1の概要
古くからアニメや特撮など多くのSF作品に登場してきた武器である。光線や、光を帯びた輝く銃弾のようなものが銃口から発射されるように描写されることが多い。
大掛かりなレーザー兵器は実用化されているが、SF作品で描かれるような殺傷力のある小型の光線銃は、高出力を実現することが難しいため現在は実現に至っていない。が、レーザーポインターのように眼に照射すると失明するおそれがあるもの(絶対に真似をしないこと)は手に入るようになってる。
現実世界での兵器利用については「ビーム」「レーザー」の項などを参照のこと。
2018年にチャイナの企業がレーザーガンを開発した、と発表しているが、懐疑的な見方も出ている。[1]また、これに関して2019年現在続報は出ていない。
2の概要
1のような、SF作品(特に特撮番組)に登場する光線銃を模した玩具。引き金を引くと数種類の効果音が鳴ったり、銃口などが光ったりするものが多い。また、光を感知するターゲットを狙い撃つ玩具も発売されている。
ファミコンを発売する前の任天堂が1970年に発売した「光線銃シリーズ」が後者のはしりと思われる。これは銃口に仕込んだ豆電球で太陽電池を応用したターゲットを狙い撃つ玩具であり、当時の売り上げトップになるほどの人気を集めた。開発者は横井軍平氏。任天堂は76年に光源をストロボに変えて狙撃距離を伸ばした「光線銃SP」シリーズも発売したが、こちらは価格が高価になったためあまりヒットしなかった。
のちに世界最初の家庭用ゲーム機「ODYSSEY」に「銃口にセンサーを仕込み、画面の光を捉える」という新たなアイディア(任天堂ではなく発売元のマグナボックス社が発案したもの)で遊びに応用された。これを受けて任天堂は84年、ファミコンにも光線銃を応用。のちのスーパースコープやガンコン、PSmoveやWiiリモコンのような「画面を狙い撃つ」コントローラーの原型となった。
眼への影響を考慮し、80年代からは可視光線ではなく赤外線が主に使われるようになった。こちらはターゲットを頭などなどに付けてサバイバルゲームを行う玩具として人気を集めた。アニメも放映されたセガの「ジリオン」シリーズや、近年も新作が発売されている「サバイバーショット」シリーズなどが有名。