生(なま、せい、しょう、き、ふ、うぶ、・・)とは、読みが多いことで有名な漢字である。
生(なま)
加工していない、直接、という意味である。
▼赤ちゃんほしいですか?
「いいえ」の方▼
生(き)
純粋な、混じりけのない、という意味で接頭辞として使われる。
生醤油、生娘、生真面目、生糸、・・
生(せい、しょう)
生きていること。生命が生命であるゆえん。ヒトの場合は人生とも。
その定義はかなり困難。死について理解できれば、生について定義することも或いは可能なのかもしれない。
いきてるってなんだろう。
生(ふ)
植物が生えている場所という意味。芝生、浅茅生、・・
人名
作品名
漢字として
- 意味
- 生きる、生える、生まれる、産む、生命、現れる、生かす、生き物、イキイキした、なま、うぶ、未熟、育てる、造る、人、民、なりわい、進む、起きる、先生、生徒、という意味がある。〔説文解字〕には「進むなり」とある。
- また性と通じて、さが、という意味がある。棲を代用する。
- 字形
- 植物が芽吹くところの象形。〔説文〕には「艸木生じて土上に出づるに象る」とある。
- 音訓
- 音読みはセイ、ショウ、訓読みは、ある、あい、いかす、いきる、いける、うまれる、うむ、うぶ、おう、き、なま、なる、なす、はえる、はやす、ふ。名のりに、おき・すすむ・たか・ふゆ・よ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第1水準。
- 部首
- 生は部首生部を作る。生を意符・声符として持つ字を収める。意符としては、生える、生まれることに関することを表す。
- 声符
- 生を声符に持つ漢字に姓、夝、狌、性、旌、牲、胜、眚、笙、甥、貹、鮏、曐(星)、𤯷などがある。
- 異体字
- 𤯓は、〔玉篇〕にある異体字。
- 𠤵は、則天武后が作らせた生の字。
- 互換文字
- ⽣は、Unicodeで生と互換な文字である。⽣は部首としての生を表す文字。
- 語彙
- 生育・生花・生家・生涯・生活・生還・生気・生計・生後・生殺・生産・生死・生熟・生色・生食・生殖・生々流転・生前・生憎・生息・生態・生誕・生長・生徒・生年・生物・生味・生民・生来・生理・生霊