空のキャラクターである。
- CoeFontに収録されているアナウンサーや西村博之(おしゃべりひろゆきメーカーとして収録)等の人物は含まない。栗田穣崇をモチーフにしたキャラクターである栗田まろんは含まれる。
- そのソフトを購入、ダウンロード等すること(WEBアプリケーションへのアクセスを含む)によって、個人ユーザーが自由にボイスを生成できる。これは、かつてテキスト読み上げソフトが販売、配布等されていたが、現在は入手不可能なキャラクターをソフトウェアトークの定義から外すことを意味しない。
- 音楽ユニット「galaxias!」のギャラ子のように、そのテキスト読み上げソフト(この場合は『ギャラ子Talk』)の配布が終了したキャラクターであってもそのまま含まれ続ける。rinna株式会社のりんなのように、当初からソフトが公開されておらず、ユーザーがボイスを生成できないキャラクターは含まない。
- そのソフトで生成したボイスおよびそのイメージキャラクターは、利用規約に従う限り自由に動画等で利用できる。
- テレビアニメ「秘密結社鷹の爪」の吉田くんのように、規約上はそのテキスト読み上げソフト(この場合は『VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん EX』)で生成したボイスを動画等で利用できないキャラクターは含まない。
- そのソフトは、それ自体がいわゆるボイスチェンジャーではなく、入力したテキストを読み上げさせる利用形態を念頭に設計されている[4]。
- Voidol2に収録されている音宮姉妹Projectの音宮うらら等ボイスチェンジャーソフトのみが存在するキャラクターは含まない。 VOCALOMAKETSの結月ゆかり、紲星あかりのように、Seiren Voice等ボイスチェンジャーソフトの他、A.I.VOICE等テキスト読み上げソフトも存在するキャラクターは含まれる。
- そのソフトには、DTMではなく、あくまでテキストを読み上げさせることを目的とするボイスが収録されている[5]。
- VOCALOIDの初音ミクや鏡音リン・レン等のキャラクター、CeVIO AIでソングボイスのみが収録されている音楽的同位体プロジェクトの可不等のキャラクターは含まない。 CeVIOプロジェクトのさとうささら、すずきつづみ等トークボイス、ソングボイスの両方が収録されているキャラクター、VOCALOMAKETSの結月ゆかり、紲星あかりのように、VOCALOID、CeVIO AI、A.I.VOICE等どちらの目的でもボイスを収録したソフトが存在するキャラクターは含まれる。
また、VOCALOMAKETSの結月ゆかり、紲星あかり等キャラクターの版権とソフトウェアトークブランドの管理者が異なるケース[6]も存在する。そのため、比較的ニコニコ動画での知名度が高いキャラクターについてはキャラクター名から版権管理者、利用規約を引けるようにする。
音楽ユニット「galaxias!」のギャラ子のように、A.I.VOICE等のソフトウェアトークブランド以外で販売、配布されていたソフト(この場合は『ギャラ子Talk』)のみがテキスト読み上げソフトとして存在するキャラクターについても、こうしたサードパーティキャラクターと同様に扱う。
※ニコニコ動画でキャラクター名をキーワードとして検索した際におおよそ500件以上の動画がヒットすること[7]、ニコニコ大百科にページが作られていることを知名度の基準にしますが、あくまで目安として厳密な判定は行いません。
各ブランドの利用規約
ソフトウェアトークブランドの管理者が定めている利用規約をこちらに列挙する。
※CeVIO等のサードパーティ製品については、またA.I.VOICE等についてもサードパーティキャラクターの製品であれば、その版権管理者が別途定めている利用規約に従う必要がある。
※製品ページや付属ドキュメント等で別途利用規約が定められていれば、そちらに従う必要がある。
ブランド名 | ボイスの利用規約 | キャラクターの利用規約 |
---|---|---|
AH-Software (VOICEROID、VOICEPEAK等) |
「AHSキャラクター」 | |
A.I.VOICE | 「ユースケース / EULA」 | 各キャラクターページに「キャラクター使用ガイドライン」を記載 |
CeVIO | 「音声データやキャラクターの利用について」 | |
CoeAvatar | 「コエステーション 利用規約」 | 「FAQ」 ※質問「キャラクターガイドライン」の回答 |
CoeFont | 「サービス利用規約」 | 「キャラクター利用ガイドライン」 ※「画像素材はこちら」より |
COEIROINK | 「共通 利用規約」※各キャラクターページに個別の利用規約を記載 | |
ガイノイド | 「ガイノイド Talk利用規約」 |
|
ITVOICE | 「ITVOICE利用規約、ITシリーズ音声合成モデル・タレント・アーティスト・キャラクター利用規約」 | |
SHAREVOX | 「SHAREVOX共通利用規約」 ※個別の利用規約についてはキャラクター一覧を参照 |
n/a |
TALQu | ※ソフト自体の利用規約についてはBOOTHの配布ページを参照 個別の利用規約については「TALQuモデル一覧」から各キャラクターのホームページを参照 |
|
VOICEVOX | 「利用規約」 ※個別の利用規約についてはキャラクター一覧、または「ボイボ寮」のキャラクターページから各キャラクターのホームページを参照 |
主要なサードパーティキャラクターの利用規約
ソフトウェアトークブランドの管理者以外(サードパーティ)が版権を管理するキャラクターの利用規約をこちらに列挙する。
主要なファーストパーティキャラクターの帰属先
ソフトウェアトークブランドの管理者が直接その版権を管理するキャラクターについて、それがどこに帰属するのかをこちらに列挙する。
※琴葉茜・葵(VOICEROIDとA.I.VOICEの製品が存在)のように、一部のキャラクターは帰属先のブランド以外にもサードパーティとして企画されたテキスト読み上げソフトが存在する。
関連項目
関連リンク
脚注
- *既にSofTalkというソフトが存在するため、そのまま「ソフトーク」とは略せません。一部では、略称として「トウェアト」が使われていますが、発音しづらく、字面からは省略前の表記がわかりにくいという欠点があります。
- *例として、「ソフトウェアトーク企画告知」ではAquesTalk(いわゆるゆっくりボイス)を使用したソフトを対象に含めているのに対し、「ソフトウェアトーク系投稿祭企画の一覧」では除外されている。
- *東北ずん子プロジェクト、京町セイカプロジェクト、つくよみちゃんプロジェクト等
- *基準はあくまで主な利用形態であり、ガイノイドTalk等のテキスト読み上げソフトについても、ゆかりねっとを用いればボイスチェンジャーと同じように扱える。
- *基準はあくまで主な利用目的であり、UTAU音源等DTM用途のボイスについても、唄詠やユニコエを用いてテキストを読み上げさせることはできる。また、DTM用途の機能を持たないテキスト読み上げソフトのボイスでDTMを実現した動画も「歌うボイスロイド」として多数投稿されている。
- *本ページではそうしたキャラクターの版権管理者をサードパーティと呼称する。
- *例として、さとうささらであればこちらの検索結果を確認する。
- *ボイスの利用に関するガイドラインであり、キャラクターの意匠については言及されていない。
- *ガイドラインによれば、Vtuber櫻歌ミコ(おーかみおーこく)はあくまで公認のバーチャルYouTuberであって、公式設定ではないとのことから、本ページでは独立したキャラクターとして扱う。
- *音街ウナについては、製品ごとにキャラクターの利用規約の文言が一部異なる。
- *本ページの定義上VOCALOIDはソフトウェアトークに含まれない。ただ、ギャラ子については、テキスト読み上げソフトである『ギャラ子Talk』がかつて特典として配布されていたため、ここに含める。
- *キャラクターイメージの改変が利用規約で認められていることから、本ページではバーチャルYouTuberとしての冥鳴ひまりとは別のキャラクターとして扱う。
- * 当初は株式会社ガイノイド(法人番号:1011101070896)がガイノイドの版権を管理(関連ツイート)していたが、2017年に株式会社よしもとインベストメント、2020年に株式会社よしもと統合ファンドへと商号が変更され、 事実上管理主体ではなくなった(関連ツイート)。 現在は吉本興業株式会社(東京本部と株式会社ガイノイドの所在地は同一)のボーカロイドレーベルとして管理されている(ガイノイド公式ページの利用規約、『ガイノイドTalk 鳴花ヒメ・ミコト』のリリース情報、『VOCALOID 鳴花ヒメ』、『VOCALOID 鳴花ミコト』のスペック表より)。