「そんなもの……バカバカしいほどに楽しかったに決まっとるじゃろうが!」
概要じゃ
冒険者学校で老教師の後任としてユーシャ達のクラスを受け持つ事になった新任教師。一人称は「我」で語尾に「~じゃ」をつけて話す。赤い髪に角と翼を生やした幼女の姿をしているが、その正体は未来の世界で勇者パーティーと戦った魔王その人。しかし、勇者パーティーと対峙した時の魔王の姿は自身の魔力で変えたものであり、前述の幼女のような外見が本来の姿である。因みに、変装のカルタードを使用しても魔王の姿になる事が出来る。
魔王ではあるが生真面目と言えるレベルの常識人で、ろ~る2では非常識な暴走行為に出たユーシャ達を叱責したり、迷惑をかけた人間に一緒に謝る等、何だかんだで面倒見の良さを見せている。その一方で、ろ~る5ではレッドブルドーザー(闘牛のようなモンスター)の尻尾を誤って引っ張ってしまった事で怒らせて暴走させてしまったり、ろ~る6では泥酔するまで飲んだ後に毛布を掛けないままパンツ一丁で眠ってしまった事で風邪を引いてしまう等、時折らしくない失態を犯してしまう事もある。昔はゴーレムに世話を任せっきりだった事もあり、自炊は出来ず部屋も散らかり放題である。また、高笑いする度に咽せる。
女戦士とは一緒に飲みに行く等、良好な関係を築いている。一方、勇者パーティーの事は「空気を読まない奴等」と認識しており、度々迷惑を被っている。
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初代から数えれば999代目の魔王であり、細かい部分は曖昧ながらもこれまでの魔王の3000年の記憶も全て引き継がれている。メイゴ(メイドの姿をしたゴーレム)や四天王といった配下は大勢いるものの、本心では孤独感と満たされない生活を送っており、ナラル島を支配する事で魔王城での生活を終わらせようとしていた。そんな最中、勇者パーティーとの最終決戦でユーシャ達が使った禁断の魔法「次元封獄界」の失敗に巻き込まれ、ユーシャが勇者になる前の時間軸にユーシャ達共々タイムスリップしてしまう。勇者も魔王も存在しない世界で勇者を誕生させまいと目論むも、幼女の姿が故に住民には全く相手にされず、空腹で意識を失っていた所をファイブ・ゴッド・ドラゴンファイブ・テイル・ドラゴン討伐クエスト中のロリコン幼女好きな冒険者学校の教師である女戦士に拾われ、成り行きでクエストに参加。クエスト達成後、共にモンスターを倒した実力を買われて冒険者学校の教師にならないか誘われ、一度は断るものの、王立で安定した生活を送れると聞くとあっさりと引き受けた。その学校に勇者パーティーが通っている事を知ると、ユーシャ達を退学へ追い込まんと策略を巡らすが、見た目の可愛さに加え生来の真面目さや面倒見の良さなどが重なった結果、逆に学校中のマスコットと化してしまう。更にユーシャ達の余りの自由奔放さから同じ事が繰り返されるだけだと推測し、嫌気が差してあっさりと魔王を辞めてしまった。
ろ~る12(最終回)では再びユーシャ達の敵として立ちはだかるが非情に成りきれず、魔王である自分を倒して欲しいとユーシャ達に懇願する。しかし、ユーシャがちびドラゴンに勇者の剣を食べさせた事と、メイゴが自身をちびドラゴンに食べさせた直後に吐き出された事で自分は魔王としての力を失い、その後は再び教師としてユーシャ達を指導する事になった。
マオについて、監督のかおりは進行役を担うキャラクターだと述べており、シリーズ構成のあおしまたかしはその役回りから裏主人公といっても過言ではないと述べている。
使用した技じゃ
ガイアゲート
ファイナルデッドエンド
ろ~る11で使用。一瞬で大量の料理を作り上げる。見た目は美味しそうだが味はとても不味く、自然界には存在しない味らしい。