リッキー☆ ラッキー☆ みんなでハッピー!
レースも開運も、ぜーんぶ私にまかせて!
コパノリッキー(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「コパノリッキー」をモチーフとするウマ娘である。
概要
誕生日:3月24日 身長:165cm 体重:秘密☆ スリーサイズ:B83・W55・H87
明るく朗らかな自他共に認めるラッキーガール。
風水への造詣が非常に深く、その知識は本物。
日常生活だけでなくトレーニングやレースにも風水を取り入れている。
風水パワーであらゆる人を幸せにしたい!と豪語しており、
実際彼女の開運アドバイスの評判は上々なんだとか……。
2022年5月4日に開催されたウマ娘4thイベント「SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY1にて、バ名とキャラクタービジュアルが公開された、81人目(ハッピーミーク等のオリジナルウマ娘を除く)のウマ娘(イベントの発表まとめ)。同年7月27日に配信された「ぱかライブTV Vol.19」の中で、詳細なプロフィールと担当声優が公開された。
キャラの公開日は史実で重賞初制覇を飾った兵庫チャンピオンシップの開催日であり、3勝を挙げたJpnⅠかしわ記念(そして馬主のDr.コパの誕生日)の前日でもあった。翌日正午、かしわ記念に合わせて公開された公式イラストにもさっそく登場することとなった。
なお、時は少し遡って4月末、ゲームの「春のGI記念プレゼント」対象として発表されたレースの中にこれまで対象外[1]だった地方GI、それもこの時点ではゲーム内未実装のかしわ記念が含まれており、ダートあるいは地方競馬に関する新情報の前触れではないかと話題となっていた。
その後、2022年8月19日、川崎・船橋・盛岡レース場の追加とともに早くも育成実装。合わせて7月の詳細発表時に同時にウマ娘化が発表されていたホッコータルマエとワンダーアキュートもライバルとしてゲームに登場した。
風水の力でみんなをハッピーにすることを目指す、明るく元気なウマ娘。ちらりと見える八重歯がキュート。モチーフ馬がウマ娘化された競走馬の中でもかなり大柄な部類だけに、公式ページの立ち絵では両手を挙げているためあまりそう見えないが、実際は165cmと実装ウマ娘の中でも長身な部類に入る。シンボリルドルフやエアグルーヴと同身長で、マルゼンスキーやナリタブライアン、ミホノブルボンより背が高い。学年は中等部で、カワカミプリンセスやヒシアケボノとクラスメートであることが判明している。
モチーフ馬のオーナーが風水の専門家だけに風水知識はガチであり、「風水はオカルトではなく統計に則った環境哲学」と周囲の風水に対する偏見を取り除き広めるための努力を続ける。育成シナリオも風水の専門用語がガンガン登場し、ウマ娘ストーリーでは、ダート路線を選んだ理由にも風水が関わってくる。その一方、風水普及にかまけすぎることをホッコータルマエから批判されたりもする。風水にこだわるきっかけは彼女の幼少期の経験にあるが、このエピソードはDr.コパの実際の経験が元ネタ。
ちなみに、風水を封じると途端にメイショウドトウ並みのポンコツと化す。
家族構成は両親に、1人の弟と3人の妹をもつ5人きょうだいの長女。モチーフ馬は同じ父ゴールドアリュール・母コパノニキータの全弟が1頭(コパノジャッキー)、全妹が3頭(コパノレヴィーン、コパノジョウオー、コパノプリンセス)いるので、それを反映したものだろう。
父親は風水の専門家らしい。そしてお父様の誕生日はかしわ記念の開催日だそうである。つまり……。
呼称は自他問わず「リッキー」だが、一方でコパの部分も「コパッと」「コパコパしてきた」という謎のオノマトペにしたり、あんし~んされて「コパぁっ!?」と鳴いたりする。
勝負服はDr.コパが風水的に正しくなるように監修したそうで、勝負服に込められた風水的な意味は勝負服イベントでリッキー自身が解説してくれる。耳カバーは父親の手作りらしい。
私服は黄色のチェック柄、腰に黄色いベルトを締めたワンピースだが、こちらは「コパ風水を勉強したウマ娘制作スタッフが考えてくれました。」とのこと。
勝負服 | 私服 |
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ゲームでの扱い
育成ウマ娘:☆3[陰陽八卦☆開運衣]
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
93 | 87 | 93 | 87 | 90 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
F | A | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
C | A | A | G | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
A | A | C | G | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『理運開かりて翔る』 | |||||||||||||||||||
終盤が迫ったときどこかで速度を少し上げ、さらに能力を引き出すスキルの発動数に応じて速度と加速力を上げる | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
- 習得スキル
- 覚醒Lvで習得するスキル
育成目標
- ジュニア級6月:メイクデビューに出走
- ジュニア級12月後半:ファンを3000人集める
- クラシック級4月前半:伏竜S(OP)で3着以内
- クラシック級12月前半:チャンピオンズカップ(G1)で3着以内
- シニア級2月後半:フェブラリーステークス(G1)で3着以内
- シニア級5月前半:かしわ記念(G1)で3着以内
- シニア級6月後半:帝王賞(G1)で3着以内
- シニア級10月前半:マイルチャンピオンシップ南部杯(G1)で3着以内
- シニア級11月前半:JBCクラシック(G1)で3着以内
- シニア級12月後半:東京大賞典(G1)で1着
概要
前述の通り、2022年8月19日、川崎・船橋・盛岡レース場の追加とともに☆3[陰陽八卦☆開運衣]として育成実装。アグネスデジタルやイナリワンのような芝ダート両刀ではなく、芝適性のないダート専門のウマ娘としてはハルウララ、スマートファルコンに次ぐ3人目の育成実装となった。
能力の特徴はなんといっても「発動した緑スキルが多いほど効果が上がる」固有スキルと、パワーS(1000)以上でスピードが上がるダート用緑レアスキル「抜群の踏み込み」(およびその下位スキル「踏み込み上手」)。
固有スキルは発動タイミングの制御はできない(中盤の半ばで発動してしまうことも多い)が、距離を問わず終盤に接続できる可能性を持った速度加速両面スキルということで、長らくチャンピオンズミーティングで猛威を振るうクリスマスオグリキャップの「聖夜のミラクルラン!」のダートにおける対抗株として注目を集める。ただし、そのような効果を発揮するためには適正な緑スキルを大量に持つことが前提となるため、自前で最大3種持っているとはいえ完成させる難度は高く、育成中はそこまでの効果は期待できない。
こんな特性になったのは、地相を重んじる風水=コースに合わせた緑スキルというイメージだろうか。
なお、継承バージョンでは追加効果がなくなり、どこでも発動はしてくれるが効果が1ランク低いイマイチなスキルになる。
脚質は逃げ・先行どちらでもいけるが、初期設定は「先行」。脚質に紐づくのは固有スキルの助けになる「先行のコツ」があるがそれだけで、固有スキルに至ってはなんなら追込だろうが発動する条件なのでどちらでも活躍できる。競技場用育成などでは他のダートウマ娘の所持状況に応じて決めてもいいだろう。
史実では一度も芝を走っていないが、引退式で芝コースを軽快に走って武豊が「芝の馬だったかもしれない」とコメントしたエピソードを踏まえてか、芝適性はGではなくFを貰っている。そのため、芝因子を☆10以上積めば芝Bから育成開始可能。
短距離適性はJBCスプリント2着の実績があるのにCどまりだが、実際のところ短距離での実績はそれぐらいなので、同じくJBCスプリント2着があり1400mの重賞を5勝したファル子がBであることを考えれば妥当なところか。
ネックは覚醒レベル上げに育成実装と同時に追加された南部杯とかしわ記念の優勝レイが要求されるところ。しかも高レベルに有用なスキルだらけであり無視はし難い。南部杯はサークルpt、かしわ記念はフレンドptとの交換で購入できるが、レートはいささか高くつくうえにショップで購入できる1ヶ月分だけでは覚醒レベル5には足りないので、リッキー自身などで周回して集める必要がある。
育成シナリオは風水の普及を目指して奔走する一方、日本ダービーをきっかけにメディア出演が増えてレース以外の面で忙しくなり、レースへの向き合い方を巡ってホッコータルマエと衝突することになる。「風水でみんなを少しずつ幸せにしたい」リッキーと、「ロコドルとして苫小牧の人たちを喜ばせたい」タルマエの対比を軸として、クラシック級のチャンピオンズカップ以降、幾度となくタルマエ、そして先輩のワンダーアキュートとダート戦線で戦い続けることになる。
育成目標は最後の東京大賞典以外は3着以内でOKと比較的緩め。ただし最初のファン人数3000人という目標は、芝適性を上げていない場合、期限までに出られる重賞は最後のターンの全日本ジュニア優駿のみ。それ以外はPre-OPしかないため、メイクデビュー以降レースに出ずに全日本ジュニア優駿でうっかり事故るとメジロマックEンならぬコパノリッキEが誕生してしまうので要注意。
史実で骨折により出走できなかった日本ダービーはさすがに目標には入っていないが、出走・非出走でそれぞれイベントが発生し、シナリオの大きな転機となる。またクラシック級のJBCクラシックと東京大賞典に隠しイベントあり。
またクライマックス以外のシナリオではダートGⅠで11勝以上を挙げると隠しイベントが発生し、ステータスが大幅に上がる。全日本ジュニア優駿・川崎記念・かしわ記念・南部杯の追加により、ダートGⅠは育成中最大で14戦できるので、目標の7戦(実質最初の目標の全日本ジュニア優駿を含めれば8戦)以外に目標外でもしっかり勝っていきたいところだが、特にクラシック級ではホッコータルマエとワンダーアキュートがかなり手強いので取りこぼしに注意。シニア級だけでは8戦しかできないので、クラシック級までに最低3勝しておく必要がある。芝GⅠがないので練習ターンと認識しがちなクラシック級南部杯(10月前半)やチャンピオンズカップ(12月前半)、シニア級川崎記念(2月前半)の出走し忘れにも注意。
固有二つ名「勝利を呼ぶ縁起者」の条件は「ダートのGⅠを11勝以上し、全てのレースをやる気「絶好調」で出走し続けて育成を完了する」。クライマックス以外のシナリオでは上記隠しイベントと一緒に狙っていきたいところだが、アオハル杯・グランドライブではレース軽視傾向が強いため、育成との両立は難度が高い。
特殊実況はシニア級JBCクラシック。前提条件としてフェブラリーSか、かしわ記念(もしくは両方?)の勝利が必要と思われる。元ネタは2014年JBCクラシック。
リッキー絡みの実況といえば2015年フェブラリーSの「去年はなんとまさかのコパノリッキー、今年はやっぱりコパノリッキー!」が最も有名だろうが、ゲームシステム上、フェブラリーSは育成中1回しか出走できないので再現不能。残念である。
余談だが、育成シナリオ中において、リッキーを励ますためにファル子が作曲し、EDではリッキーが自分で歌い始めるコーラスがバリバリに入っておりセリフで歌詞も描写されている専用BGMが存在しており、その詳細が待たれる状態にある。なお、このBGMはトニー・バジルの「Mickey」(日本ではゴリエによるカバーが有名)と酷似しており、後述する実馬のエピソードから意図的に似せて作られたものと考えられる。
関連ウマ娘
- ホッコータルマエ
- ダート路線のライバル。リッキーの風水推しはやや迷惑がっており、リッキーの育成シナリオではその生真面目な性格ゆえに、風水の普及に努めるリッキーを「レースに真剣に向き合っていない」と批判する。とはいえ別に不仲というわけではなく、リッキーはドバイに旅立ったタルマエを案じ、タルマエもリッキーの空元気を人づての感想だけで見抜けるような仲であり、ホーム画面などでも普通に仲良く絡んでいる。モチーフ馬は1歳上で、2014年から2016年にかけてダートGⅠ戦線でリッキーとともに2強時代を築いた最大のライバル。2016年にタルマエがGⅠ級10勝の新記録を達成し、2017年にリッキーが引退レースでそれを更新した。直接対決では5勝5敗。
- ワンダーアキュート
- ダート路線の先輩。年長者として何かとリッキーにアドバイスをくれたり励ましてくれたりするが、同時にレースではバチバチに競い合うライバルでもある。モチーフ馬は4歳上だが、9歳まで走ったためリッキーの4歳・5歳時に幾度となく戦ったライバルの1頭。直接対決では5勝4敗。文字通りの無敵だった全盛期のスマートファルコンをハナ差まで追いつめたことがあり(2011年東京大賞典)、ファル子と対戦したことがないタルマエ・リッキーと、両者の時代を繋ぐ存在である。
- スマートファルコン
- ダート路線の偉大な先輩。リッキーの育成シナリオではリッキーとタルマエが衝突した際に仲裁したり、リッキーが迷った際に背中を押してくれたりと、ダート界の重鎮として後輩たちを見守る。モチーフ馬は同じゴールドアリュール産駒で、リッキーの少し前(スマートファルコンが5歳上で、引退した2012年にリッキーがデビュー)にダート界に君臨した逃げ馬。ちなみにリッキーも逃げ馬だが、逃げ一本ではなく好位先行もするタイプのためか、逃げ切り☆シスターズへの勧誘は今のところない。
- キタサンブラック
- 後輩で、幼い頃に同じ公園で一緒に遊んでいた幼なじみ。リッキーのシナリオではリッキーの併走相手としてサトノダイヤモンドとともにトレーニングに協力する。モチーフ馬は同じヤナガワ牧場の生産馬で、上述したリッキーのダートGⅠ11勝イベントでヤナガワ牧場の牧場長のエピソードを踏まえた描写がある。世代も近く(2歳下)、引退したのは同じ2017年。キタサンが引退レースの有馬記念を勝った5日後に、リッキーが引退レースの東京大賞典を勝っている。馬主同士も親しい。かしわ記念の公式イラストにも登場。
- マチカネフクキタル
- 開運キャラ同士で、リッキーのイベントで絡みがある。リッキーは中等部、フクキタルは高等部なのでフクキタルの方が学年が上で、リッキーも「フクキタルさん」とさん付けで呼んでいる。フクキタルの方はリッキーを開運の師と仰いでいるようで、イベントでは不運な目に遭って「リッキー大先生」と泣きついていた(その後の会話から、普段の呼び方は「リッキーさん」の模様)。モチーフ馬同士は特に目立った関連性はない。
史実
JRA史上3頭目(平地のみ)の最低人気でGⅠを勝利した馬であり、そこから最終的に史上最多のGⅠ級(GⅠとJpnⅠの総計)11勝を挙げるという極めて異例かつ偉大な実績を残した、2010年代を代表するダート馬。オーナーは「Dr.コパの風水手帳」の著者としても知られる、建築家の小林祥晃。主戦騎手は田辺裕信と武豊。
2010年、後にキタサンブラックやテーオーケインズを生産するヤナガワ牧場で生まれる。デビュー当初の評価はあまり高くなかったが、3歳となってトントン拍子に3勝を挙げ、世代重賞の兵庫チャンピオンシップも6馬身差で逃げ切り圧勝して日本ダービー参戦を表明したが、骨折で回避となる。
骨折から復帰後の2戦は惨敗し、4歳となって初GⅠとなるフェブラリーステークスに挑戦。抽選を突破してなんとか出走できた、故障後振るわない4歳馬という立場では評価が低いのも当然で、単勝272.1倍の最低人気だった。しかし2番手追走から直線抜け出し押し切りという紛れもない強者の競馬で、このとき既にGⅠ級を5勝していた1歳上のホッコータルマエを振り切り勝利。サンドピアリス、ダイタクヤマトに次ぐ3頭目の「最低人気平地GⅠ勝利」、サンドピアリスのエリザベス女王杯に次ぐGⅠ史上2位の単勝配当を記録した。これが初騎乗だった鞍上の田辺裕信にも初GⅠ勝利をプレゼントする。
余談だが、フェブラリーステークス挑戦直前に元気がなかったコパノリッキーが、トニー・バジルの「Mickey」を聞いて元気になってウキウキしだしたとのエピソードがある(Dr.コパから「ラテン系の明るい音楽をかけて元気づけてほしい」との依頼があり、最終的にこの曲をかけることになったらしい。ちなみにDr.コパ自身は当初曲名を「リッキー」と勘違いしていたとか)。先述したウマ娘内でのエピソードはおそらくこれが元ネタ。
続くかしわ記念も快勝してフェブラリーSがフロックでないことを証明すると、帝王賞ではワンダーアキュートの2着に敗れたが、JBCクラシックを逃げ切り圧勝して、ホッコータルマエとダート界最強の座を争う存在となる。
以降は2015年の二度目の骨折や、何度かのスランプがありつつもそのたびに復活し、2017年に7歳で引退するまでダート界のトップホースとして最大のライバル・ホッコータルマエや4歳上のワンダーアキュート、同期のサウンドトゥルー、3歳下のゴールドドリームらと第一線で鎬を削り続けた。
2015年にはフェブラリーステークスを今度は1番人気で勝ち史上初の連覇を達成。同一GⅠを最低人気と1番人気で連覇という空前絶後の珍記録をマークする。
地方ではかしわ記念で2016年と2017年も制して同レース3勝を挙げ、2014年・2015年のJBCクラシック連覇、2016年・2017年のマイルCS南部杯連覇、2016年の帝王賞、そして引退レースとなった2017年の東京大賞典を勝利し、史上最多となるGⅠ級11勝の記録を残した。通算33戦16勝のうち、GⅠ級レースに限ると23戦11勝となる。しかも1歳上にGⅠ級10勝のホッコータルマエがいてこの戦績である。
なお、2015年から主戦騎手が武豊に乗り替わったが、これは馬主のDr.コパの「武豊にGⅠを勝てる馬を回したい」という要望によるもの。最終的には引退レースの東京大賞典を田辺の騎乗で勝ち、GⅠは田辺で6勝、武で5勝となる。
2000mのGⅠ級を4勝しているが、適性としてはマイラー寄りだったようで、引退間際の2017年には1200mのJBCスプリントでもスタートで出遅れながら2着になっていたりする。
そのため、春はフェブラリーS→かしわ記念→帝王賞というローテが基本で、ライバルのホッコータルマエが3連覇した川崎記念(2100m)は一度も出走していない(同じ川崎2100mで開催された2016年のJBCクラシックは5着)。逆にタルマエは、リッキーが3勝したかしわ記念は2013年に勝っているもののリッキー台頭後はドバイワールドカップに3年連続挑戦したこともあり一度も出走していない。春は自分の適性距離を走り、秋に同路線でガチンコ対決というのがこの2頭の関係であった。タルマエとの直接対決時はリッキーが逃げ、タルマエがそれを徹底マークして潰しにかかるのがいつもの形だったが、そのせいで共倒れになることもあった(例:2015年チャンピオンズカップ)。
またリッキーはチャンピオンズカップとはなぜか非常に相性が悪く、4度挑んで最高が2017年の3着。あとは12着、7着、13着と惨敗している。
引退式では京都競馬場の芝コースを軽快に走り抜け、武豊はDr.コパに「芝の馬だったかもしれない」とコメントしたという。もし骨折せず日本ダービーに出ていたら果たしてどうなっていたのだろう?
引退後は種牡馬入り。ゴールドアリュールの後継として期待を集めており、2021年から産駒がデビューしている。
詳細は当該記事へ→コパノリッキー
余談
これまでに書かれているとおり、史実馬の馬主はテレビなどでも活躍中のDr.コパである。発表当日にはDr.コパ本人からもコメントが出ている。
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https://twitter.com/Drcopa58/status/1522018957968175110
その後、本人もウマ娘アプリを開始しており、ちょくちょく育成をやっていることがツイートされている。さらには本人出演のラジオ番組にて、前述した勝負服のデザインを風水的に正しくなるように修正を御願いしたことが明かされている。ついでに「夏頃に登場」と実装時期をお漏らししていたが、多くのトレーナーはサポカ実装かレースライバルとしての登場だと思っていて、いきなり育成実装だとは思っていなかった。
なお、育成実装後にリッキーを引いたのかどうかはよくわかっていなかったが(引いたと取れるツイートも、引いてないと取れるツイートもあった)、2023年4月の段階ではどうやらちゃんと入手しているようだ。
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