デオキシスとは、ポケットモンスターに登場するNo.386のポケモンである。初登場はファイアレッド・リーフグリーン(データ上ではルビー・サファイア)。
基礎データ | |||
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名前 | デオキシス | タイプ | エスパー |
英語名 | Deoxys | 高さ | 1.7m |
分類 | DNA | 重さ | 60.8kg |
性別比率 | 性別不明 | 特性 | プレッシャー |
― | |||
グループ | タマゴみはっけん | 隠れ特性 | ― |
孵化歩数 | 30720歩 | 捕捉率 | 3 |
世代 | 第3世代 | 努力値 | 攻撃+1、特攻+1、素早さ+1(ノーマル) 攻撃+2、特攻+1(アタック) 防御+2、特防+1(ディフェンス) 素早さ+3(スピード) |
進化 | 進化しない | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #386 | 図鑑の色 | 赤 |
ジョウト | #― | ホウエン | #202 (RSE) #211 (ORAS) |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #― | アローラ | #― |
ガラル | #― | ヒスイ | #― |
|
種族値 合計600 (ノーマル) | |||||
H P |
攻 撃 |
防 御 |
特 攻 |
特 防 |
素 早 |
50 | 150 | 50 | 150 | 50 | 150 |
種族値 合計600 (アタック) | |||||
H P |
攻 撃 |
防 御 |
特 攻 |
特 防 |
素 早 |
50 | 180 | 20 | 180 | 20 | 150 |
種族値 合計600 (ディフェンス) | |||||
H P |
攻 撃 |
防 御 |
特 攻 |
特 防 |
素 早 |
50 | 70 | 160 | 70 | 160 | 90 |
種族値 合計600 (スピード) | |||||
H P |
攻 撃 |
防 御 |
特 攻 |
特 防 |
素 早 |
50 | 95 | 90 | 95 | 90 | 180 |
図鑑説明
- ポケットモンスタールビー、オメガルビー
- レーザーを あびた うちゅうウィルスの DNAが とつぜんへんいを おこして うまれた ポケモン。 むねの すいしょうたいが のうみそ らしい。
- ポケットモンスターサファイア、アルファサファイア
- うちゅうウィルスから たんじょうした ポケモン。 ちのうが たかく ちょうのうりょくを あやつる。 むねの すいしょうたいから レーザーを だす。
- ポケットモンスターエメラルド
- うちゅうウィルスが レーザーを あびたとき とつぜんへんいを おこして ポケモンに なった。 すばやい うごきに すぐれた からだの かたち。
- ポケットモンスターファイアレッド
- こうげきてきな かたちに へんかした デオキシス。 べつの すがたを みせて てきを まどわせる ちからを もつ。
- ポケットモンスターリーフグリーン
- すがたが かわるとき オーロラが あらわれる。 さいぼうを へんかさせて こうげきを きゅうしゅうしてしまう。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール、プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2、X、ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
- いんせきに ふちゃくしていた うちゅうウイルスの DNAが へんいして うまれた ポケモン。
- ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー、Y
- うちゅうウィルスが とつぜんへんいを おこして ポケモンに なった。 オーロラの ちかくに あらわれる。
概要
- ゲーム中ではファイアレッド、リーフグリーンの誕生の島にのみ登場する幻のポケモン。宇宙ウィルスがレーザーを浴びて誕生した。「ポケモン」の定義って一体…。ポケモンシリーズはバージョンを追うごとに「伝説のポケモン」が古代より伝わる格調高いものが増えてきているが、事実上『ファイアレッド・リーフグリーン』で初登場したデオキシスは赤緑時代を彷彿とさせるような近未来的・SF的な設定のポケモンである。そう考えると、からだの色の赤と緑も初代ポケモンを イメージしたものか?とさえ思えてきたりする。
- 4つのフォルムに姿を変えることができる。ポケモンでフォルムチェンジをするのはデオキシスが初。登場した当初はある雑誌で「姿が変わる唯一のポケモン」とか言ってたような気がs(ry
ちなみにディフェンス、ノーマル、アタックというフォルム名の頭文字をとると「D・N・A」となる。スピード?だれそれ歌手?
第3世代ではバージョンによってフォルムが変わる仕様だったが、第4世代以降は特定の場所にある隕石を調べることでどのバージョンでもすべてのフォルムになれる。隕石がある場所は以下のとおり。 - 名前の由来はDNAの正式名称、「Deoxyribo nucleic acid」より。腕の触手もDNAの螺旋構造をイメージしたものだろう。
- 専用技は威力140 エスパータイプの特殊技「サイコブースト」で、使うと特攻が2段階下がる。初登場時から第6世代までエスパータイプの最高威力技だった(現在は第7世代で初登場したネクロズマの専用技「プリズムレーザー」が威力160で上回っている)。
- 映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス』に登場しレックウザとバトルを繰り広げた。
この作品ではゲーム版に無い要素である実体を持った分身「デオキシスシャドー」を複数作り出し、人間を捕獲するシーンがあるが、シャドーは攻撃能力を持たないのでポケモンの攻撃に対してはなすすべがない。
また通常は胸の水晶体が紫色なのに対し、緑色の別個体も登場する。 - 戦闘時に専用BGMが用意された初めてのポケモンでもある(デオキシス単体という意味で。カイオーガ・グラードンのように数種類のポケモンで一つのBGMを共用して「専用BGM」としていた事例はそれまでにも複数ある)。とても神秘的な曲で学校のチャイムとか阿波踊りとか言われ親しまれている。
- かつてはアルセウスと並んで、有料でしか配布されていなかったポケモンであった。しかし、2010年3月から5月にかけての期間限定で、『ポケモンレンジャー光の軌跡』を持っているとニンテンドーWi-Fiコネクションで「デオキシスとなぞのしんでん」が(無料で)配布された。これをクリアすると、デオキシスが仲間になり、ダイヤモンド・パール・プラチナに転送することができる。
- 幻のポケモンというのは入手方法に関するガセネタが広まるものであり、このデオキシスも例外ではない。ジラーチともに、トクサネシティのロケット発射回数や殿堂入り回数が一定に達すると出現する(更にはトクサネの白い岩に関係する)というものが多かったようである。
- 『ポケモン不思議のダンジョン 赤/青の救助隊』では、「ぎんの かいこう」でルギアを仲間にすると「いんせきのどうくつ」が出現する。「いんせきのどうくつ」は何故か一人でしか入れず、しかもアイテムは3つまでという厳しい制約がかかっている。 進み方も特殊で、全部で3匹のデオキシスの幻(フォルムはランダム。しかもとくせい付き)を倒さないと階段が出てこない。 各階の構造も、てんくうのとう以上にもれなく複雑な構造である。しっかり罠もある。 アイテムの現地調達も不可能。おそらく最も進みにくいダンジョンの一つであろう。レベルは最低でも80は欲しい。
デオキシスの本体はここの最下層で待ち構えている。ただし、リーダーのレベルが60以上ないと勧誘は不可能であるし、倒しても仲間になる確率は非常に低いので注意。また、「ともだちリボン」を持っていれば確率は高まる。 - 『ファイアレッド・リーフグリーン』では、同ゲームの正規イベント以外で入手したデオキシスは、親の名前やバッジに関係なく、言う事を聞かないという仕様がある。なんという根回しのよさ
- 『オメガルビー・アルファサファイア』では殿堂入り後のサブストーリー「エピソードデルタ」の締めくくりとして登場。幻のポケモンとしては初めて本編中での捕獲が可能に。
ストーリー的にだいたい想像通りな登場の仕方をしてくれるが、出現レベルが80と非常に高い。殿堂入り直後の状態だと、直前で捕獲したレックウザ以外にまともに戦えるポケモンがいるかどうか怪しい。レックウザ戦→トレーナー戦→デオキシス戦と息をつく暇もない強制戦闘の連続だが、万が一倒してしまっても殿堂入りすることで復活するのでご安心を。 ちなみに、同作では捕獲できることから幻のポケモンでありながら全国図鑑の完成に必須のポケモンとなっている。
ノーマルフォルム
種族値 HP50 攻撃150 防御50 特攻150 特防50 素早さ150 第3世代ではルビー・サファイアに出現
ノーマルとは言いつつ、かなり偏った種族値。
元々かなりの低耐久なため、このフォルムを使うくらいなら攻撃力の上がるアタックフォルムの方が良い。とりあえずフォルムチェンジさせてみよう。
手は普通の人のような腕と、赤と青の螺旋状の触手の2種類あり、本人の意思で変化させられる。
イラストなどで両腕とも同じ形態の腕になってることは少ない。
バトレボのオープニングでピカチュウに「でんこうせっか」を1発キメられてる。
アタックフォルム
種族値 HP50 攻撃180 防御20 特攻180 特防20 素早さ150 第3世代ではファイアレッドに出現
ミュウツーをも凌駕する圧倒的な攻撃性能と、コロボーシに鼻で笑われるほどの紙耐久。なんとコラッタの恩返しで余裕の確定1発である。
その強固な硬さから、ありえない強さを説明するときによく引き合いに出される。
最早紙と言うのもおこがましいほどの打たれ弱さを補うための気合の襷か、突破力に特化するための命の珠がほぼデフォ。圧倒的な高さの攻撃、特攻、素早さで如何に敵に手出しさせずに倒すかに全てがかかっているといえるだろう。
バトレボでは、すっごくうねうねしている。
ディフェンスフォルム
種族値 HP50 攻撃70 防御160 特攻70 特防160 素早さ90 第3世代ではリーフグリーンに出現
耐久型のポケモンにしては素早い方だが、カイオーガやグラードンと同速、早い話が禁止級としては遅い方。またHPで大幅に上回る同じ耐久エスパーのクレセリアやルギアも壁となっている。多彩な補助技をどう活かすかが鍵となるだろう。
LGの図鑑説明によると、攻撃を弾くのではなく吸収するようだ。
ダイヤモンド・パールのグラフィックはガッチリとした印象を受けるが、バトレボではなんだか少しスマートに見える。
スピードフォルム
種族値 HP50 攻撃95 防御90 特攻95 特防90 素早さ180 第3世代ではエメラルドに出現
アタックのときに十分早かったのにまだ満足できず他を削ってまでスピードを追求したフォルム。
第8世代で素早さ200のレジエレキが登場するまでの長い間、全ポケモン中最速であった。
しかし素早さ以外の種族値は均等に割り振られているため、ノーマルフォルムよりもよっぽどバランスが取れている。
最速のスキルスワップでレジギガスと組めばいい……と言いたいがギガスはダブルで重要な守るを使えないという欠陥が……(ソード・シールドでようやく守るを覚えるようになったが、今度はデオキシスがリストラを食らってしまった)。
圧倒的な素早さを活かした先制のコスモパワーや壁貼りを考えると、ディフェンスフォルムよりも使い勝手はいい。
ポケダンではぴょんぴょんと落着きがない。
キャベツのような顔をしている。