GBDK(ジービーディーケー)とは、海外のフリーウェアで、ゲームボーイ開発キットである。MS-DOSを使用する。
任天堂「ゲームボーイ」及び「ゲームボーイカラー」互換で動作するプログラムをC言語とアセンブラの両方で開発することができ、またロムイメージも生成することができる一組の開発キットである。
公式サイトによると「Gameboy Developers Kit」の略称であるが、時期よって曖昧である。
概要
1990年代後期に Michael Hope 氏 と Pascal Felber 氏によって開発され公開されたツールである。
商用でない開発のためのフリーウェアで、できれば使用したら作品コピーを送って欲しいとしてるが彼らどこにいんの?
通常ではアセンブラでの開発が基本とされているが、この開発キットによってC言語での開発でき敷居が低くなったことから、個人でも容易に簡単なゲームボーイを開発することが可能となったのである。
そのため、2000年前後には、GBDKを扱った個人サイトが存在しており、過去にあった有名な商用ゲームの移植や、「GBで発見!綾波っち」などの同人作品が発表されてたらしい。
支援ツールが数多くある(今となっては、配布サイトの閉鎖による消失や、環境によって動作できないものもある現状。)
主にタイル(キャラクターのドット絵情報)の作成支援の「GBTD」と、背景マップ作成支援の「GBMB」という支援ソフトと合わせて開発を行うことが一般的であるというか、むしろこれらがないと、ものすごく不便である。
歴史
日本では2000年初期には、C言語でのプログラミング講座の一環として雑誌(ゲームラボとか)や書籍に(付録CDに「GBDK」「GBTD」「GBMD」一式が収録されたこともある)掲載し紹介されるが、実機作動のための書き込み用メモリカートリッジや、ROMライターという書き出し機(「アメリカの任天堂によって告訴され発売中止となった」という意味深な説明も追記されている)とともに大々的にアングラーな感じでの紹介されてることが多かった。やはりこういったものは不法な海賊版利用目的が大半で規制され続けてきたため、GBDK作品愛好家になったら肩身が狭い状況を強いられることとなるが、近年では書き出し機そのものがなくなり、品質はどうあれゲームボーイカートリッジ型のスマートカードにUSBを経緯して直接書き込めるタイプが主流となり流通価格も年々下がりつつあるが。。。
基本的にはゲームボーイエミュレータや互換機で動作させるために開発が目的とされており、ゲームボーイは実機においても特に音声関連(GB音源)に関しては発売時期や機種によって微妙な差があることからも、数あるゲームボーイエミュレータや互換機でも、音声関連の再現度がほぼ壊滅的な状況であり、実機での動作にこだわる者や推奨するGBDK作品の作者も多いとされる。そのこともあってか技術的に難易度が高いであるのか、音声関連の作成について扱う書物やWebサイトは少なく、あったとしても簡単な音の鳴らし方に留まっているようだ。
ゲームボーイ及びゲームボーイカラー対応のミュージックエディタのイメージロムである「Little Sound Dj」や「nanoloop」(ゲームボーイ版)は、GBDKで開発されてることで有名であり、前述の通りこれらはGB音源を扱うソフトのためか、エミュレータよりも実機での動作を推奨しており、書き出したカートリッジの流通販売もある。
現在、GBDKを用いた有名作品は「Little Sound Dj」「Nanoloop」以外では、あまり日の目を見ない状況である。
10年以上の長い年月を持ってして、飽きられていった枯れた技術の末路である。
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記事主よるゲームでない状態のただのサンプル的な恥ずかしいもの。