『灼眼のシャナ』(しゃくがんのしゃな)とは、2002年から2012年まで電撃文庫より刊行された高橋弥七郎著のライトノベル作品、またはこれを原作とするアニメ・漫画・ドラマCD・ゲームのことである。
灼眼のシャナ | |
小説 | |
---|---|
作者 | 高橋弥七郎 |
イラスト | いとうのいぢ |
出版社 | メディアワークス アスキー・メディアワークス KADOKAWA |
レーベル | 電撃文庫 |
刊行期間 | 2002年11月-2023年11月 |
巻数 | 全27巻 (本編22巻+短編集5巻) |
漫画 | |
作画 | 笹倉綾人 |
出版社 | メディアワークス アスキー・メディアワークス |
レーベル | 電撃コミックス |
掲載 | 月刊コミック電撃大王 |
掲載号 | 2005年4月号-2011年10月号 |
巻数 | 全10巻 |
小説・漫画テンプレート |
人間の持つ「存在の力」を喰うことで「いなかったこと」にする異世界の住人“紅世の徒”(ぐぜのともがら)と、それを討つことでこの世のバランスを維持する元人間の異能者フレイムヘイズが、人間社会の裏に存在し戦い合う世界を舞台に、シャナと坂井悠二の成長と戦いと恋愛を交えて描かれる痛快娯楽作品。
原作はナンバリングである本編22巻に加えて短編集5巻の全27巻。累計1080万部を越える人気作である。本編の巻数表記はローマ数字のため、終盤になるにつれては表記がだいぶややこしいことになっている。イラスト担当のいとうのいぢが初めてラノベの挿絵を手がけた作品であり9年間に渡って刊行されているため、上達ぶりをつぶさに見ることができる。
広い世界を舞台とする長編物の宿命として、かなり登場人物が多くなっている。また、群像劇の傾向が強く、主人公であるシャナと悠二以外のキャラクターに焦点を当てることも多い。全巻読んだ後に、wikipediaに載ってる登場人物一覧表を見ておくと良いかもしれない。
この作品では本編に連なる短編(あるいは中編)は『外伝』、本編とは繋がりのないなんでもありな話は『番外編』と定義されている。違いは中身で一目瞭然だが、タイトルも外伝はカタカナ表記で、番外編はひらがなで表記され区別されているため判別は容易である。
これとは別に5の倍数巻(除く20巻)では本編をプロローグとエピローグに挟みつつ、本編の過去を描いた外伝が描かれているが、これは現代である本編ストーリーに深く関わる過去編であるため。
ドラマCDや漫画やアニメなどメディアミックスも広く展開しており、ドラマCD、ゲーム、漫画では、作者による公式外伝も存在する。
→ 灼眼のシャナの用語一覧を参照
2005年10月にテレビアニメ第一期が放映され、2007年にはTVシリーズ第二期「灼眼のシャナⅡ」(全23話)が制作、放映。第一巻を比較的原作寄りにアニメ化した劇場版も制作された。
2009年10月からはOVAシリーズ『灼眼のシャナS』(全4巻)が発売され、2010年10月から第一期が再放送された。
2011年、続けて第二期も再放送され、第三期III-Finalが告知された。同年10月より「灼眼のシャナⅢ」(全24話)が放送され、最終巻までをアニメ化、完結した。
二期&三期について詳しくははそれぞれ「灼眼のシャナⅡ」「灼眼のシャナⅢ」を参照。
原作とはキャラの性格・設定・ストーリー・デザインなどが大きく改変されており、基本的に原作とは別物と考えた方が良い作品である。
これは第一期制作時点では二期の制作企画は全く立ち上がっておらず、(当時は最初で最後のアニメシャナになるはずだった)第一期を切り良く終わらせるためのオリジナルストーリーを重視した結果と、想定外に始まった二期以降もその改変に引きずられているという面が強い部分もある。
こうしたことから、原作には全く存在しないアニメ版オリジナルのキャラクターや道具なども幾つも存在する。
「原作をアニメ化したもの」としての評価は微妙であるが、単純なアニメ作品としては十分に成功の域の作品であり、『灼眼のシャナ』の知名度を大きく広げた。
アニメDVDの特典映像では、「シャナたん」というシャナのデフォルメキャラが登場しする。また、原作が同じ出版社(角川)であることや、アニメの制作会社が同じ(J.C.STAFF)であることから、とある魔術の禁書目録のインデックスが友情出演したことがある。
話数 | サブタイトル | 動画 |
---|---|---|
第1話 | 全ての終わり、一つの始まり | |
第2話 | 灯る炎 | |
第3話 | トーチとフレイムヘイズ | |
第4話 | 惑いのフレイムヘイズ | |
第5話 | それぞれの想い | |
第6話 | 交錯・発動・対決 | |
第7話 | 二人のフレイムヘイズ | |
第8話 | 麗しのゴブレット | |
第9話 | 恋と欲望のプールサイド | |
第10話 | 絡まる想い | |
第11話 | 悠二とシャナとキス | |
第12話 | ゆりかごに花は咲いて | |
第13話 | 校舎裏の宣戦布告 | |
第14話 | 偉大なる者 | |
第15話 | 炎の生まれた日 | |
第16話 | 炎髪灼眼の討ち手 | |
第17話 | 新たなる序章 | |
第18話 | 砕ける願い | |
第19話 | 戦いの中で | |
第20話 | 非情のヴィルヘルミナ | |
第21話 | 遠ざかる想い | |
第22話 | 揺らぐ炎 | |
第23話 | 星黎殿の戦い | |
第24話 | 紅蓮の想い |
漫画版は『月刊コミック電撃大王』にて連載されていた。全10巻。原作にほぼ忠実な設定・ストーリー・デザインで評価も高かったが、原作5巻の過去編を前にして連載終了となった。作画:笹倉綾人。
また、『電撃マ王』にて原作10巻を元にした外伝「灼眼のシャナX Eternal song -遙かなる歌-」が2012年まで連載された。全5巻。作画:木谷椎。
掲示板
466 ななしのよっしん
2024/05/20(月) 15:28:20 ID: Odh3zRex0u
数ヶ月前に最新刊を本屋で見つけて
なんか嬉しくて買って読んでしまった
最古のフレイムヘイズことカムシンの始まりの話から
新たな存在であるユストゥスのお披露目と未知なるその先へ
時間のパースペクティブが楽しい一冊だったぜ
467 ななしのよっしん
2024/09/10(火) 10:39:41 ID: Iv9fadpdvU
誰か俺にフリアグネの強さを教えてくれ
どういったとこが強いんや
468 ななしのよっしん
2024/12/11(水) 21:56:37 ID: b76/Lhla+S
フリアグネの強さは大きく3つ
まず一つが、単純な存在の強さ。王であるため、内在している力がかなり大きい。これに関しては本編の戦いがハイエンドすぎたので過小評価してしまうのはしょうがない。
次に、下僕である燐子の強さ。燐子の力の強さもさることながら、真に恐ろしいのはその知能の高さ。1巻始めに出てきて瞬殺されたキューピー人形より高い知能を持った燐子はダンタリオン教授の燐子たるドミノだけで、そんな知能の高い燐子を多数統御している。そのため、絶対に裏切らない統率の取れた軍隊のような連携が可能である。
最後に、持っている宝具の脅威。かすれば即死のトリガーハッピーに、炎無効のアズュールと武器封じのバブルチェーンが極めて厄介。あの世界は火属性以外の属性攻撃も銃や投擲などの物理遠隔攻撃も素質由来の固有技能なので、大半のフレイムヘイズは格闘戦+炎攻撃しか傷つける手段がない。
さらに、本来宝具を使えない燐子が全員宝具を使えるので、多数の兵士による強力な武器での集団戦を、即死攻撃をしながら大将は遠隔攻撃を無効化してくると
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2025/01/11(土) 02:00
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