高架駅とは、駅の構造の種類の一つである。
概要
高架橋の上にプラットホーム(乗り場)がある駅のことである。駅舎・改札口がホームの真下にあることが多く、改札口とホームの行き来には階段やスロープ、エレベーター、エスカレーターなどを使用する必要がある。
主に都市部の駅や新幹線・モノレール・新交通システムの駅に多いが、都市部以外でも山岳地帯だと高架駅は珍しくない(野岩鉄道会津鬼怒川線など)。
また、在来線でも「踏切が無く高速運転に向いている」などの理由でJR鹿島線やJR湖西線のようにほぼ全駅が高架駅になっているような路線もある。私鉄だとつくばエクスプレス線の八潮駅〜研究学園駅間の全駅(ちなみにつくば駅は地下駅)、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大部分の駅が高架駅になっている。
元々地上駅だったような駅でも、踏切の廃止や市街地の分断の解消のために後に高架駅にするケースもある。(例えば、両毛線の前橋駅・伊勢崎駅・桐生駅・栃木駅、東武伊勢崎線の新伊勢崎駅など)
ただし、新幹線などの駅でも高架駅になっていないケースもある(例えば東海道新幹線の品川駅・豊橋駅・米原駅、東北新幹線の上野駅・八戸駅、北陸新幹線の軽井沢駅・佐久平駅・長野駅など)。また山形新幹線および秋田新幹線は東北新幹線との重複区間を除いて高架駅は存在しない。モノレールでも東京モノレールや湘南モノレールには地上駅や地下駅が存在する。
逆に地下鉄や路面電車の駅でも、稀に高架駅になっているケースが存在する(例:仙台市地下鉄南北線の富沢駅、宇都宮芳賀ライトレール線の飛山城跡停留場など)。